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平安へ行く前に
平安時代。
私は昔から古典文学が好きで、
源氏物語や伊勢物語など、
古典書だけでなく、
小説や漫画でも楽しんでました。
小学生の頃から。
類に漏れす、
夢の中でまるっと
明晰夢で体験しているため、
源氏物語で知っていた
身の毛のよだつ六条の御息所のクダリも、
あったことを思い出した次第。
私は誰の役をしていたのか、、、。
色んな女性の役を夢で演じたのか?
ちょいと、不明。
ですが、
梓弓がびょーん、びょーんと鳴らされるのを
間近で見聞きして、
おー!これが梓弓!!と感動しながらも、
生霊の現れるあの冷え冷えとした張り詰めた空気に、何だかヤバいな、梓弓頑張れ、変な祝詞頑張れ、小太鼓頑張れ、と侍女達を心の内で励ましながら、結界らしい綱が張られた間に正座していました。
既に本で、
生霊としてやって来てるのが、
六条の御息所と知っていましたが、
本人にも会うし、
知らない振りしているし、、、。
ちょっとエスカレートした六条殿、
私の顔に顔を近づけたのが、
不快だったので、
「六条殿、いい加減になさってくだされ。あなたが六条の御息所である事、もう皆知っていますぞ。」と言ってしまった。
その後の荒れようは、
何と言って良いのか。
梓弓は何本も弦が切れてしまった。
太鼓のバチは飛んでしまい、
生霊とは言っても、
六条の御息所の年期の入り方は
尋常じゃない。
そんな時に入ってきたのが、
九尾狐。
当時の私は、
九尾の狐は、悪い狐と思っていたので、
六条の御息所と九尾狐とは、
全く今日は駄目だ、と諦め、
キツネのオッポを数えて、9本だなぁ、とのんきなもの。
九尾狐は、前で尾を広げ、
六条の御息所を撃退。
侍女達の間に風がビューっと吹いて、
静まった。
怖いなぁ、台風みたいだわ、とのんびりしながら、
九尾狐にお礼を述べる。
梓弓は最後の一本となっていて、
侍女達は、この一本で助かったと口々に話す。
私としては、梓弓や太鼓の音に九尾狐が現れ、満足のエンタメでした、、、。
さて、後日、
六条の御息所を問い詰め、
顔色が悪くなるのを見て、
そうならないように気をつけるようにと、意地悪な忠告をしたのは、無理もない。
なぜ意地悪かというと、生霊になる方って知らずに生霊し始めるから、やめ方も分かってないのです。
カルビーのカッパえびせん状態ですよ。
でもね、やっぱり、駄目よ。
自分勝手な暴走はね。
だって、光源氏も生霊になる女は疲れますから。
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(平安の着物スタイルじゃありません。当時は髪は結い上げません。)
そんな事は置いておいて、
父が中国の王様だったのか?という時代の話を。
その時に王が何をしようとしたのか、今なら理解できます。
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