タカミンの日本酒蘊蓄動画シリーズ第六十九弾(テーマ:佐賀県で遭遇した裏鍋島の実力度)

シリーズ物の第六十九弾の蘊蓄動画のテーマは、以前にもお伝えしたことのある九州の佐賀県の「秘蔵の日本酒」について、触れさせて頂きます。

先日、日本酒ビジネスとは別の事案で佐賀県に1泊2日で出張で出向く用事があり、佐賀空港を起点にレンタカーを借りて、一人で自由に移動してきました。今回、念願の佐賀県内にある武雄温泉地区にも足を踏み入れ、最終日のお昼前に地元の伝統ある名物温泉に浸かってきました。

もう最高でしたね、これ以上ない幸せな気分を味わい、佐賀空港に向かい、レンタカーを返却して、フライトまでレストランで時間を潰すべくランチをオーダーすべくメニューをじっくり拝見しました。

そうしたら、「あるでは、ありませんか?佐賀酒飲み比べセットという物凄い魅力的なネーミンのメニューが」。値段もお手頃で、3種類の価値ある佐賀酒のミニグラスセットを堪能して、じっくりと一人で楽しく味わっていたところに、そのお店のある店員の優しそうな女性が、笑顔で「もし宜しければ、少し変わりもののお酒があるので試飲されますか?」との魅惑的なお声がけがあり、「是非、お願いします。」と言って、目の前に登場したのが、今回人生初遭遇となったこれぞ真の秘蔵の日本酒として名高い「裏鍋島」だったのです。

最初は何のことやら分からず、持ってこられたボトルを見ると、何と、あの「鍋島」のラベルが逆さまに印字されているではありませんか?だから、裏鍋島なんだと思い、その横に「隠し酒」と書かれていたのです。

酒質は、純米吟醸生酒で、酒米は山田錦だったと記憶しております。
その隠し酒が注がれたグラスを一口味わうと、これ以上ない極上の幸せな美味しさ、普通の鍋島も勿論美味しいのですが、一味違った生酒らしいフレッシュなキレと味わいが特徴で、非常に飲み易く、あっという間に飲み干してしまいました。貴重なこの非売品のお酒に、まさか最後に佐賀空港で出会うとは思っていなかったので、大いに感動してしまいました。
本当に、そのお店のお心遣いに心より感謝しております。

佐賀県は今や日本酒王国の一角を占める重要な場所になりつつあります。
これからも佐賀酒の国際化を心より応援していきたいと思っております。

秘蔵の日本酒 高見酒店
店長:唎酒師 タカミン