歴史とは何か
あなたの今年の10大ニュースはなんでしょうか?
リモートワークになった、
夏休みの予定がなくなった、
オリンピックが…
今年はコロナにまつわる何かが必ず入ってきてしまいますよね。
自分史の中でも、世界史の中でも、2020年は歴史に残る年となると思います。
では、歴史に残る、とは何なのか、日々起きているいろいろな事象の中で
歴史的な事柄とそうでないものは何なのか。
学生時代に、教わった本に
E.H.カー著「歴史とは何か」という本があります。
ケンブリッジ大学で行った講演が元となっている本です。
「歴史とは
歴史家と事実の間の
相互作用の不断の過程であり、
現在と過去との間の
尽きることを知らぬ対話なのであります」
ナポレオンがルビコン川を渡ったのは歴史的事実で、一般の人が毎日ルビコン川を渡っているけれどもそれが歴史的な事象とならないのは、結局のところ、現代においての我々からみて大事だと思う事柄が「歴史的」な事実となる、ということです。
つまり、「事実」と言っても、自分の視点からのバイアスは、かかる、という事です。
今のニュースにしろ、何にしろ、良し悪しはともかく、バイアスは必ずかかっている。
それの見方、考え方をこの機会に良く考えてみることが大切なのではないか…と思います。
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