この街が好き(仙台・福岡)【キャリコン編集部】

今週のテーマは「この街が好き」


父親も転勤族、自分も転勤族ということで、全国13都市での生活を体験してきました。出身地は九州の大分県。小学校は鳥取で卒業。中学と高校は、宮崎。大学は京都でした。就職後は、千葉、静岡、仙台、名古屋、東京、福岡、大阪と全国を転々と渡り歩いてきました。

「住めば都」という諺があります。本当にそう思います。それだけに、「この街が好き」というタイトルで、どこを選ぶかは、なかなか難しいところですが、今回は「仙台」と「福岡」の魅力について書いてみたいと思います。

■仙台の魅力

仙台には2回、通算19年間住みました。人生で一番長い期間になります。

1回目が1985年7月~1996年5月までの約11年間。直前が静岡でした。辞令を受けた時の印象は、それまで東北へ行ったことが無かったため「雪の世界一色」「青森も秋田も仙台も同じイメージ」でした。長女が生後9か月。住まいが仙台市の長町。11階建ての高層マンションの9階。1987年1月に次女が誕生。1990年に名取市の戸建てに移りました。

2回目は2004年3月~2012年3月の約8年間単身赴任でした。住まいは、街の中心地の本町。勾当台公園近くを選びました。この間、東日本大震災も体験しました(このことは、また別途noteに書きたいと思います)。

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東京からも、新幹線でわずか1時間40分の近さです。

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*爽やかな気候

「青森も秋田も仙台も同じイメージ」は全く違っていました。思ったほど雪は降りません。但し、やはり寒いです。冬季は路面が凍結するので、車のスタッドレスタイヤは必須です。マンションに住んでいれば、寒さはそれほど問題ないですが、やはり戸建てに住むと、光熱費はかなり負担になります。灯油の補充も大変でした。後半は、屋外タンクに変えて、業者が補充してくれたので、その点は助かりました。冬の寒さを除けば、生活するにはとても快適な街だと思います。特に5月くらいの爽やかさは、他の街では味わえない爽やかさです。

*定禅寺通り

2度目に住んだのが本町。定禅寺通りのすぐ近く。オフィスへも徒歩5分の距離でした。定禅寺通りが、まさに庭のようで、贅沢な場所に住めて幸せでした。秋には「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」、年末には「光のページェント」が行われます。

私のジョギングコースも、この定禅寺通りからスタートし、広瀬川、東北大学の構内を走るコースでした。「TEAM勾当台公555」の仲間と冬でも、早朝5時55分に集まって走ったのは、懐かしい思い出です。

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*芋煮会

仙台で初めて体験したのが「芋煮会」。秋にその年の収穫を祝って河原などで鍋料理を作って食べる行事のことです。9月頃から特に宮城県・山形県では、河原で沢山の人々で賑わいます。長く厳しい冬を前に親睦を深める行事として、家族・友人・地域・学校・職場等で何回も参加します。最盛期は10月。特に土・日には河原のいたるところで、多くのグループが鍋や食材を持ち込み、子供からお年寄りまで、芋煮を囲んで楽しいひと時を過ごします。 宮城県(仙台)のいも煮は味噌ベース・豚肉が入ります。山形県は醤油ベースで牛肉が入ります。地域によって食材は変わりますが里芋がメインの鍋料理です(普通仙台のいも煮はメインの里芋・キノコ類、ニンジン、大根、ゴボウ、白菜、長ネギ、こんにゃく・おとうふ・お肉が入ります)。

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*スキー

冬季は、すっかりスキーにはまりました。山形自動車道が出来るまでは、山形蔵王まで、2時間くらいかかっていた記憶がありますが、完成後は1時間ちょっとで行けるようになりました。さらに一番近いスキー場が「セントメリースキー場」で、名取の自宅から、わずか30分ちょっとで行ける距離にありました。そのおかげで、週末、朝起きてから、スキーウエアに着替えて、スキー板を車の上に乗せて、直接ゲレンデへ。午前中だけ、何本か滑ってそのまま帰宅と、お手軽にスキーが楽しめたわけです。平日のアフターファイブに、ナイタースキーにも何度か行きました。

