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私流、壁の乗り越え方

過去の私は、悩みのデパート状態。
子供の頃から、親からは虐待に近い折檻、学校ではイジメ、大人になっては、パワハラ、モラハラ、子供の不登校、家庭内暴力etc。人間関係も家族関係もトラブルだらけ。

そんな半世紀をひっくり返したくて、どうにか自分を変えたくて、
「自分をぶっ壊してくる!」と実践心理学の世界に飛び込んだ。
そこから数年間、心理学にスピリチュアルに起業に、文字通り手当たり次第、学んだり資格を取ったり技術を身につけたりしまくった。
今度は学びのデパート。
なのに、満たされない、上手くいかない。

ある日、ふと気がついた。

「あーっ、私、必死で自分の凹みを埋めようとしてた」
「ひたすら『武器』を身につけて武装しようとしていた」
「無い、足りない、ばかり見ていた」
「ありのままの私でいいんだ!」

青天の霹靂。一気に目が覚めた。

そこで一旦、身につけた全てを手放すことにした。

もちろん葛藤はあった。
これまでの学びかけた時間とお金は半端ないから。

でも、武装解除して、ありのままの私で生きていくと決めたら、肩の力が抜けて、全てが面白いくらいにスルスル回り始めた。

私流、壁の乗り越え方、それは「行動すること」「当たって砕けること」。
やってみないと分からない。
やってみて、初めて分かることがある。

とりあえず、思いつくままに、行きたいところに行って、会いたい人に会って、やりたいことをやってみる。

行動しているうちに、壁にぶち当たりながらも、数々の思い込みも手放していった。
「嫌われたくない」「失敗したくない」「ちゃんとしなくちゃ」etc。

そして、「人からどう思われるか」を手放して「私はどう思うか」、主語を「私」に変えて、自分軸で生き始めたら、悩みが殆ど無くなっていた。

一見、無駄に見える数々の学びという名の武装も、経験そのものに意味があったのだ。

悩みと学びのデパート、閉店ガラガラ。
すべての経験は宝、今だから胸を張って言える。


以上

「ふみサロ」提出用エッセイ。

今月のお題は「壁の乗り越え方」でした。

私自身、これまでいろんな壁を乗り越えてきたなぁ、と。
で、私はどうやって様々な壁を乗り越えてきたんだろう、と思ったので、それをエッセイにしてみました。

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