20世紀の歴史と文学(1954年)
今から70年前の1954年3月1日、マーシャル諸島付近でアメリカが水爆実験を行なったのだが、その威力の見積もりを誤ったために、当初は危険水域外だったはずの海域で操業していた第五福竜丸(=マグロの遠洋漁船)が被爆した。
東日本大震災における福島原発事故の放射線被爆よりもはるかにひどい「死の灰」を、第五福竜丸の乗組員たち23名は、4時間ほど浴び続けることになった。
この影響で、第五福竜丸の無線長だった久保山さんが、半年後の9月に40才で亡くなった。
漁船なので、「死の灰」を