講演メモ:斎藤孝さん・人間関係を作るコミュニケーション力

〇コミュニケーションにおいてはリアクションが重要

・親しみ:ジョークと笑いが出発点
・たとえば、ジョークには面白なくても笑うこと。
・反応がないと話者は心が折れる。
・たとえば、オンラインmtg、全員ミュート・マイクオフだと、話者は真っ暗な中で話すことになる。 とくに、日本人は醒め気味。
・オーバー気味にリアクションをとるのが人間関係の基本。
・マスク・オンライン:拍手、手の動き、体の動きで表現する。
・阿川佐和子 人の話を面白そうに聞くのが最も大事 

〇雑談力

・ビジネスでは要件だけ済ませればいいというものではない。雑談する仲であれば、ミスしてもカバーしあえる。(「いいよいいよ~」v.s.「何年やってんだよ」)
・相手の好きなものを知っていること:偏愛マップの作成と公表のススメ 共通した好きなものがあれば、いい人だと思う。
・程よい情報公開が必要 <> ハラスメントは避ける(住所、結婚、彼氏等々)。 公開された、好きなものについて、つまり、どうでもいいことについて、話す。

〇言われたことをすぐやる。少し馬鹿になること 小学校3年生に戻る。いちばん伸び率が高い頃。

〇職場におけるコミュニケーション

・場に責任を持つこと 場を盛り上げる役割を担うこと
 リアクション そのためには体をリラックスさせる。阿保の体を取り戻すこと、馬鹿になれ。
 職場はコミュニケーションの場 冷えた、反応のないひとは、業務を怠っているとすらいえる。野球やサッカーのベンチメンバーが声を出して盛り上げるのも、仕事。質問するのは、盛り上げること、話を聞いたことを示すこと、これが礼儀。
・プロのサービス 人のストレスを下げること 反応すること

〇承認欲求<自分で自分を認めること、自画自賛力

〇ほめるコツ

・他者と比較するのではなく、当人の「変化率」をみる、または、現にあるものをみること。
例:テニス:アウトばかりする人>ネットにひっかけるとき、「それ!」と言ってあげる。アウトは少なくともしなくなる。(this is it 方式 今君がやった「それ」が私がもとめる「それ」である。)

〇自分の主張を伝える

・シンプルに伝える 大谷”this is mine.” "first pich, full swing."
・相手を否定しない。「でも」「とはいえ」を排除。逆説をつかわない。
「なるほど」「ですよね」を枕詞に、全然違うことをいう。
あいてが言った「○○といえば、そういえば、」といって、話をずらしていく。
  ※斉藤孝のゼミではこれを練習する。
・上司に反論するときは、ホワイトボードにメモする。意見A、B、Cと匿名化する。人格と意見を分けることで、上司の意見ではなくしてしまう。

〇コミュニケーション=
雑談力(暖かい雰囲気)
+てきぱきした意味のやり取り(要約力、time is money) 
+アイデアを生むコミュニケーション(アイデアを祝福する、盛り上げる)

〇講義
・チェックボックス付きのプリントを渡して聞かせる。

〇オンラインコミュニケーション
アクションが見えるようにカメラオンにする。
複雑にしない。手書きメモをパッと映すなど。
アイスブレイクが重要 壁紙を褒めるとか、マスコットを映すとか

〇テキストのコミュニケーション
・見直すこと。声に出して読む。間違いはあるものと思って読む。
・肝心なことを書くこと。まず、要件を落とさずに箇条書きにする。
・人間味を出すこと。
・リマインドを出す。
・件名を工夫すること。検索できる件名にする。

〇社内外のコミュニケーションの違い
・口調 社内はカジュアルに。
・社外メールはCC:を付ける。

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