「黒染め訴訟」第二審結果から考えるルールメイキングの在り方:校則・ルール見直しの最新動向(2021年10月)
「黒染め訴訟」第二審判決が出されました
■校則問題に火をつけた「黒染め強要訴訟」
大阪府立高校に通っていた元生徒が、生まれつき茶色い髪を黒く染めるよう教諭らに強要され不登校になったとして損害賠償を求めた「黒染め強要訴訟」の第二審判決が、大阪高等裁判所で10月28日に出されました。
学校は髪の毛を黒染めするよう指導をしたことに加え、従わなかった生徒を名簿から除くなどの措置をとりました。これをうけて裁判では、校則の在り方に加えて、校則にもとづく指導につらなる学校側の対応の適法