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失敗談が人に喜ばれる理由


こんにちは、西川智子です。

前回初めての投稿で私の自己紹介と、ノートを始めた理由について書きました。

ノートを始める理由となったビジネスコミニティに参加申し込みしたものの、決済に進むまで3日間かかった事や、仕事でのトラブルで葛藤していた事などかなり自分自身の内側をさらけ出した内容になりました。


勢いで書いてみたものの、さらけ出しすぎて少し恥ずかしい&不安だったのでなくべく読んでもらいたくなくてさらっと投稿したつもりだったのです・・

が、結果的にTwitterでは私の投稿の中で過去最高にいいねがついていました。

(読まれくないものに限って汗)


なぜこんなに読んでくれる人が多くて、反響があったのかと考えてみたら

ある意味この記事は私の「失敗談」だったからなんじゃないかと思うんです。


本日の記事は失敗談が人に喜ばれるのは理由があるんだよ、と成功者(仮にAさん)に教えてもらった時の私のエピソードを書いてみますね。
(自分が情けなるくらいの、恋愛の失恋話しです)


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簡単に私の失恋話しをまとめると・・・

長年付き合った彼がいて
仕事の出張で長期間家を空けていたらその間に新しい彼女とすでに同棲を開始していて、私は帰る家がなくなりそのまま実家へ帰ることになりました。
その数ヶ月後に彼はその彼女と結婚したという、まあよくあるあるかもしれないですけどドラマのようなストーリーが現実で起こったんですねw


私は当時、ひどくやさぐれていて
なりふり構わず色々な人に
話しを聞いてもらうことで平常心を保っていました。


気持ちを外に吐き出すことで、心のバランスをとっていたんです。


そこで、大抵の人は
「そんなやつひどすぎ!」とか
「むしろ良かったよ」とか
「信じられない」とか
共感してくれたり
落ち込んで気力のない私に代わり
めちゃくちゃに言ってくれたりしてくれて
少しづつ元気を取り戻していました。


なんですけど、Aさんは全く違うリアクションだったんですね。


「人生でそんな衝撃的な出来事が起こるなんて・・・・
ほんと、あなたには申し訳ないんだけど(うっすら笑い)羨ましいわあ〜〜〜〜!」


って言ってきたんです。

え、ちょ、ちょ、ちょっと待ってよ。
羨ましいとか何よ、
どうせ人ごとだから、そんなこと言えるわけでしょ?
いや、ちょっとこの人なんなん、、、!

しかも私のことかわいそうとか思ってるわりに笑ってるし、なんなん。


私自身は傷心の真っ只中でしたし、
少しは優しい言葉をかけてくれるのかと思いきや
「羨ましいわあ〜」ってのんきに(←!)
言われたんですね。


まあ、正直ムッとはしましたけど(したんです)
どうしてそう思うんですか?と聞いてみました。


そしたらこんなような返事が返ってきました。


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「人生経験を誰かに話す時に、喜ばれる話題って知ってる?

誰かが成功したとか、上手くいったとか、どれほど順調かとか、夫婦関係も上手くいっていて、人生右肩上がりだ!っていう自慢話や成功体験じゃないんだよ。


確かにそれも、参考になるかもしれないけど。


でも、それよりもっと人が共感したり、勇気になったりする話しっていうのは「失敗談」なんだよ。


失敗経験があるっていうことは、それだけ
人に共感されたり、好かれたり、応援してもらえるっていうことに繋がっているんだよ。

今は、失恋した渦中にいてそう思えないかもしれないけど
数年経ったらあの時こんなことがあって、こんな風に乗り越えてきたっていうストーリーを話すことができるんだよ。


それって、自分一人だけで作ろうと思っても作れないドラマと一緒なんだよ。


僕があなたと同じ体験したいと思っても、できないんだよ。


だから、失敗したり、ドジ踏んだり、痛い出来事だなって思うことさえも人生経験の、1つのコンテンツになるんだよ。
だから、うん、やっぱり、そういう経験って羨ましいなあ〜。笑」


