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ヴァイオリンで唱歌を奏でよう

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ヴァイオリンを独学したい初心者向けのシリーズで、コンパクトにまとめました。ただし、一度はヴァイオリン上級者のチェックを受けることをお勧めします。 その後、唱歌の歴史にも触れていた…
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記事一覧

【最終回】唱歌の架け橋(第30回)

本シリーズ最終回は、日本の歌百選にも選ばれている中田章作曲の『早春賦』(そうしゅんふ)で…

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唱歌の架け橋(第29回)

10月も明日で終わりだというのに、日中は少し汗ばむほど気温がまだ高めである。 気がついた…

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唱歌の架け橋(第28回)

中田喜直が作曲した童謡や唱歌は、『おかあさん』『夏の思い出』など、やさしい感じのメロディ…

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唱歌の架け橋(第27回)

昨日の『おかあさん』の歌だが、同じく中田喜直が作曲したもので、江間章子(えましょうこ)作…

ランナウェイ
1か月前
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唱歌の架け橋(第26回)

先週の世界の民謡シリーズに続き、唱歌の架け橋シリーズも、今週がラストである。 最後は、作…

ランナウェイ
1か月前
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唱歌の架け橋(第25回)

戦時下の日本を扱った『この世界の片隅に』というマンガをご存じの方も多いだろう。 2016…

ランナウェイ
1か月前
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唱歌の架け橋(第24回)

ゆかいな動物たちが描かれているもうひとつの童謡を、今日は紹介しよう。 『わらいかわせみに話すなよ』である。 実は、おとといの『ちいさい秋みつけた』も、昨日の『かわいいかくれんぼ』も、今日の『わらいかわせみに話すなよ』も、作曲したのは、中田喜直(なかだ・よしなお)である。 まずは、サトウハチローの作詞を見てみよう。 【1番】 たぬきのね    たぬきのね    坊やがね おなかに    しもやけ    できたとさ わらいかわせみに    話すなよ ケララ    ケラケラ

唱歌の架け橋(第23回)

今の時代の子育ては、共働きであってもシングルであっても、昔ほど余裕があるわけではないから…

ランナウェイ
2か月前
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唱歌の架け橋(第22回)

サトウハチローが1945年に書いた詩が『リンゴの唄』、1949年に書いた詩が『長崎の鐘』…

ランナウェイ
2か月前
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唱歌の架け橋(第21回)

前回は、長崎原爆の日だったので、『長崎の鐘』を紹介した。 暑い夏もそろそろ終わりに向かっ…

ランナウェイ
2か月前
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唱歌の架け橋(第20回)

今日は、長崎原爆の日である。 1949年、古関裕而の作曲によって誕生した『長崎の鐘』は、…

ランナウェイ
2か月前
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唱歌の架け橋(第19回)

今日も、緑が登場する歌を紹介しよう。 1947年、童謡歌手の川田正子が歌った『とんがり帽…

ランナウェイ
2か月前
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唱歌の架け橋(第18回)

今日は、第6回の『夕焼小焼』の唱歌で登場した作曲家の草川信の再登場である。 海沼實と同じ…

ランナウェイ
2か月前
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唱歌の架け橋(第17回)

今日も、作曲家の海沼實が関わった歌を紹介しよう。 1946年、終戦から1年が経った8月下旬に、大ヒットした『みかんの花咲く丘』である。 この頃は、12才の川田正子(かわだ・まさこ)という女の子が童謡歌手としてデビューしていた。 戦後復興もまだまだというときに、NHKのラジオ放送が国民向けに歌を流しており(=当時はテレビ放送がまだなかった時代である)、NHKから依頼を受けた海沼實は、川田正子に自らがメロディーを付けた歌を急ごしらえで教えたのである。 ちなみに、作詞の依頼