2024年1月 親子連弾の夢の実現と娘の成長を目の当たりにして

2024年1月13日(土)午後にサントリーホールのブルーローズで開催された正月明け恒例のミナトミュージックサロン主催のピアノ発表会に、今年は2年振りに父親の私も親子連弾の演奏で登場、その後に娘のソロ演奏の2本立てのプログラム構成。曲目は以下の通り、今回はショパンで統一させて頂きました。
1)<連弾>ショパンピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11第2楽章より
2)<ソロ>ショパンワルツ第6番変ニ長調 Op.64-1「子犬のワルツ」

1曲目は、かなりの緊張感に包まれた中での連弾の演奏。直前にはそれなりに練習を積み、娘との2人での音合わせや曲の速度の確認を含めて、結構念入りにレッスンを行い、当日に臨みました。
結果は、動画をご覧頂ければと思いますが、私自身の個人のパートの演奏部分においては、最後のクライマックス部分で和音を外したことが最も悔いの残る形になりましたが、それよりも、途中娘が少し演奏から離脱しかけた時に演奏を中断することなく、最後まで一貫して曲を弾き終えたことは、一つの収穫でした。本番での演奏の難しさを改めて痛感すると共に、練習不足であったことを実感しました。

2曲目の娘のソロ演奏は、逆に娘が会場の雰囲気に1曲目の連弾で少し慣れていたこともあり、比較的緊張感が薄れ、平常心で演奏が最後までできたと思っています。レッスンで何度も聞いていましたが、そのどれよりもリズムに乗った躍動感のある素晴らしい演奏であったと評価しています。
昨年以上の高レベルな演奏ができたことに、娘自信も少しピアノに自信を持った様子で、父親としては嬉しい限りです。
娘にとって、音楽との付き合いはこれからも長く続いていくことになるわけで、是非この貴重な本番の経験を財産にして欲しいです。

来年は、娘の中学受験があり、このイベントには参加しない方針ですが、2026年の1月には、また連弾で再チャレンジしてみたいと思っています。

それにしても、ピアノとは本当に奥深い楽器であります。
そう簡単には満足のいく演奏をさせてくれません。
レッスンの時からきちんとした心構えで曲に対面し、真摯に練習に取り組む、そうした基本に忠実な姿勢こそが、演奏の結果にそのまま反映してくるのではないかと感じた次第です。

ピアノを生涯の趣味とするタカミンより
高見 広行