食が抱える課題

るーみんです。

食育活動について
動きだしてからいろんな課題が見えてきた。

私も知らなかったり
気付いていない課題もあったから
この課題をより多くの人に知ってもらいたい。

解決方法って一つじゃないはずだから
いろんな視点でそういう意見が生まれてきたらいいなぁと思う。


〜食育の理想と現実は〜


ちょっと前になるけど、
すでに食育を事業としてされている社長さんとご縁を頂いて、お話をする機会があった。

その方は
ファスティング事業・物販
セミナー、講演活動
などをされていて、

実際に企業や保育園などに対してもセミナーをされているということで、
『食育』というものの実情はどうなんだろう?
と前のめりでお話を聞かせてもらった。

そうすると、出るわ、出るわ。
課題が山盛り。

そもそも
食事と健康に意識が向いている企業は
だいたい大企業で
すでに社食などに工夫がなされている。

一番意識をあげたい人たちは
中小企業、もしくは零細企業といわれるところにいる。

でもそういった企業は
“食と健康”
というところに予算が割ける状況じゃない。

『分かっちゃいるけど』
で話が終わってしまう。

そりゃそうだ。

社員の健康ももちろん大事だけど
そもそも会社が成り立っていないと
そんな事言ってられない。

そうなると、
自分の健康管理は
自分でしないといけないワケだけど

そこに意識を持たない人たちは
つい楽なもの、安いもの、手軽なものを求めちゃう。

おーまいが( ;´Д`)

なんとか中小企業でも
食育が伝わっていくように
助成金などを活用できないか?
模索中だそうだけど。。

なかなか壁は分厚いところ。

そして、
2005年に食育基本法は制定されたものの
実際に行政の現場までその意識や存在じたいさほど浸透しておらず。。

市や区に対して食育の取り組みの協力を求めても、すんなりイエスは返ってこない。

食育を伝えようと思うと、
伝え方によっては一部の製品などを
否定してしまうこともある。

それは自治体によっては良しとしない場合もあり。。
『面倒なことは起こさないでくれ』
という雰囲気が伝わってきた、と。

自治体にもよるんだろうけどね(´・ω・`)


〜食欲のない子供はなぜ増えた?〜


企業や団体単位での食育もまぁ、難しいなぁというところなのに、
家庭レベルで見ても難しいんだなぁと感じたのがこのツイート。

私が最初にこのツイートをした時は

『自然の食べ物を摂ることが少なくなってきた現代は生体エネルギーが不足し、
生命力に直結する食欲が減退してきているのでは』

という意図を込めてツイートしたんだけど、

私の予想と反する反響といろんな意見が出てきた。

挙げられた意見をザッとまとめると

・食べ物そのものの栄養価が落ち、美味しく感じられないから
・運動や身体を動かす遊びが減っているから
・食材に触れていないから
→(料理を作る過程を経験していない)
→(栽培されてる段階を知らない)
・一人で食べることが多いから
・出来合いのものばかりだと食べたいと思わない

などがあった。

想像以上に食欲のない子供さんのことで悩んでる人が多いことにびっくりしたのと同時に、危機感をさらに強く感じた。



子供のおやつもちょっとしたことだけど、毎日の積み重ねで影響がある。


ツイートしてから感じた。

これは…
思ったより根の深い話なんだ。


〜美味しくない・お腹空かない〜


日本の畑の現状には、農薬やJAさんとの関係性もあるよね。
農薬は悪ではない。
でも使いたくない農家さんもいる。
でも使わないといけない実情もある。
(JAさんを通さないと販路がない、など)

農薬を使うと
微生物がいなくなり、土が痩せてしまう。

それが分かっていても
やめられない現状があるんだとか。


そして、
身体を動かす機会が減ってるのも、
塾や習い事で忙しくて公園で遊ぶことが減ってるっていうのも聞く。

それとか、
子供だけで公園で遊ばせるのを不安視する親御さんもいるだろうね。

ここにもご近所付き合いが減ってきていて、
どこかのお母さんが見てくれたり、とか
学年は違ってもも近所の子供同士が遊ぶ、というのが減ってたり?
そういう問題もあるのかな。

