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奥田民生、阿部義晴。

奥田民生と、阿部義晴。

こんなに素敵な関係性の2人を、私は他に知らない。


ユニコーンというバンドの素晴らしさ。
その素晴らしさの所以を一言で表すならば、「仲の良さ」であると私は思う。

造り上げる音楽の素晴らしさはもちろんだが、その音楽ですら、メンバー間の関係性がうまく成り立っていないと、良いものは出来上がらない。

その点ユニコーンは、メンバーそれぞれの関係性が出来上がっており、尚且つ良好だ。

中でも民生さんと阿部さんの関係性は、他に類を見ないものである。


私は個人的に、民生さんが阿部さんに特別な感情を抱いていることを、とても嬉しく思う。
というのも、民生さんはユニコーン以外にもたくさんの方とコラボやバンドをやっている。

それこそ、井上陽水奥田民生や、カーリングシトーンズ、サンフジンズ、地球三兄弟など、端から見ても「豪華!」と思う顔ぶれである。

そして皆さん実力者なだけあり、演奏も素晴らしい。

しかしどういうわけか、民生さんの雰囲気が、「よそ行き」な気がするのだ。
もちろん楽しげには見えるし、仲の良さと充実感も伺えて素敵だと思う。
しかしなぜだかユニコーンでいる時の雰囲気とは明らかに違うものを感じるのだ。


恐らくそれは、「ホーム」であるか否か、ということだと思う。民生さんにとってユニコーンは、自分の育った場所であり、気心知れた、互いの音も熟知した仲間たちとのバンドだからだと。

そして中でも、阿部さんがいる。


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