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身体スキーマが調整しにくいのかも |レブロン17 コマンドフォース

レブロン17をはいたとき、なんとなくもっさりした感覚になる。「あれ、自分の足ってここにあるんだっけ?」とか、「思ったように足が動いてない、ちょっと遅れるな」とか。

単純に自分の運動能力が低いとか、サイズがあっていないとかが考えられるけど、それに加えて素足のときの身体スキーマとレブロン17をはいたときの身体スキーマがどうも合いにくいのかもしれない。

形も色も好きなのでなんとか馴染みたいと思っていたけど、これがなかなか難しい。

身体スキーマってなに?

自分の体をコントロールするには、例えば自分の手がどのくらいの長さか、どこまで届くか、どんな動きができるかとかのような、自分の体の大きさや動きなどを理解し、システマティックに動かすためのシステムが必要。

身体スキーマはこのシステムのことで、脳の運動に関連する領域で使われるとされる。

熟練した職人が、道具を自分の体の一部のように感じることが報告されるけど、それは身体スキーマが拡張して、道具を持ったときの動きや範囲までが文字通り体の一部として脳に認識されるようになるから、とされる。

もっとも、どのような道具でも最初は体の外側にある異物と認識される。それを何度も使っていくうちに、体の内側にあるものへと身体スキーマが修正されていく。

バッシュでも身体スキーマが拡張する、はず

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バッシュも道具の一部。バッシュをはくと、素足のときと身体スキーマは変わるはず。それがどのくらい変わるかが、「はきやすさ」に影響するのかも。バッシュも何度もはいていくうちに、身体スキーマが拡張され、体の一部のように感じるのでは。

と思ってはいているけど、どうもレブロン17は15時間ではそうならなかった。他のバッシュ、たとえばカリーシリーズの場合、わりとすぐに馴染む。

特に馴染めないのが、前足部の外側の出っ張り。素足よりも約5mm外側に出っ張っていて、これが理由なのか、「自分の足の外側はここらへん」と思っている場所よりも、だいぶ外に足があるように感じる。

他のくつと比べていないのでわからないし、5mmが影響しているのか、その形が影響しているのかなどはわからないけど。

なにが身体スキーマの拡張を阻害しそうか

自分の技量や体格、筋力がバッシュに見合っていないという前提があるとして、それ以外に考えてみると、以下の3つがあげられる。

まずはサイズや重さが考えられる。マイサイズは27cm(ベアフットで25.5cm)なのにレブロン17は27.5cmをはいている。試着したとき横幅がきついと思ってハーフサイズ上げたが、縦は2cmくらい余っている。

次に素材の質感。たとえば厚手の手袋と薄手の手袋を比べた場合、厚手の手袋の方が指の感覚がもちづらい。バッシュも厚目の素材とかだと、薄手の素材と比べて、身体スキーマを拡張しなければいけない範囲が大きくなり、馴染みづらいのかも。

そして形状。くつ内の形状は素足との一体感に影響し、くつ外の形状は足を動かせる範囲の感覚に影響する。バッシュ=素足そのものみたいな形と、そうじゃない形の場合、そうじゃない方が身体スキーマをより拡張しないといけない。

レブロン17は、この3つがそろっているのかも。サイズ選びを間違えて合わないサイズ、片足500gの重さ(マイサイズだったらもう少し軽かったかも)、プレミアムで厚手のニットポジット、わりと大きめに張り出した前足部のズームポッドと後足部のマックスエア。

今後はバスケではあまりはけないかもだが、モザイクみたいな柄は見ていて楽しいので、眺めたりたまに室内ではいたりすればいいかな。





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