[中編] EBI & UNICORN~狙ったエモノは逃さねえ~ ライブレポ in Zepp 名古屋(22.4.13)


この記事は中編です。前編はすでにアップ済みなのでそちらも是非。



9.夢 Me Tender

前回のドライブしようよツアーの配信で、民生さんが仰け反りながらオフマイクで大熱唱していたのを見て、「この曲を生で見るときは民生さんに注視しよう」と固い決心のもとライブ参戦したので、ほぼ民生さんしか見ていなかった。

  
前奏部分で、おもむろにドラムの側へ行って腰掛け、ギターを弾く民生さん。そしてしっかりと目に焼き付けました、オフマイク大熱唱。ギターソロも半端なくかっこいい。


民生さんに注目していたにもかかわらず、やはり川西さんに心を持っていかれる瞬間が何度もあった。この曲ではドラムの音圧、迫力が増し増し、心臓に直接音がドンドン響いて、脈拍が止まった。(止まってない)


去年生で聴いたときは、ツアー2日目のバリバリ初日だったこともあり、多少音のバラつきがあったが、今回はビッタリひとつにまとまっていてより一層かっこよかった。


前回のライブでも思ったが、EBIさんの土台としての力が半端じゃない。ハモりのピッチ、音量バランスと安定感が凄まじい。
現在のツアーでは、完全にはっちゃけ大爆発要員と化しているが(おい)、昔、阿部さんが加入する前は、「メインボーカル : 奥田民生、ハモり : EBI」の図がスタンダードだったのも納得の歌唱力。



~茶番劇③ 川西さん編~

感動的な2曲が続いた後、何事もなかったかのようにおふざけモードに再突入するユニコーン。
またもや会場暗転、EBIさんのアテレコは民生さんが務める。

 
(´ё ` ) よぉ、俺はぁ~EBIだぜ。俺はぁ、狙ったエモノはぁ逃さないんだぜ。今日のエモノはぁ、どこだ??

 
民生さんのアテレコに合わせ、銃を客席に向けるEBIさん。

 
(´ё ` ) エモノはどこだ??おみゃあか??おみゃあか??てみゃあか??
(訳 : お前か?お前か?テメーか?)

 
またもや愛知の訛りを、今度は得意気に話す民生さん。みゃあみゃあ可愛い。

 
エモノを探していると、袖から川西さん登場。アテレコは阿部さんが務める。


(´.レ_ ` ) どーもー!!私、川西不動産でございます!!出物ならここにありますよぉ~!!

(´ё ` ) 出物??出物なんて探していない。俺はエモノを探してるんだ!!

(´.レ_ ` ) えぇー!?!?!?出物じゃないんですかぁ!?そっかぁ、まあ、この後エモノになるんで。

(´ё ` ) え???

(´.レ_ ` ) あのぉ、この後、僕エモノになるんで。

(´ё ` ) え?お前がエモノになるのか??

(´.レ_ ` ) はい、あのぉ、エモノになるんで。全然撃っちゃってください笑


まさかの「自分を撃ってもいい宣言」をする阿部さんに一同爆笑。

 
 
エモノと出物をかけたgdgdトークが繰り広げられたあと、話は互いの持つ銃へと展開。


EBIさんが銃をしまう動きをする度、

 
(´ё ` ) クルクルクル……スチャッ
クルクル……スチャッ


と、小さな声で効果音を担当する民生さん笑


(´.レ_ ` ) このぉ~銃はぁ、すごいんですよ!これを打つとぉ、おならが出るんです!

(´ё ` ) え???ちょっと撃ってみて。

(´.レ_ ` ) いきますよぉ!さん!にー!いち!………ぷうっ!

 
打ち合わせにない設定を急遽加えてしまったものだから、おならの効果音をセルフで担当する阿部さん笑

 

(´.レ_ ` ) ね、今ね、前の方の席の人たちはね、あまりの臭さに失神寸前だと思いますが笑


おならの効果音に合わせて、律儀にお尻をつき出すEBIさん、阿部さんが急遽作ったよくわからない設定をしっかり守っております笑


あまりのgdgdっぷりにいよいよ収拾がつかなくなってきたので、民生さんが無理やり次の曲に繋がるトークをぶち込む。


(´ё ` ) あんたね、そんなことやってると、「しわ寄せ」がくるぞ!!

(´.レ_ ` ) しわ寄せ…??なに急に笑


しかし楽しくなっちゃってる阿部さん、民生さん渾身の話題転換にまったく気付かず。


(´ё ` ) いやだからぁ笑 「しわ寄せ」が笑!!

(´.レ_ ` ) !!!  あっ!「しわ寄せ」ね!!


