#2000字のドラマ「救世主」の漫画とMVが公開されました

昨年、投稿コンテスト「#2000字のドラマ」で、数ある素晴らしい作品の中から私が書いた「救世主」が入賞させていただきました。

正直な気持ちとしては、「ワァ……生きてるとこんなこともあるんだ……」といったような感じで、大変ありがたく思っております。
見つけてくださった審査員の方々、ありがとうございます。

そして4/13、ついに漫画化+MV化された映像がYouTubeなどで公開になりました。

まず先に、ますだみくさんが描かれた漫画をTwitterから拝見しまして、原案を自分が書いているのでストーリーの流れは分かってるにも関わらず、とんでもなく楽しみました。普通に誰よりも楽しんだ自信がある。
あの2000字で足りてなかった部分をいい感じに補完してくださっていたり、こんな風に解釈されたんだな~とか思いながら読ませていただきました。
私が小説や文章を書くときは、だいたい頭の中で流れてる映像を書き取っていくみたいな感じなんですけど、それがびっくりするくらいシンクロしているコマがあったりして、私が言いたかったことをかなり汲み取っていただいて大感激でした。感謝というか、もはや拝んでも拝みきれない尊さです。

続いてMVは、「パズル」というタイトルで、RYOEMさんに作詞作曲していただいております。い、いい曲~~。音楽的なことは全然分からないんですけど、すっごくイメージに合う。書き下ろしの贅沢さエグい。
これ電車でのシーンがほとんどなので、バックに電車の環境音が入ってたり、テンポも電車が進むリズムに合うような感じがして、ずっと聞いていたい系の素敵な楽曲を世に生み出していただきました。
歌詞は好きなところいっぱいあるんですけど、やっぱり「どれだけ指を~」の部分が特に好きです。
「救世主」の登場人物である栗田と山添は、それぞれ周りのイメージや期待に応えられない自分、そしてそのもどかしさ、葛藤、息苦しさを抱えて生きている。でも、あの電車の中での出会いによって、自分が「信じたい道を進むだけ」って思えるきっかけになった。そして結果的に、互いの「救世主」となったわけです。
その核な部分をすっごくよく表していただいている……と、個人的に思いました。感謝が止まりません。

私の原案小説を何倍も素晴らしく素敵に仕上げていただきまして、ますだみくさんとRYOEMさんをはじめとする今回制作に関わって頂いた方には大変感謝しています。やっぱ生きてると良いことってあるんだね……。
そして改めて、「救世主」を見つけて選んでいただき、ヨムオトによって漫画化・MV化していただきまして、ありがとうございました!
なかなか結果は出せないし創作する意味を見失っても「書くこと」だけは手放すことができず、ずるずると送ってきた創作人生の中で最高の経験となりました。これからも全身で創作にぶつかっていきたいと思います。
というわけで、今回「救世主」は、何よりも私の救世主であった、という話でした。
ありがとうございました!

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