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自宅で美味しい紅茶を飲む

リモートワークや外出自粛が始まり、自宅で過ごされている方々、いかがお過ごしでしょうか。僕の会社でもリモートワークが開始されて早一ヶ月。最初は順調に思えていた自宅での仕事も、時間が経つにつれ、疲れが出てきたりと、気分転換したい気持ちになってきました。

僕は紅茶が好きで、学生時代(10年くらい前)から色々な紅茶を飲んできました。たとえば茶園訪問をするためにスリランカに行ってみたり、インドに行ってみたりと、紅茶と生活を送ってきました。そこで、いままで家で紅茶を飲む習慣のなかった、自宅にいる人たちの気分転換にでもなるかと思い、紅茶を紹介してみます。もちろんスーパーでも紅茶は手に入りますが、ちょっと良い紅茶を紹介します。特に難しい準備は必要なく、家にある道具を使って、おいしい紅茶を淹れられることが伝わると嬉しいです。

1. まず必要なもの

紅茶を家で淹れるにあたって、茶葉以外の必要なものを紹介します

ポット
ポットはどんなものでもかまいません。僕はTea  House TAKANOのポットを使っていますが、スーパーに売っているようなポットで、同じようにおいしい紅茶が淹れられます
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茶こし
100均にもあると思いますが、もし家になければ、あくとりでかまいません。僕も家で茶漉しがどこかに行って見当たらない時、あくとりを使って入れちゃいます。
カップ
特に綺麗なカップを用意する必要はありません。僕は好きなキャラクターの描いてあるマグカップでいつも紅茶をガブガブと飲んでいます。
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(もしあったら) ティーコジー、もしくはニット
紅茶のポットの保温に使います. あるとベターですが、なくても大丈夫です。なかったら、家にあるニットなど被せてもいいかもしれません。

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(もしあったら) デジタルはかり画像3茶葉を計測するために使います。僕はTANITAのキッチンスケールを使っています。もしなかったら、だいたいの量の茶葉で作れば大丈夫です。

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2. 紅茶を買う

たくさん紅茶のお店はありますが、インターネットで手軽に買える、オススメの紅茶専門店を紹介します。

ジークレフ
https://www.gclef.co.jp/
和紅茶や中国の紅茶にも力を入れていますが、インドの紅茶を多く販売しています。たくさんの種類が売られていますが、最初はいわゆる紅茶という味のする、アッサムなどの紅茶などはいかがでしょうか。面白みを加えたい場合は、ダージリンの1stフラッシュやオータムナルも併せて買ってみて、「こういう紅茶もあるんだ」という気付きを得るのも面白いと思います。
ミツティー
https://www.mitsutea.com/shopping
スリランカに一年間修業した方のお店です。スリランカの紅茶(セイロンティー)を中心に扱っっています
青山ティーファクトリー
https://shop.a-teafactory.com/products/list.php
スリランカの紅茶(セイロンティー)を飲みたいときに、僕が最初に思い浮かべるお店です。今はウバしか取り扱いがありませんが、ここで取り扱っているウバは、飲みやすく美味しい紅茶です。
シルバーポット
http://www.silverpot.co.jp/
幅広く紅茶を扱っているお店です。たくさんの種類が売られていますが、最初はいわゆる紅茶という味のする、アッサムなどの紅茶などはいかがでしょうか。

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3. お店で選ぶときの、おおまかな紅茶の系統

ブレンドティー
「イングリッシュ・ブレックファースト」などの名前の紅茶を聞いたことがあったら、それは紅茶のブレンドの名前です。スーパーにも並んでいるような、トワイニングなどの紅茶メーカーは、自分たちの紅茶のブレンドを販売しています。紅茶は農作物で、場所によっても季節によっても、年によっても味が異なりますが、紅茶メーカーは多くの茶葉を配合することで、いつでも変わらない味を作り、販売しています。

フレーバーティー
  「アール・グレイ」って、聞いたことはありますか。おそらく一番有名なフレーバーティーで、茶葉そのままではなく、ベルガモットという柑橘系の果物で香りを付けた紅茶です。こういった、香料などで香りを付けた紅茶を、フレーバーティーといいます。日本でも、例えばデパートにあるような、高級なイメージのあるマリアージュフレールやTWGなどは、主にフレーバーティーを売っています。他にもLUPICIAなどでも沢山のフレーバーティーを扱っています。

そのまま(ピュアティー)
ブレンドティーでもフレーバーティーでもない、茶葉そのままの紅茶を、紅茶専門店では扱っています。○○農園という、農園の名前が紅茶名に付くことが多いので、紅茶好きの中では農園物と呼ばれることもあります。特徴としては、時期や生産地や農園ごとの特徴があること、毎年味が変わり続けることが挙げられます。この記事でオススメした紅茶店は、この「農園物」の紅茶を扱っています。