やっと阿部さんが気付く。川西さんの動きに合わせ、


(´.レ_ ` ) それではね、今から私が歌を……歌と呼べるかわかりませんが、


急な川西さんへのディスりに一同大爆笑。

 
(´.レ_ ` ) あのぉ、ね笑! 心を込めて、歌うことが大切だと思っていますから!笑
私の魂を!ソウルを!聴いてください笑!その、音程とかは、あんまり気にせずに…!


フォローがフォローになってない阿部さんにさらなる爆笑が起こる。



10.ロック幸せ

「しわ寄せ」からの「幸せ」。
川西さんはステージを縦横無尽に動きまわりながら歌唱。


民生さんのドラムも、川西さんとはまた違った良さがあって素敵だった。


この曲に関しては正直、ステージでの出来事より、それまで微動だにせずじっとステージを見ていた左隣のお姉様が、突如ノリノリになっていらしたことしか覚えていない。(おい)



~MC②~

川西さんが歌い上げ曲が終わると、すかさずEBIさんが前に出てきて川西さんに一言。

 

(^↓^) 今日もいただきだっよーん♪(歌い終わってドラムへ移動)

(∂∀∂) ……普通でしたね、最後。次回に期待しましょう。


阿部さんに引き続きEBIさんにもディスられる最年長(^↓^)


(∂∀∂) ね、今回こんな機会を作ってくださって、もう皆さんのおかげでね、本当に感謝しています

(´ё ` ) 最後みたいな感じで言うな、なんだったらまだ半分ぐらいや!

(∂∀∂) まあでもね、体力的にはもう最後です


静かに呟くEBIさんに、会場は爆笑の渦。


(∂∀∂) でもね!!まぁやるだけやりますよ!

(´ё ` ) そうね

(∂∀∂) うん!やるだけやって、ダメだったらそれまで!

(一同爆笑)

(´ё ` ) 新人みたいなこと言うな!なんやねん「やるだけやってダメだったらそれまで」って!


EBIさん、今日もキレッキレです笑


11.お前BABY

キレキレEBIさん、無双状態突入の1曲目。


ふざけているにもかかわらず、EBIさんのボーカルの安定感が半端ない。


ここで気付いたのだが、民生さんや阿部さんは「今日は喉の調子あまりよろしくないのかしら」「今日は絶好調じゃん!」と、日によって喉の調子の変化が明確にあるのに対し、EBIさんはいつも一定。凄まじい安定感。人間なら普通調子の変化があるはずなのに、面白いほどいつも一定。一体彼の身体はどうなっているんだ。(褒めてる)


EBIさんのはじけっぷりに目が行きがちであるが、なぜそこにばかり目が行くのかというと、ピッチのズレや声の調子を心配する必要がないから。


みんなを支えるハモりや土台としての才能も、ボーカルをとる才能もあるのに、加えてあのハイテンションだと?逸材すぎる。



12.米米米

お前BABYが終わり、一度袖に捌けたEBIさんが、あの合言葉とともに戻ってくる。


(∂∀∂) こーめーがーひーとつでぇ???


すでに半笑いの会場。しかしEBIさんは動じない。


(∂∀∂) こーめーがーひーとつでぇ???

(´ё ` ) こめ。


民生さんの即答にまた笑いが起きる。見かねたテッシーが助け船。


ζ ` Θ´ζ マイ?

(∂∀∂) こーめーがーふーたーつーでぇ???

(´ё ` ) こめひょー。

(∂∀∂) アッハッ!! こーめーがーふーたーつーでぇ???

(´ё ` ) こめひょー……コメコメ?米米CLUB??

(∂∀∂) こーめーがーみっつでぇ???(←ガン無視)

ζ ` Θ´ζ マイベイベー
(^↓^)マイベイベー
(´ё ` ) マイコメコメ

(∂∀∂) そう!!!!

(´ё ` ) そう!?!?

 
 
問いかけに対するアンサーなど聞いちゃいないインマイワールドEBIさん。そして始まる米米米。


EBIさんの麦踏みダンスと、ひとりだけノリノリでお尻をフリフリしながら楽しそうに演奏する民生さんが見れたので大満足です。



13.BLACKTIGER

個人的にめちゃくちゃ印象に残った曲。


袖に捌けたEBIさんがベースを弾きながら戻ってくると、自然と始まる手拍子。


再結成時のドキュメンタリーで音入れをしている映像を何度も見ていたので、いつか生で聴きたいと思っていた。いざ生で聴くと、やはり音源の何千倍もよかった。


後ろの4人のコーラス隊の一体感と、ボーカルをとるEBIさんの爽やかな歌声がマッチしてめちゃくちゃかっこよかった。永遠に聴いていたい。



~茶番劇④ 阿部さん編~

会場暗転、EBIさんが登場し、アテレコを担当するのはテッシー。

 
ζ ` Θ´ζ パカラッパカラッ…

 
相変わらず馬の足音まで担当するオカン。そして袖から阿部さん登場。アテレコは民生さんが担当。


(´ё ` ) よぉ、俺はぁ、イチローだぜ。


民生さんのアテレコに合わせ、バットを構えるジェスチャーする阿部さん。
しかし、民生さんのイチローはそっちのイチローではなかった模様。


(´ё ` ) もっともーっとタケモット♪ピアノ売ってちょーだい♪キビシーッッ!!


