あつまれ動物の森がここまでヒットした理由はコロナだけじゃない！
あつまれどうぶつの森の人気
任天堂から2020年3月20日に発売された「あつまれどうぶつの森」がとんでもない売れ方をしている。
2週連続で1位となった『あつまれ どうぶつの森』は、今回も28.4万本と絶好調。 累計販売本数も389.5万本となり、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』を上回って、Nintendo Switch用ソフト史上最多となった。
と、上記引用元の通り、任天堂スイッチの歴史に残る結果となった。
軽くどうぶつの森シリーズの歴史を振り返ってみる
シリーズ第1作の「どうぶつの森」はNINTENDO64向けソフトとして2001年4月14日に発売され、一作目から、若い女性、子をもつ母親を中心に支持され、人気ゲームとなった。
約20年たっても愛され続けるどうぶつの森シリーズの魅力に迫っていきたいと思う。
初期シリーズの村人設定から3DSのとびだせどうぶつの森で自身が村長になり、今作あつまれ動物の森では手付かずの無人島でガンガン街作りをしていくゲームとなっており、明らかに進化しているプレイヤー設定に、前シリーズからプレイしているファンはまず興奮するだろう。
やりこみ要素１２０点！いや２００点！
どうぶつの森のやりこみ要素はまさに沼である。
・プレイヤーのファッションや髪型が変えられて、家の家具や外観まで変えられる、女の子大好き着せ替え要素。
・島中の資材を使ってDIYをして家具や道具を作る、男の子が好きなプラモデル要素、そしてリメイクで家具や道具色や柄が変えられるこれまた着せ替え要素。
・島の住民は自分の好きなキャラクターに厳選することができるコレクション要素。
・花を交配することによりめずらしい色の花を何種類も育てることができるコレクション要素。
・魚、虫、化石、美術品を集めて美術館コンプリートを目指すコレクション要素。
・区画整理や島クリエイター（川や崖を自分で掘ったりつみあげたりできる機能）で自分の理想の島を作っていくドリーム要素。
・離れた友達や知らない人と通信機能を使って遊ぶことができる仲間要素。
子供だけでなく、子供の頃の夢を忘れた大人たちも子供心を思いだしながら熱中してしまうのも頷ける。
現在世界中で新型コロナウイルスによる外出自粛、ロックダウンが行われており、外に出られず家族や友達と会えない時間を悶々と過ごしている人々が溢れている。家の中でもストレスをためない為とニンテンドースイッチを買い求める人が急増し、在庫切れするまでとなった。
そこで「孤独×ふれあい日常ゲーム」 の二つ要素がまるで牛乳とコーヒーのようにマッチングし、人々をストレスから解放する超人気ゲームとなった。
ただ、あつまれどうぶつの森が売れたのはコロナだけが理由じゃないと思うポイントが１つある。
「島クリエイター」という機能
今までのどうぶつの森は、川や崖の形を自由に変える事ができなかった為、より一層自由度の高い街作りが可能となった。
滝、川、道、崖が自由に作れるようになれば、まるで自分の国をつくっているかのように家や家具を配置する事ができる。一種の支配欲みたいなものが満たされているんじゃないだろうか。
Macintosh『シムシティ』やMojang AB『Minecraft（マインクラフト）』のような街ゲームのいいとこ取りをした印象も受けた。
この島クリエイターという機能がかなりネットでも注目されており、様々なゲーム配信者が動画をあげている。街づくりに１５０時間以上かけるプレイヤーも少なくない。
今、YouTubeなどの動画投稿サイトで多数の動画クリエイターがゲーム攻略をあげており、その攻略動画のおかげでゲーム会社が潤うしくみになっている。大手配信者が配信をするだけでそのゲームを一緒にやりたいと思う視聴者が沢山現れる。ゲーム配信者のネタになる要素が豊富なところはあつまれどうぶつの森の大きな利点になっているだろう。
最後に
今回の記事ではなぜあつまれどうぶつの森が人気なのかを分析してみた。
暗いニュースばかりだが、こんな時だからこそ日常ゲームで贅沢なリゾートライフを送るのも悪くない。これが本来するべき正しい平和ボケなのだ。
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