「同業他社比較分析」の持つ意味とは?自社の立ち位置を理解することの重要性(研修開催を終えて一言)
皆さん、こんにちは。本日、都内のある会社様向けの財務諸表分析を主眼とした計6回に亘る社内研修の最終日でした。
本件酒は11月から開始し毎週の頻度で開催され計4回、そして今月12月に計2回の合計6回シリーズです。
最終回の本日は、前回の「自社の財務諸表分析」を踏まえた上での、同業他社比較分析をグループ分けした上でのグループトーキングのスタイルで開催しました。参加者は、合計40名前後。
同業他社比較の持つ意義とは、自社の立ち位置を客観的に捉えることのできる点にあります。今回研修に参加された方々には、夫々同業他社の1社を比較対象として割り当て、各グループで最初にその同業他社の財務面の強みと課題を列挙してもらい、その上で、自社との比較検証を実施してもらいました。
数字での比較はある意味新鮮であり、財務上の実力度合いがそのまま現れてきます。改めて自社の強みと課題を再認識できる場でもあります。
グループトーキングにすることで、各参加者に発言の機会が与えられること、自ら考える時間を持つことで、財務諸表との接点を強く持てることがこの研修の利点でもあります。
コーポレート部門(管理部門)に所属していなくても、計数面を理解できる力は今後求められます。営業マンに対しては、ただ予算達成とその為の売上計上だけが求められている機能では決してありません。取引先や事業パートナーの財務諸表のポイントを把握できてこそ、本物の営業活動に繋がるはずです。
今後とも、弊社では与信管理研修の一環として、この種の財務諸表研修のメニューをよりバリューアップさせていく所存ですので、ご用命のある会社様は、是非とも弊社のセミナーを一度ご受講頂くことをご検討下さい。
与信管理コンサル(リスク管理コンサル)髙見 広行