慌ててキビシーのポーズをとる阿部さん、野球のイチローではなく、タケモトピアノの財津一郎だったというオチ。


(´ё ` ) 財津和夫じゃないよ?一郎だよ??


さらにチューリップの財津和夫の話もし出し、イチロー違いからの財津違いというカオスな展開。その後も、


(´ё ` ) 俺は大トロ康平(大友康平)だ!!海老(EBI)を回転寿司で最後に食べることはないだろう??最後はやっぱり大トロだろ??


等やりたい放題散々やり、大友さんの物真似をするなどしてgdgdに笑


しかしここの話題、私はほとんど理解できなかった。(ここにきてジェネレーションギャップ)


タケモトピアノのCMは見たことがあったが、財津一郎さんをタケモトピアノの社長さんか何かかと思っていた。


キビシーッ!!と民生さんが言い出したときはわけがわからず、その後出てきた財津和夫さんも存じ上げなかったので、ひとり「???」状態に陥っていた笑


終演後、母に「あのくだりどういうこと?」と聞き、やっと財津一郎さんがタケモトピアノの人じゃないことを知る。


 
14.WAO!

茶番が終わるとドラムがスタートし、民生さんが赤いカウベルを取り出す。


カウベルが入る前、阿部さんが民生さんに近寄り耳元近くで話しかけ何やら談笑。


その後の演奏は言わずもがな圧巻、サビのコーラス隊の美しさが半端なかった。阿部民の往年のハモりも綺麗に決まり、間奏では阿部さんがテッシーに近寄り隣にならんで演奏。


EBIさんがご当地のものを叫ぶ部分、今回は


(∂∀∂) えびふりゃー!!


でした笑


15.Boys & Girls

WAO!終了後、すぐさまドラム周りに集合するテッシー&EBIさん。そこに少し遅れて阿部さんも集合。


残るは民生さん、ゆったりとお酒の入ったグラスを手に取り、一口飲み、タオルで口元を拭ってから他4人の待つドラム周りへ集合するというマイペースっぷり笑


曲が始まると特効が飛び、銀テープが思い切り阿部さんにかかる。


この曲も生の方が断然かっこいい。阿部民のハモり、阿部EBIのハモりがバッチリ決まっているうえに、3本のギターはどれも音色が違ってそれぞれの良さがあり、聴いていて楽しい。

 

(´.レ_ ` ) 名古屋ーー!!愛してるぜーー!!!


のシャウトとともに入った間奏部分がとてつもなくかっこいい。私はテッシー&民生さん側の席だったのだが、2人の音が綺麗に重なり、音圧も増し増しで聴き応え抜群だった。


印象的だったのは阿部さんのお顔。この間奏部分で客席を見渡し、柔らかな笑みを浮かべていらした。本当に楽しそうに笑っていて、なんだか少し泣きそうになった。



16.ヒゲとボイン

B&Gが終わると、自分がボーカルを取る2曲を 無事やり遂げた阿部さんがにこにこしながら、


(´.レ_ ` ) よしっ!よしはる!!よし、よしはる!!よしはるよしっ!!!


と無邪気に言いながらキーボードブースへとお戻りになった。非常に可愛らしかった。


キーボードブースに着いた阿部さんがイントロを弾き出し、曲スタート。


個人的に1番楽しみにしていた曲。言わずもがな最高だった。ここで民生さんのすごさをひしひしと感じた。


高音になると、昔の声の面影が強くなる。本人なのだから当たり前だが、私は若い頃の民生さんをリアルタイムで知らないので、昔の面影が見えると「ほんとに同じ人なんだ!!」と興奮状態になるのである。


サビのドラムの迫力も凄まじく、ハモりの精度もとんでもない、とにかく全てが完璧だった。


最後のライブバージョンの終わり方も生で聴けてよかった。あんなにかっこいいバンドがほかにいるだろうか。何から何まで素晴らしすぎて書ききれない。それほど強い衝撃を受けるかっこよさだった。





~後編に続く~

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?