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Pakuri Art:まねする時の礼儀

パクリという言葉は、私にはとても愛着のある響きに聴こえます。

パクリという言葉の語源には色々な説がありますが、クリエイターの仕事に関しては、「他人の創作物をそのまま盗む」というような意味合いで使われていて、あんまり良いイメージではありませんね。英語ではPlagiarismと言って、著作権侵害の法的な罪に問われる場合もあります。

もちろん誰かの描いた絵や書いた文をパクって、自分のもののようにして公開するのはいけません。それでお金を儲けようなんてとんでもない話です。

でも、私にとってのパクリアートは・・・

既に誰かが描いたイメージや撮った写真やアイデアから生まれたインスピレーションを受け取って、元の題材をパクって(一部真似して)、新しいインスピレーションとつなげて、素直な氣持でその場に合ったイメージに書き換えていく、「エカキの道楽」です。

そう言うと、ただ遊んでいるだけだと勘違いされそうですが、「遊び心は大切に」しながらも、結構真面目に丁寧に絵と向き合います。パクリアートで一番大切にしているのは、インスピレーションのもとになった大好きな人達との繋がりです。

私のパクリアートの原点は、パクリたいと思った人を愛おしく大切に想う氣持ちです。

どこでだったか誰が言ったか覚えていませんが、「真似されるということは、最高の褒め言葉」だと聞いたことがあります。あ〜、これもパクっているのかなあ? こんなこと書いていると、自分のオリジナルなんて、いったいどこにあるのだろう? みんなパクリあって生きているのでは? なんて考え出してしまいます。

話をもとにもどしましょう。

私のパクる対象は、愛らしい子供の絵であったり、他のアーティストであったり、友達や家族であったり、色々ですが、私が声を大にして言いたいのは、パクリアートで紹介する人たちは、私にとってとても大切な人達なのです。

その人達の発する輝きを受け取って、私なりにモットモット輝きが増すようにパクリアートとして描くことです。

そして礼儀として、必ずご本人や、(子供の場合は)保護者の方に了解を得た上で公開しています。

パクリアートを通じて、素敵な人達とストーリーとの出会いを楽しんでください。



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