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ADIZERO ADIOS PRO 2.0レビュー

10月も後半にトラックシーズンからマラソン、ロードレース、駅伝シーズンへの移行期になりました。今年はトラックのシューズ規制によりトラックレースに多数出場するスタイルの私は厚底カーボンシューズを履く機会が昨年までと比較すると数分の1程度になってしまいました。時折ヴェイパーフライを履いてポイント練習をするとドラゴンフライを履くときに比べ楽に走れるなと思う反面、やや扱い方を忘れたなあと感じることもあります。

直近では10月17日に公認のトラック5000mにドラゴンフライを履いて出場し、15‘42でした。昨年、一昨年はヴェイパーフライを履いて15‘30台だったので例年と同程度の仕上がり、スパイクでは今回がベストだったのでよかったなと思う部分もあります。一般人で上位層に入っていくには14分台が求められる時代であくため来年度はまずは15‘20を出して14分台への足掛かりにしたいところです。

夏場はチーム練習が300m、400m、1000mまでのショートインターバルメインで組まれ、個人的にも5000mの記録を伸ばすことに重きを置いているため、今後はロードレース、駅伝対策で10kmをレースペースで走りきるための練習が必要になります。(私はマラソンの適性が現時点ではないためマラソンには出場予定はございません。)本日はアディオスプロ2を購入したこともあり、こちらを用いて10kmのペース走をロードの600m程度の周回コースで行いました。

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結果は33‘59(3‘24/km)でした。直接的には比較になりづらいですが下の表が以前ドラゴンフライを用いてトラックで5000mペース走をした時のものです。

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ペースとしては大きな差はありませんが、powerはアディオスプロ2が大きく、LSSはドラゴンフライが大きいためいずれも指標的にはドラゴンフライが勝っています。しかしグラフのpowerの部分を見てみるとアディオスプロ2で走ったほうがグラフの安定性が非常に高くなっています。これに関しては厚底カーボンシューズ全般で言えるのかもしれませんが、アディオスプロ2は3‘20-3‘30/km前後で安定して刻む時に大きなアドバンテージがあるのではないでしょうか。もちろんヴェイパーフライでも同じ練習はできると思いますが、私の走力ではヴェイパーフライは3‘10/km前後の方がより感覚がいいです。おそらく助力自体がヴェイパーフライの方が強い分、速度が上がったほうが扱いやすくなるのでしょう。

またアディオスプロ1からの変化ですが重さについてはいずれも24.5cmで190gと変化はありませんでした。反発についてはアディオスプロ2の方が強いと思いますが、アッパーの密着性、フィット感は今回アッパーが薄くなった分アディオスプロ1の方が良かったように思います。この辺は好みなのでなんともいえない部分ですね。若干の問題点としては、これも好みの部分になりますが、アッパーが薄くなった分、外踝の部分の当たりが強くなってやや痛いのかなあとも感じます。全体的にはやはりアディオスプロ2がアップデートされていて、改良されています。今後もペース走では多用して行こうと思っています。

以上アディオスプロ2レビューでした。これから寒くなりますので、体調に気をつけながら楽しいランニングライフをお楽しみください。


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