真夏の親子ピアノ連弾ショー無事終了!今年は何と「ショパンの夕べ」

皆さん、関東圏はここ最近の猛暑の中、如何お過ごしですか?
また台風襲来で大きな被害が出ている沖縄地方も心配であり、天候リスクに大きく振り回されている今日この頃です。

コロナ時代に開始して、今年で3年連続での開催、場所も同じく横浜市金沢区の能見台駅近くにあります小洒落たピアノサロン「Keith Noukendai」。

今年のテーマは「ショパンの夕べ」と題して、私と娘がまずソロ曲を演奏し、その後にメインの連弾を披露させて頂きました。

小学生1年からピアノをいやいや習っていた私にとって、毎週のレッスンが苦痛で堪りませんでした。結局、高校1年生の春先まで継続し、辞めることになりました。高校野球に真剣に打ち込みたいということを名目に掲げて、ピアノから一旦遠のいた形になりました。その時、丁度レッスンで途中まで弾きかけていた曲がショパン作曲のピアノ曲だったのでした。

あれからピアノの鍵盤に手を触れることもなく年月は流れ、自分の娘がピアノを習い、発表会である事件が発生したことが、私のピアノと再度向き合うきっかけになったのです。それは、本番での演奏失敗だったのです。「エリーゼのために」で大きく自信を失いかけていた娘を見て、父親として俺も改めてチャレンジしてみるか、という強い思いが湧いてきたのです。

2年前の2021年夏の親子連弾ショーでは、私がソロで「エリーゼのために」を演奏して、娘のリカバリーを果たした形になり、連弾曲も数多く2人で弾いてきました。2021年はチャイコフスキー、2022年はベートーヴェンとモーツァルト、そして今年はショパンでした。

ピアノを習っている者としては、やはりショパンの曲を最後まで弾いたことがあるかどうかによって、大きな違いが出てくると感じています。決して、ベートーヴェンやモーツァルトの曲が優しいと言っているのではなく、あくまでも、ピアノ曲としての格・風格があるという意味です。

今回、私がソロで演奏したノクターンop.9 nr.2は、誰でも聞いたことのある美しい旋律で、聞くだけですととても簡単な曲のように思えるのですが、実際に弾くとなると、とてつもない高い壁を感じざるを得ません。とても難しいのです。テンポも含めて、自分できっちりと曲の管理をすることが求められます。無論、練習不足もあったことは認めますが、それでもなおかつショパンの曲の高い壁を痛感した日となりました。

娘も子犬のワルツを無事弾き終わり、メインの連弾では、私も個人的に大好きなショパンのピアノ協奏曲第一番ホ短調op.11より第二楽章を弾かせて頂きました。とても綺麗な旋律で、惚れ惚れする曲です。それをゆったりとしたリズムで、連弾で弾き終えた時、大きな満足感に浸ることができました。

音楽の素晴らしさを体感できるピアノとはとても大きな存在であり、ぜひ娘にもそれをいつの日か理解して欲しいと思っています。

来年もまた連弾をやりたいと強く願って。