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猫のように気分次第でプールに入る次男(小4)を見守る

 次男(小4)が里親さん宅からおうちに帰って来てから初めての、小学校のプールの授業が始まりました。

 次男は特別支援学級と協力学級を行き来しているためか、協力学級に時々忘れ物をします。

 プールの日には「プールカード」を提出しないと入れないはずです。

 しかし、いくら「プールカードを持って来てね」と言っても「忘れた」と言って持って来ないのです。

 とうとうプール初日になりました。

 案の定、プールカードは持ち帰っていません。

(体験させたら分かるでしょう)と言うことで、そのままプールカードなしで登校させました。

 その日、次男はプールに入れずに帰って来ました。

 プールカードのことを聞くと「どこにあるのか分からない」と言いました。

 2回目のプールの日、支援学級の先生に「プールカードが行方不明」ということを伝えて「プールOK」のメモを渡しました。

 しかし、次男はその日も手の指の治りかけた湿疹のせいにして、プールを休んだのです。

(あれ、どうしたのかな? 次男は水遊びが好きなはずなのに……)

 次男はその日に、やっとプールカードを持ち帰って来ていました。

 3回目のプールの日。

 支援学級の先生によると「プールかばんを持って協力学級に行ったけれど、しばらくしたら帰って来た」とのことでした。

 次男がプールに入らない原因は何なのか? 

 着替えるのが面倒くさい? パンツが気になる? 気後れ……?

 次男に聞いても曖昧に答えるか、はぐらかされるかで、挙げ句の果てに「知らん」となるのです。

 支援学級と協力学級及び学童の先生方とママも、次男にあれこれ言わずに見守ることにしました。

 4回目のプールの日、ママは何にも言わずに登校させました。

 そしたら、次男は初めてプールに入ったそうです。

(あぁ、良かった!)

 しかし、次男は学校のことは余り話さないのです。

 ママも敢えて聞かずに、そっとしておきました。

 翌日もプールがあります。

 ラップタオルが乾かなかったので、長男(高2)が小学生の時に使っていたものをプールかばんに入れました。

 翌朝、次男は昨日使ったラップタオルがハンガーにかけられているのを見て、ママが入れ忘れていると思ったみたいです。

「昨日使ったのはまだ濡れているから、今日はお兄ちゃんのを入れてあるからね」と言いました。

 そうしたら、次男は「お兄ちゃんのは自分に大き過ぎない?」と気にしていました。

「お兄ちゃんが小学生の時に使っていたものですよ」と言ったら納得しました。

 次男は今日もプールに入る気満々です! きっと楽しかったのでしょう。

 そっと覗いて見てみたいものです。

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