ティーバッグ?茶葉売り?
紅茶はティーバッグで売られている場合と、茶葉そのままで売られている場合があります。ティーバッグより、茶葉の方が高級というイメージがありますが、ティーバッグの中に入っている茶葉が良いものであれば、どちらでもおいしいです。ただ、農園物の紅茶は、茶葉売りのことが多いです。

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4. 紅茶の名前

ダージリンという名前を聞いたことはありますか?紅茶の名前は、生産地の名前が付けられています。紅茶は主にインドスリランカなどで生産されていますが、インドだと「ダージリン」「アッサム」「ニルギリ」だったり、スリランカ(セイロンティー)だと「キャンディ」「ディンブラ」「ルフナ」「ヌワラエリヤ」「ウバ」といったふうに、紅茶には生産地の名前が付いています。それぞれの地域に特徴があります。もちろん、農園や時期によって、紅茶の味は異なるのですが、大まかな基準として、各生産地の紅茶の特徴を記載します。

飲みやすい、いわゆる紅茶のイメージ
 ・アッサム (インド)、ディンブラ (スリランカ)、キャンディ (スリランカ)
紅茶を量を気にせずガブガブ飲む僕としては、日常的に飲む紅茶は、こういった地域の紅茶が多いです。

ちょっと変わっているけど、ガブガブ飲めるような紅茶のイメージ
・ルフナ(サバラガムワ)(スリランカ)
僕がイチオシの紅茶はルフナ(最近はサバラガムワという名前でも呼ばれます)です。少し煙とか、土と言った言葉が合うような独特な味で、ストレートでもミルクティーでも美味しく飲めます。

ダージリン (インド)
ダージリン地方の紅茶は、茶葉を詰む時期ごとに分けて販売されています。他の地方に比べて値段が高いことが多く、マグカップにガブガブと淹れる日常茶には適さないかもしれませんが、面白い味の世界が広がっています。
・ダージリン 1st flushは、春摘みの紅茶です。若い茶葉を摘み、出来上がった紅茶は、紅茶と言っても緑茶に近いような風味になります。
・ダージリン2nd flushは、夏摘みの紅茶で、いわゆるダージリンと言うと、このセカンドフラッシュを指すことが多いように思います。高級なものだと、マスカットのような香りがします。高級な紅茶の代名詞のような紅茶です。
・ダージリンオータムナルは、秋摘みの紅茶です。少し芳醇で熟したような味で、甘みが特徴です。

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5. 紅茶を淹れる

紅茶を淹れるのは簡単です。基本的には、下記のルールを守るだけでおいしい紅茶を飲めます. 
1. 沸騰した、100度のお湯を使う
  水は、水道水でかまいません。ケトルがある方はケトルで沸かしていいですし、ない方はお鍋でお湯を沸かしてもかまいません。(火傷には気をつけてください)
2. 茶葉を入れたポットに100度のお湯を入れ、3分〜5分待つ
  ティーコジーがあるなら、ティーコジーをポットに被せてあげてください。待つ時間の目安は、購入した茶葉のパッケージなどに載っていることが多いと思います。目安としては、細かい茶葉なら3分、大きい茶葉なら4〜5分待つことが多いです。

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3. あとは淹れるだけ
時間が経ったら、あとは茶漉しで紅茶を淹れます

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もうちょっと詳細な解説が読みたい方は、ジークレフのブログなどにも紅茶の淹れ方が書いてあります。

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6. 農産物としての茶葉の楽しみ

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紅茶専門店のオーナーたちは定期的に、インドやスリランカでおいしい紅茶を仕入れてきます。僕たち紅茶好きは、毎回、別の味の紅茶が楽しめるのを楽しみにしています。紅茶は農産物で、全く同じ紅茶が2度作られることはないので、もう出会えないような味もあります。自分にとって忘れられない紅茶は、ニルギリ グレンデール農園のTwirlという紅茶です。7年前にインドに旅行したときに、農園の工場を訪問して、その場で譲っていただいた紅茶です。フレーバーティーではないのに、バナナのような甘い香りのする紅茶で、だけどクセもなく飲みやすい、とても美味しい紅茶でした(ジークレフでも一時期扱っていました)。ただし、そのときの味にはそれ以来出会えていません。毎年、違った味を楽しみながら季節の変化を感じられる、紅茶って面白いですよね。興味を持ったら、ぜひこの機会に買ってみて、お家で飲んでみてください!

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