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いま、人と繋がりたい度低め


ワナッカム
インドは相変わらずコロナが大変です。

最近はコロナだけでなく、真菌感染症のムコール症というものもが広がっているらしいです。私の住む州でも今日、症状が発見されたとか。
そのせいなのか?来週1週間は、お店も閉まりに完璧なロックダウンになります。


たくさんの心配


さて、インドにコロナ第二波が猛威をふるってからというものの、日本でもたくさん報道されたため、たくさんの知人や友人から心配の連絡をもらいました。

本当にみなさん優しいなぁと思います。
私がインドにいることを知っており、かつ心配のメールまでくださる。
そんな方たちはこれからも大事にしなくちゃいけないと思いました。

そして、その方々のためにも健康で元気に過ごさなきゃとも。


気持ちがついていかない


しかし、何通もそんなメールをいただくたびに、返信に疲れてしまう自分もいました。

私は現在、在宅勤務で日々過ごしており、医療従事者やエッセンシャルワーカーの方々と比べて、とても安全な場所にいます。

だから、この状況に心配してもらうのも申し訳なくなりました。
こんなときでも、ただ毎日学生に日本語を教えるしか出来ないんですから。


また、何人かの方は、日本への帰国を強く勧めてもくれ、さらに、これからの将来のことまで心配してくれました。
もちろん、みなさんの善意にはとても感謝です。
適切な医療を受けられることも難しい状況ですから、帰国も当然の判断です。

でも、私もこの状況を判断しかねているし、
私なりにここを離れない理由、簡単に帰国しようと思わない理由もあるんです。


一人で過ごすのは大変だけど、きらいじゃない


そして、私はずっと部屋に引きこもって、誰とも会わない生活もそれほど苦じゃないです。

嫌だと思っても、毎日学生とのオンライン授業はありますし笑
また、一人で考える時間や音楽を聴く時間は至福のときだと思っています。


もちろん医療が不十分で、死が近い状況に不安になったり、ストレスいっぱいの時もあります。
でも、それは、ここに住んでいる以上、たとえどこの場所に行っても、これからもずっとつきまとうことなので、自分で乗り越えるしかないんですね。

私に限らず、みんな形は違えど、それぞれ不安は持っていると思います。

なので、たまに
”みんな一度、私のこと忘れていいよ”、
”思い出さなくていいよ”
と思うこともあります。


こんな自分はダメなのかな


人の善意に対してこんな感情になってしまう自分は、本当に失礼なのかなと思いました。

でも、最近読んだCoccoのインタビューでこんなのがあったんです。
彼女は携帯電話を持たずに生活していて、連絡手段は固定電話か手紙しかないそうです。

--想像力を働かせることをサボっていると、不安になってしまう。
うん、うん。もしかしたら私が山に登って、息子はきっと元気でやっているはず、この思いは届いている気がする!と思っているとき、彼は実はめっちゃ落ち込んでいるかもしれないけど(笑)。でも人って一人で解決しなきゃいけないことがいっぱいあるし、「一人じゃない」なんて言っても絶対に一人だし。まずは一人で解決したり、のみ込んだりするのが先で、人と分かち合うのはその後だよね。離れている間はお互いに大丈夫じゃないときもあるかもしれないけど、再会するときは自分でちゃんと大丈夫な状態になって会うんだから。みんなちょっと心配しすぎ。今はテレパシー能力が低下していて、思いが届かないこともあるかもしれないけど、「大丈夫だよ」と構えていて欲しい。https://www.asahi.com/and/article/20210518/404419008/2/


人には人の繋がりを求めるタイミングや、度合いが違うんですね。
いつも繋がっていたい人もいれば、私みたいにそうでない人もいるということで。

お互いに信頼があれば、頻繁に連絡しなくてもきっと大丈夫だから、
心配せずに自分が心地いいと思う状態を保ていこう。

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