20220716 7月上旬に読んだ漫画の感想

ちょっと推しの活動終了のインパクトがでかかったのでちょっと読書数が乏しいし、たぶん下旬も同じことになる。
あとNARUTOを読み返したり鋼の錬金術師を読み返したり姫様"拷問"の時間ですを読み返したりしている。


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BORUTO

ジャンプの代表作にしてちゃんと完結した漫画、NARUTOの続編。
うずまきナルトたちの世代が親世代となり、その子供ボルトを中心にした漫画。
1巻と2巻を読んだ。

なんとな~~~くの内容はちょっと聞き及んでいたけど、
冒頭で木の葉の里がいきなり崩壊していて、ちょっと成長した感じのボルトがカワキというキャラクターと対峙していたりとかはちょっと知らなかったし、なんだったらボルトに妹がいたのも知らなんだ。
あとうずまき一族と日向一族の子供とはいえいきなり影分身の術を使っていたり、ボルトとサスケ・サクラの娘、大蛇丸の息子でスリーマンセルになっていたり、
普通に知らない内容のほうが多くてわりと新鮮に面白かった。

そもそもこういう続編的な作品はいろいろな要因からあんまり好きではないのだけど、
なんとなく買って面白いかなぁどうかなぁって若干不安になりつつ買ったのだけどとりあえず今のところは普通に面白く読めている。



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はなにあらし

友達グループの中でこっそり付き合っているふたりがバレずにイチャイチャする百合漫画。
11巻を読んだ。

クラスが分かれたなのはに新しい友達が出来てちょいと嫉妬を煽るエピソードなんかが今更ながら出てきたり、千鳥の誕生日でデートしたり。
今巻はなんかここに来てラブラブ感の高いエピソードが多かったような気がする。

雨宿りで擬似的にふたりだけの世界みたいが出来るというシチュエーションとてもいい。
恋人同士のドキドキ感もそうなんだけど、バレるかバレないかのドキドキ感も相俟って乗算になっているのが良さだなぁと思う。
んで基本的にシチュエーションの作り方も上手いのでそれもよく活きるし、改めていい漫画だなぁ~ってなった。


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見るからに怪しい二人

どう見ても怪しい風体のふたりだけどゴミ拾いをしたり猫探しをしたりする人たちが、見た目でなんかすごい犯罪してそうって誤解を受けながらもわりとマイペースに日常を送るギャグ漫画。

本作の話ではないけど、
柄の悪い人たちとかモンスターとかと、誰かしら弱い人が一緒にいてどう見てもよろしくない展開になりそうなシチュで、怖い人が実はめちゃくちゃ親切でほのぼのしい話になるというのが自分はとても好き。
ヤンキーと大人しそうな女の子が女の子の彼氏にビデオレターを送っていると思ったら、ヤンキーが女の子に煮物の作り方を教えるのをビデオに残しているだけとかあぁいうやつ。
あとオークが女騎士にドン引きするとか。

最悪の展開がほのぼのか面白い展開になっていくのも良いし、悪者扱いされがちっぽい人たちが親切なのが微笑ましいというのもあるけど、
それをだいたい煮詰めたようなのが本作なので普通に面白かった。
極主夫道」「女の園の星」的なシュールな空気感もわりと好き。


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声がだせない少女は「彼女が優しすぎる」と思っている

失語症の女の子・音と、人の心が読める女の子・心崎さんの話。
11巻を読んだ。

前巻から続いて、音が失語症になるに至った経緯を知ろうとする心崎さんと、そのために他人の心が読めることを音に言うか悩んで「心の声が聞かれてしまうなんて気味が悪い」と思われてしまうんじゃないかと葛藤する心崎さんと、
音が失語症になるに至った経緯の過去話。

基本的に優しい世界が良い本作だけど、今巻は音の失語症の理由のエピソードなので全体を通すととても重たい。
とはいえ失語症になってはい終わり!じゃなくて、ちょっとだけそのあとに救いが見えるような終わり方で次巻に続く。結果的に音は失語症になってはいるけど、悪いことばかりの中でもちょっとだけいいものを残すのは本作らしいと思う。

あと音が失語症になった原因を見ても、純粋な悪意100%で誰かを傷つけようとした人はおそらくおらずすれ違いとやけっぱちの虚勢と暴言が重なってしまったのかなぁという気はするから、たぶんこのあとの展開で何かしらのフォローはあるんじゃないかなと思う。
とはいえ音がとても傷ついた直接的な理由なので、なかなか上手く納得できそうな未来にするのは難しそうだけどどうなるかなぁという感じ。



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可愛いだけじゃない式守さん

アニメ化したけどまだ見てない顔が良くて可愛くてかっこいい式守さん。
14巻を読んだ。

2年生に進級したら、式守さんの過去を知っていそうな後輩・隼瀬さんがいたので彼女についての話。
こっちも過去のお話。主人公格ではなくてサブキャラクターのではあるが。
それはそれとして式守さんは昔から顔が良くて可愛くてかっこよかった。

学生に課される面白くないルールで抑圧される個性と、それに反発しようとしても上から目線で無粋に押しつけられる価値観で溜まり続けるフラストレーションの話。
自分が学生時代の頃にはあまりこういう自己主張はなかったし、そもそもそれなりに自由さもある校風だったし制服が可愛いという評判もあった学校なので縁がなかったけど、
作中で言われている「髪は一本結びか肩につかないショートカット、前髪は眉上でヘアゴムは黒色で靴下は白でどうのこうの」というルールマジでクソほど面白くないので、仮に自分がこういう学校だったら自分でも地獄だった気がする。

「決まりだから仕方ない」とかいうしょうもない問答はそのルールがどういう意味を成しているのか答えられない無能であることも証明しているし、彼女が通っていた学校では個性なんてズタボロに死ぬと思う。
ダメな理由がちゃんと説明された上で抱く感想として「じゃあ仕方ない」となるのであって、説明する側が「仕方ない」というのは意味がないっすね。
パーソナリティを殺した画一化ほど醜いものはない。欧米諸国に染まれ。

まぁこんなインターネットの片隅で社会的立場のない大人が語っているだけの感想に意味はないというのはそれはそれとして、
シンプルに顔が良くて可愛くてかっこいい式守さんがとても素敵という以上に、学生だからこそ持つ感情というか機微というか、そういうのの描き方がこの漫画は本当に上手だと思う。
だから漫画読んで感想書いてるのに本編と関係ないところでこんな長文になってしまう。



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