目に映るものと見えていない世界〜写真で見えてくる知らない世界〜
①星空
友人が、新月だから、星空を撮りに行こうと言っていたので、そうか、新月なら自分の家でも星空が撮れるかなぁとやってみました。それがコレ。
団地から北の空を撮っています。
以前、家の前の道で夜中に三脚立てていたら、ジョギングしている人がやってきて、
ギョッとなったので、不審人物と思われないように、今回は高い場所から…
家の前の道でやってみたときは、東京23区は深夜1時でもジョギングする人はいるわ、車のヘッドライトでビーム照射くるわ、暗い空を撮る設定なので写真が真っ白でした。
夜遅くても車も、人も、自転車も、何でもかんでもバンバン通る。(たまにハクビシンやらタヌキが出没。)
今度は高層階から撮ってみると、街明かりがいっぱい。東京の夜は明るいんですね。
でも空だけ撮るなら南ゴビの方が綺麗。街明かりと星を撮りたいのです。
で、です。
目が悪いわたしには、ひとっつも星なんか見えていないんですよ。
ベタな暗い夜空が広がっているだけ。
東と南西側の空には辛うじて見える星があったんですが、こっち向きには自分では全く見えない。
そこでカメラのISO感度を上げて、広角レンズでピントをとりやすくして、街の明かりが白飛びしないようにライブコンポジットで撮影しました。(星が点々になっているのはそのせいです。)
そうするとあぶり出しのように、星の軌道が現れて、あ!そこに星があったんですね〜ということがわかります。それが楽しいです。
仲間と一緒に星の写真を撮りに行っていれば、こういう時に私には見えないけれど、この星の線の内の明るいものは見えている人がいるらしいこともわかります。
「ほら、あそこの星」って指差してもらっても見えないものは見えないんだもん。
自分の見える世界と人が見ている世界は違うということを改めて感じます。
②その瞬間
これのタイトル写真にしたような飛んでいる鳥の羽ばたきも、私には速すぎて見えません。
ストロボを使って撮影すると時を止めたような世界が現れて、すごく新鮮です。
水風船が割れる瞬間や、蝶の羽ばたきなど自分の目では捉えられなかった世界が広がってゆきます。
③ミクロの世界
小さな世界も驚きに満ちています。
私の使っているカメラはオリンパス。
さすがの内視鏡のメーカー
雪の結晶や蝶の羽、猫のホワホワの毛なども綺麗に撮れます。
この2枚はオリンパスのコンパクトデジタルカメラで撮影した物です。一眼レフカメラでなくても充分撮影できます。
④遠いもの
目が悪いので当然遠いところがどうなっているのか見えないわけです。
でも望遠レンズを使えばこの通り。
富士山から登る月。
山頂の測候所も見えます。
自分が見ているもの、見えているもの、こうだと思い込んでいるもの、は、
実はほんの一部分。
まだまだ世界には不確かであやふやな部分があるのだろうと思います。
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