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闘病日記

努力、未来、ビューティフルスター

2022年9月

春から夏にかけて転職活動。
40代の転職は昔と比べると、そりゃま「すんなりとはいかんな」ってことばかり。それでも8月にはあたらしい職場が無事決まり、岐阜の田舎町から名古屋まで、通勤することになった。「頑張るぞ、頑張らなきゃいけない」と、奮い立たせて通うものの、身体がひどく疲れやすい。おりものも多く、「ついに来たか、更年期」くらいの気持ちで、職場近くの小さな婦人科へ行った。

そこで「がんかもしれない」と言われた。
言われてから気づいたけれど、お腹の下部を撫でるとぽっこり小さな膨らみがあるのが、分かった。検査結果を待っていた一週間、あまりの心細さにぬいぐるみを買った。とはいえ私は40代で、抱きしめて寝るということもなく。

自分の新入歓迎会当日、お昼休憩に検査結果を聞きに行く。
「がんです、大きな病院へ行ってください」と言われる。頭の中に流れた言葉は「がーん」だったけれど、それってぜんっぜん笑えない。それから幾度の婦人科検診、現実味がじわじわ増してくる。婦人科って大病院にしかなく、大病院は平日のみ営業、と知る。婦人科検診は痛くてつらい。私の子宮にできた腫瘍は「例え、定期健診に行っていたとしても、見つからなかっただろう」と言われる。何だか、星占いと同じことを言われる。あなたはいつも分かりにくい、と。

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