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ドラゴンフライとエアズームビクトリー (dragonfly and air zoom victory)+故障


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前回、ドラゴンフライとエアズームビクトリーについて感覚的なところを書きました。

今回はドラゴンフライで(1000+400)3セット、エアズームビクトリーで1000×3+400×2を行ったため、データを含めてレビューを書いていきます。まず今回数日前のことですが、エアズームビクトリーでインターバルを行いアキレス腱炎を発症しました。数日は走らずに回復に専念しますがシューズが悪いとかそういう話ではなく私の力不足や耐久力不足を実感しました。厚底規制でスパイクに移行した市民ランナーの皆様もお気をつけてください。

では本題ですが、いずれの回でも1000mは2'57秒程度、400mは66秒程度でした。strydという計測装置を装着して練習を行ったため、比較のデータ図を上の方に載せています。少し見づらかったら申し訳ありませんが、図の左側がドラゴンフライ  、右側がエアズームビクトリーのデータです。オレンジの線でPOWERを計測し、水色の線でLeg Spring Stiffness(LSS)一歩一歩の反射能力を測っています。簡単にいうとタイムが同じであればPOWERが低くて、LSSが高いと効率が良い走りと言えます。今回の比較ではエアズームビクトリーの方がPOWERの割にLSSが高く、ランニングエコノミーはドラゴンフライに比べて優れているということがわかりました。が、これはインターバルトレーニングでという仮定です。①エアズームビクトリーは構造上強いフォアフットを要求されるため、5000m続けて同じ走りができるのか、②単純に足への負担に耐えられるのか

この2つの問題をクリアできる方であれば5000mでドラゴンフライよりも優れたタイムが出る可能性が高いと思います。私はもともとヴェイパーフライネクストよりアルファフライの方で優れたデータを出してきたため、構造の類似点からも現状、14分台で走る力があれば5000mでもエアズームビクトリーを選択するでしょう。しかし足が耐えられない。当面は3000m以上の距離はドラゴンフライで走ります。今後1500mのレースも予定しているため、そこではエアズームビクトリーを使おうと思います。

今回客観的なデータを元にNIKEの新作シューズのレビューを行いました。ドラゴンフライもエアズームビクトリーもまだまだ市場に出回っている数が少ないですが、今後流通すると思いますので、皆様が購入される際の参考になればと思います。

なお最後に前回レビュー時とエアズームビクトリーが、ホワイトからブラックにカラーが変わっています。ドラゴンフライは25.0cmでジャストでしたか、エアズームビクトリーは25.0cmでは大きく24.5cmを海外から購入し直し、ジャストサイズでした。


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