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ResearchatLT vol.2に参加させていただきました。

本日は、ご清聴いただきまことにありがとうございました。
私は第一部、開始から45分後くらいにお話しさせていただきました。


以下、使用スライドまとめ(5枚)、参考文献・資料、お世話になった方のリンクです。


・使用スライドまとめ

いたのりさちゃん(Tamakiさんにキャラデザのラフを以前いただいて作成したファンアート版りさちゃん。今回はファイテングポーズをとっています。りさちゃんについては別記事(https://note.com/runningremon/n/n1304e7d4a4bc)をお読みいただけると幸いです。)
★まいんさんによって立体化されたりさちゃん。別ポーズ(指差し.ver)を作っていただいたので折角なのでふんだんに使いました。 ★「栄養」というジャンルは文系?理系?と訊かれることがありますがどちらの要素も必要です。その理由と実態を私の理解する範囲で少し書かせていただきました。
★国家資格を持つ持たないにかかわらず、成分表やデータベースの使用自体に許諾は要りません。そのため、きちんと意味を理解して数字を扱う・統計を使えるかどうかが重要になります。
★八訂に改訂されて、より詳細に栄養素を算出することができるようになりました。
5枚目は私がいま面白いと思っていることをお話ししました。たとえば白米の炊飯時に使用する水道水を取り入れて地域密着の摂取量を算出することも予想されます。また、食事摂取基準は国からのオーダーなのでそれに沿って食事計画を立てていく際に成分表も使われます。


<いただいたご感想やご意見>

・実際に業務で成分表を使って理論値を出していました。(おお…いらっしゃるんだなあと思いました。)

・八宝菜のカロリーとかって載っているのかな?(→載っていました。

2015年食品成分表の総菜の説明のp525より、6種類の市販の配合をもとに計算したと書かれています。
https://www.mext.go.jp/component/a_menu/science/detail/__icsFiles/afieldfile/2016/11/30/1365334_1-0322r8.pdf

2020年版の説明のp525でも、6種類の配合割合を用いたと書かれています。
https://www.mext.go.jp/content/20201225-mxt_kagsei-mext_01110_011.pdf
→同一の配合割合をもとに計算したのでは。
ただし、エネルギーの算出の方法が2015年と2020年では異なっている(つまり、材料となる食品のエネルギーなどが異なる)ため、八宝菜自体のエネルギーの値も低くなっています。(上記2020年版のp601参照)


・水のミネラル大事ですね。味も変わるし。(そうですね。国ごとに味や成分が違うのかなと思っています。)

・成分表を正しく使うための知識を得るためにどんな教材がありますか?(まずは成分表の数値を読むだけではなく、その説明(上記のような)を読むことでしょうか。使い方によりますが、食事の栄養価を計算する、などなら、
食事摂取基準と、佐々木先生のわかりやすいEBNなどで栄養疫学の基礎を学んでおかれるとよいと思います。)


あとは個人的な反省とお伝えすればよかったなと思ったこと。

その1、「カロリー」って「エネルギー」の単位のことです……!!
エネルギーの単位がカロリーなので用語ではなく、成分表においてはエネルギーで通すのは食事摂取基準で使われる用語であること、世界共通の栄養学の用語にエネルギー産生栄養素orマクロ栄養素のいずれかが使われています。ごめんなさい。先に言えばよかったですね…。

その2、食事摂取基準も大事だけど、成分表を読み解くには成分表の本文をはじめとするPDFを読もう!!
もうね、読みものだから読むほうが早いです。読み方を間違えるほうが難しいんだけど拾い方がわからない場合は上記の2つをぜひご一読ください。イメージしやすくなるはずです。私も読みました。

その3、私の話す(聴く)力を鍛えねばならない。
これはゆゆしき事態です。自分ひとりで練習するのとともに(今壁打ち中)、どなたか練習台になってくださる方を見つけなければならない…!(というわけで随時募集中です。)

以上です。長々と書いてしまいましたが、お読みいただいてありがとうございます!
参加させていただいて大変勉強させていただきましたResearchat.fm様、コメントいただいた方々、お聴きくださった皆様にあらためてお礼申し上げます。


自走形レモン

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