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ビジネス(男性社会)からの脱却?

今日は仕事をやめる理由について文章化しておく。

もともと、私はいわゆるビジネスの世界に憧れを持ち、小学生の頃の将来の夢はサラリーマンだったらしい。
就活では、地域(東京、大阪以外)、社風と、あとはスキルアップができるかどうか、という点を最も重視してた。

多分、つい近頃までビジネスの世界で成功しなければ人間として強くなれない、認められない、と感じていたように思う。
子どもの頃の父親への憧れだろうか。
そこから男性の世界(ビジネス)で男性と対等に、能力を発揮する。
無意識的にそこでしか真に評価されないと、そう思っていた気がする。

しかし、今はビジネスの世界での成功に魅力を感じなくなった。
少なくともそれが全てでは無くなった。
何故だろう。
男性社会への幻想に気付いたのか。

就職した会社が悪かったとは思わない。
仕事内容として、男だから、女だからと、そういうのも基本的には無く、女性の管理職は極端に少ないが、全体で見ると女性率は業界(IT)平均より高い。
仕事的に男女差を感じることはあまりないが、バレンタインデーに女子社員からと言ってカンパで男性社員へチョコ詰め合わせを渡すのは苦痛だった。

色々なお客様と色んなことを経験させてもらって、仕事の幅も広かったと思う。
もちろん全体像が見えたとまでは言わないが、数年働いてそれなりの範囲が見えて、でもそれ以上先をもう見なくても良いと思ってしまった。

子どもの頃は、父親=理性的、仕事で成功、母親=感情的、我慢していて弱い、という印象があり、知らぬうちに自分は男性社会で認められなければ、と考えてしまっていたと思う。
しかし今の感覚では、仕事がすごくできる人、そうじゃない人は確かにいるが、できる人=強い、かっこいい、ではないと感じる。
できる人は、周りを犠牲にするまでは言わなくても、少なくとも私もこうなりたいな、と思えるビジネスマンには会えなかった。

また、弱った大人を見たことも理由かもしれない。
当たり前だけど、完璧な人間なんていなくて、オフィスでは悩み、飲み屋では愚痴をこぼし、きっと家でも弱っているのだろう。
周りも自分も、ビジネスで成功、もしくは失敗しないために、傷つけすぎでは?と思ってしまう。

トータル、それなりにビジネスの世界をのぞいてみると、そんなに憧れなくていいな、と思った。

じゃあなんで心理職なのかというと、自分の最大の興味が人間だったからだ。
人間を知る方向性として、社会学とか、映画とか、いろいろあるとは思う。
けど、心理学が1番ダイレクトに人間だし、臨床心理では人間そのもの一人ひとりと向き合わざる終えない。
あとは、一応資格制度もっとって勉強のプロセスもなんとなく見える。
ので、まずはやってみる。
楽しく続けられるたいいな。

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