これを聞いた時に
ああ〜、起きた出来事は1つなのに
物事の捉え方が人よってこんなに違うのかって
ハッとしたんです。

確かに、そうだなって。


誰かに伝える時に喜ばれる話しって
成功話とか、どれだけ順調かとか、実績があるかの
サクセスストーリではなくて
失敗談ってホントだよな!って思いました。



以前私がメルマガでも書いたことがある、海外での女一人旅の話しがあるんですけど、それは海外でタクシーの運転手さんに「なぜ君は女一人で旅をしているんだい?」と聞かれ

失恋したから一人で来ることになっただけだ


私の失恋話しをしたらめっちゃくちゃ爆笑されて、それで仲良くなって
結果的に旅のサポートをしてくれて旅の期間中すごく良くしてくれたっていうことがあったということを書きました。


これはその出来事にも重なるところがあるなあと思っていて
失敗談って、国境を超えて
親近感を持垂れることがあるんですね。


Aさんは、色々な人に
教育をしたり、導いたりする機会が多い方だったので
「失敗談があるのが羨ましい」と言われたのでした。


Aさんくらいの地位や名誉、今までの実績があるとある程度は何をしても上手く行ってしまうと。
会社を始めたばかりの時は、もちろん失敗もたくさんしたけど
今では、多くの人が共感するような失敗のエピソードを作る方が難しいと。


なるほど、と思いました。


確かにある程度軌道に乗って上手く行ってしまうと失敗すること自体少なくなっていくのですよね。


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私自身も、今ではその恋愛話しを笑って話せるくらいに
なったからこそ思うのですが

「人の失敗談は蜜の味。」だなあと。

こう書くと誤解を招きそうなのですがそういう意味ではないです。


人の失敗談を聞くのって本当に勉強になるんですよ。
誰かのサクセスストーリ、成功した話しを聞くよりも
何十倍も臨場感があって
明日は我が身ではないけれど、とても身近に自分ごととして捉えることができるんです。


なぜなら、成功法則は
人の数ほど無限にありますが
失敗はみんなほとんど同じところで失敗するからです。


成功法則は、星の数ほどあるけど
失敗する原因はほとんどみんな同じなんです。
つまずくポイントが一緒だからです。


それを教えてもらった時に
今までの価値観がひっくり返って


いや、待てよ。
失敗した経験談って実は、実は、、、
めっちゃおいしいじゃん?!って思うようになりました。

今まで、本当に私は失敗や葛藤や迷いが多くて
他の人様といつになったら
同じスタートラインに立てるのだろう?(立たなくていい。)


今世では、もう無理なんじゃないかって思って諦めて
自分の砂場の遊び場コミニュティ(自分のビジネス)を作ったのですが・・すみません、話しが少しそれてしまったけど、
Aさんが話してくれたように
失敗談ってのちのちネタになってしまうものだし、
いつかきっと誰かの役に立つものだし、必要な人に届くものだし
誰かを笑わせたりする、最高の教材になったりします。


だからもし
私も失敗が多くて全然自信がないっていう人がいたら
むしろあなたはラッキーです!と私は言いたい。


その経験を語ることは今すぐできないかもしれないけど、
時を経て、その思い出も成熟させておいたら
のちのちおいしいネタになっているはずです。



私も昔はこんな失敗をしたことがあってね・・・・かくかくしかじか
なんて自分の話しをシェアすることで
誰かが救われたり、ほっこりしたり、勇気になったりするならそれだけで失敗する価値あるよなあって思います。



(今日の記事は自分への自戒も込めて。)


行動したり、失敗するのが怖い人の背中を押せたらいいなと思います。
成功談や自慢話をするより、ウケるから。笑!!ホント!


というわけで、また次回お会いしましょう。




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