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やればできた❗

やはり要は「聞く力」

訳あって、小学校3年生のひとクラス(30人)の算数を預かってます。
全体的に言えば、教科書レベルより少し低いレベル。

全国の3年生共通でしょうが、足し算や引き算を間違う子、九九があやしい子、文章題の意味がとれない子もいて、2年生までの力が必要な問題は、やりなおしが大変な子も少なくありませんでした。

ですから、
〇読めない数字を書かない。
〇線は定規でひく。
〇文章題は線を引きながら読む。いわゆる「わ(わかっていること)▪た(たずねられていること)▪こ(答えの単位)のカギ(キーワードになる言葉)」です。
〇頭で計算できない時は、あいてるところに筆算する(かけ算の筆算でのくりあがりなど)。
〇宿題は、できるだけ自力やってみて、やり直しを確実にする。

これらを、子供に要求するだけでなく、大変だけど、しっかり見届けるようにしました(できる範囲で😅)。

〇そして、何より、私が話しだしたら、手を止めてこちらを向いて聞く。
ことを、積み重ねていきました。

そして、今回の単元「分数」。
初めての分数なので、分数の意味と同分母の足し算▪引き算がわかればOKです。

そこで、第1時で「分数は、みんな一緒に始めるものだから、いつものきまり(上記の〇)をしっかり頑張ればできるよ❗」と伝え、みんなに指名したり、できたときに思いっきり褒めたり、間違った時は「みんなが考えるチャンスをくれたよ。ありがとう。」と伝えたりしながら授業を進めていきました。

始めのうちは、意味がわからず苦戦する姿も見られ、宿題にヒントを書き加えたり、個別指導したりしながらテストを迎えました。

正直、「この単元は大丈夫❗」という手応えが強くはなかったので、心配しながらテストを回収しました。

そして、いよいよ採点。
もちろん、点数が全てではありませんが、いつもは100点満点で、30点、50点の子たちも、80点後半❗クラス平均96.2点と大健闘してくれました❗❗

やはり、頑張ったことに成果が出れば、ヤル気も出ます。頑張りが「面倒なこと」から「楽しみのためのステップ」になれば、自然に学習に向かう姿勢が生まれるはずです。
小学生のうちは、「プリントやテストの点数」や「授業中に誉められること」が、目に見えて分かりやすい成果なので、そこに結びつく授業を心がけたいと、改めて思いました。

明日の授業では、思いっきり褒めながらテストを返して、頑張りの成果をみんなで堪能しようかな😆


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