誕生日

誕生日がまたやってきた

どんどん歳だけが進んでいく
取り残された私は
身体だけが死へと進み続けるのを
ぼんやり眺めている

扉が開くのを待っている
その時がきたら
最後に何を言おうか考えている

誰に
何を言おうか
ずっと考えている
呪いの言葉を

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