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*ほや(別名:海のパイナップル)

酒好きで嫌いな方はいないと思います。食べ方は「ほや刺し」「ほや酢」「ほや塩辛」が多いと思いますが、やはりそのまま刺身で食べるのが最高です。仙台への2度目の転勤辞令が出た時、真っ先に頭に浮かんだのが、まさに「ほや」でした。

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*コンパクトな街

人口が約100万人、政令指定都市です。プロスポーツが何と4つ(東北楽天ゴールデンイーグルス、ベガルタ仙台、仙台89ERS、女子プロレス)もあります。海も、山も、川も近く、温泉もたくさんあります。お米もお酒も最高です。買い物も、仙台駅前周辺でほとんど、すませることができます。

仲間と皆で飲もうとなった場合、東京だと、新宿、渋谷、池袋、横浜などいくつもの候補がありますが、仙台であれば、駅前か国分町がほとんどですし、どちらも歩いて移動できる範囲にあります。

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■福岡の魅力

福岡も2回、通算約4年間住みました。いずれも単身赴任でした。

1回目が2002年5月~2004年2月の約2年間。大濠公園の近くに住みたくて、西公園に住みました。

2回目は2013年4月~2015年2月の約2年間西中州に住みました。

*住みやすい環境

人口が約160万人。仙台と同様、コンパクトな街です。真夏はもちろん暑いですが、年間を通じて、生活するには過ごしやすい土地だと思います。そしてなんといっても、海有り、山有り、温泉有り。

そして、交通の便が最高です。福岡空港へは、博多駅から地下鉄でわずか5分。中心地の天神からでもわずか12分の近さです。しかも、福岡~羽田間は、1日に40往復も飛行機が飛んでいます。また、LCCや国際線もそれほど離れた場所では無いため、とても気軽に利用することができます。また、高速フェリー韓国釜山へ行くのも便利です。九州各県へも高速バスが頻繁に走っています。またJR九州の電車は、デザインがおしゃれ。そして、博多から鹿児島まで、九州新幹線で、何と1時間16分の近さです。

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*美人が多い???

福岡は独身女性が多く、美人も多いと言われています。私もそう思います。その理由としてはいろいろな説があります。ひとつは、九州各県の女性が地元を離れたいと希望した場合、その親たちは「東京や大阪はダメ、福岡ならいいよ」ということで、自然と福岡に若い女性が集まります。そうなると、それらの女性をターゲットにしたエステや美容関連が力を入れるので、自然と美しくなっていく・・・。あるいは、別の説は、もともと大陸に近く海外との往来も昔からあるので、その影響もあるのでは・・・などなど。そして、男性は、大阪や東京へ出ていくため、独身女性が多くなるということみたいです。

*大濠(おおほり)公園

水と緑のオアシスと呼ばれています。マラソンランナーの聖地でもあります。東京の皇居をコンパクトにしたような公園です。1周が約2キロ。早朝から夜間まで、必ず誰かが走っています。

私にとっては、とても思い出深い公園です。実は学生時代、福岡に実家が有り、初めて妻を両親に紹介した際、ボートに乗ったのがこの公園でした。そして、2回目の福岡勤務の際、この公園を拠点にした走る異業種交流会「TEAM 大濠555」をランナー仲間と立上げました。仙台時代に立ち上げた「TEAM勾当台555」と同様、早朝5時55分に集合して走るユニークな会です私は2015年2月に福岡を離れましたが、いまだに毎朝この会は続いています。

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*食の魅力

とにかく美味しいものが多いというのが、強い印象です。「博多ラーメン」はとても有名ですが、意外と知られてないのが「うどん」です。住んでみて初めて知りました。「もつ鍋」「明太子」「一口餃子」などなど、沢山の美味しいものが満載です。下記のサイトも参照下さい。


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■最後に

今回は「仙台」と「福岡」について、私なりの視点で魅力について書いてみましたが、まだまだ沢山の魅力があります。まだ訪れたことの無い方は、是非、足を運んで頂ければと思います。




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