【続編】歴史をたどるー小国の宿命(54)
第107代の後陽成天皇が、1603年に家康を征夷大将軍として任命してから8年後(1611年)、息子の後水尾(ごみずのお)天皇が第108代天皇として即位した。
その翌年、家康は、後水尾天皇の后として、秀忠の5番目の娘・和子(まさこ)の入内を再度打診していた。最初の打診は、1608年にあったのだが、後陽成天皇が難色を示していた。
再度打診があったとき、後水尾天皇はまだ16才であり、秀忠の娘である和子は5才であった。
1614年に、正式に入内宣旨が出されるが、タイミング悪く大