この辺りは実際に私が感じられることは少ないから推測にはなるんだけど。


〜毎日作ることは凄いこと〜


共働き家庭や一人親家庭ってどんどん増えてる。

そんななか、
毎食手作りの料理を作ってあげるのは
なかなか大変なのが現実。

“出来合いのものやお惣菜の食事ばかりはダメだ!”
という意見ももちろん分かる。

私もできれば子供たちが手作りの料理を食べれる環境でいて欲しいと思う。

でもね、
サボってる訳じゃない。
本当に大変なの。

私の母も一人で4人を育て上げてくれた。
(るーみんは4人兄弟です)

昼間にも仕事をして、夕方の空いた時間に夕食を用意しといて、
夜にまた仕事に出ていた。

母は

『自分が手作りの料理を作ってもらったことが全然なかったから、自分の子供にはちゃんと手作りのご飯を食べて欲しい』

と言っていた。
料理が好きな母だったし、楽しんでやってはいたけれど。

こういう経験や思いがなければ、忙しさの中、
食事を簡単なものに済ませてしまうのは
仕方ないのかな、と思ってしまう。

孤食の問題は、受け取り方次第ということもある。

私も親がずっと働いていて
兄弟とも過ごす時間は違ってたから
ほとんど一人で食事を摂ることが多かった記憶がある。

だからって寂しかったかと言われれば
そんな事もなかった。

逆に一人の方がのびのび食べてた気がする。笑

誰かと食べるご飯も楽しいけど、
一人で自分のペースで食べるのは
私にとっては気が楽だった。

(逆にたまに兄弟と一緒に食べるご飯は
おかずの取り合いだった。笑)

私の場合は
学校から帰ってきたら母が料理を作っている姿を目にすることもあった。

でも学校から帰ってすぐ塾に行かないといけなかったり、
親が仕事に行ってるという状況だと
一緒に料理をする、という時間もなかなか無いよね。


そして問題は子供だけではない。

だから大人がまずは真剣に考えなくちゃ。


こんな風に
いろんな現代の風潮が重なって重なって
起きてる問題。

一つが解決すれば良い、という訳ではないね。

どうする?
どうしていく?





1人ずつが行動しなくちゃだね。

こういう人がどんどん増えていけばいいね。


誰もが美味しい、楽しいと言える食事。

近づけることはできるはず。


〜食育は引き継がれる〜


食育は長い目で見てる。
というか
一生やっていかないといけないと思ってるし
やっていきたいと思う。

人は

“楽で便利で安いもの”
に流れやすい。

いつもは気をつけていても
つい忙しさに紛れてって事もあるし
現状、食の優先順位が低い人はそうなっちゃうよね。

よほど良さや必要性を感じない限り。

じゃあその
“良さや必要性”を伝えていけばいいんだけど。

その浸透って本当にちょっとずつで。
地道にいくしかない。

セミナーやイベントの開催は
どんどんやっていく。

でもその日にち、その時間、その場所に来れる人って限られちゃうから。

もどかしい〜!!
って思っちゃうワケ。笑

はい。
すぐ結果を求めちゃうのが悪いクセです。

実際にセミナーやイベントに来てくれた人達の
感想や意見を聞けるのは
リアルの食への声が聞けるから
本当にありがたい。

だからそれは丁寧に続けていかないとな、と。
自分に言い聞かせている次第です。

〜密かな狙い〜


でもさ、やっぱり

“楽で便利で安いもの”
食育ができると良いよね。

もしくは
“体感できて楽しいもの” 。

もしかしたらさ、
出来るかもしれないよ。

自分たちの手で。

皆んなが集まれば。

ありがたいことに
いくつか声があがってる。

アプリで繋がり
飲食店のメニューが食育に
誰かの知識と
誰かの技術が人を健康にする。


その中に自分が関われるって楽しくない?

食 × 場所 × IT × 人

まだ。
もうちょい。
早くこい。

待ってる。


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