クライエントに考え方を指導していく

論理療法でカウンセラーが指導すべきこと

  1. 否定的な感情の原因は、出来事ではなく認知・思考から生じていると伝える。

  2. 否定的な感情は、他人や過去の出来事のせいではない。

論理療法は問題解決思考が強い心理療法


過去や他者責任にするのではなく、自分の現在の思考に着目していく

代表的なイラショナルビリーフ

  1. マイナス思考
    良いことを無視して、何でも悪い出来事にすり替えてしまう。

  2. 拡大解釈
    自分の短所や失敗を大げさに考え、長所や成功を過小評価する。

  3. 感情的決めつけ
    客観的な事実より否定的な感情を堅実だと決めつける。

  4. すべき思考
    何かをやろうとする時、~すべき、~すべきではないと考える固まった思考

  5. 一般化しすぎ
    一つ良くない事があると「いつもこうだ」「上手くいった試しがない」など、ネガティブに考える

  6. 結論の飛躍
    特に確かな理由もないのに、深読みや先読みをして、悲観的・否定的な結論を出してしまう。

  7. 極端なレッテル貼り
    失敗した時、自分に対し極端にネガティブなレッテルを貼ってしまう。

イラショナルビリーフを伝える

論理療法では、イラショナルビリーフによって苦しみを感じているクライエントに対して、その考え方自体に問題があること、もしくは、そのような考え方は間違っている事に気付いてもらえるように関わっていく。

イラショナルビリーフ的な考えが出てきたら、カウンセラーはどうしてそのように思ったのかを問いかけ、その考え方が現実的なものかどうか、本当に正しい物事の捉え方なのかを検討していく。

Point


論理療法では、クライエントのイラショナルビリーフに着目し、その考え方が正しいものなのかどうか検討しながら指導していく。

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