見出し画像

人事の仕事ってなんやねん?

人事って言うけど一体何をしているのかご存知ですか?実は皆さんが思ってるよりめちゃくちゃ幅広いです。

「人事部」は会社によってもその機能が違います。パッと思いつくだけでもこんな感じ。

人に関することであれば、、、

  • 採用

  • 異動

  • 退職

お金関係であれば、、、

  • 月次給与

  • 賞与

  • 退職金

福利厚生であれば、、、

  • 社宅・寮

  • 持株会

  • 健康診断

もっと大きな視点で見ると、、、

  • 会社の組織改正

  • エンゲージメントサーベイ

  • ダイバーシティ

  • 人的資本

などなど、いろいろ挙げてもキリが無いです。
会社によっては「人事総務部」など、総務機能が一緒になっている会社もあります。

るっこらさんの人事の今までの仕事

  1. 国内の出張や転勤

  2. 社宅・寮の管理

  3. 海外の出張・海外赴任管理

  4. 人事異動(一般職・管理職)

  5. 退職管理・手続き

  6. 人員・要員管理

  7. HRBP

  8. 給与設定

  9. 賞与設定

  10. ダイバーシティ

  11. 障がい者雇用

  12. 個別労務問題

  13. 勤務管理

  14. 労働組合対応

  15. 人事評価

  16. エンゲージメント

  17. 欠勤・休職管理

多分細かいもの含めたらもっとありそうな気がしますが、このあたりをやってきたと自負はできるかと思っています。
たぶんこれでも人事の仕事の3割ぐらいかと思います。更に制度を運用する実務や、企画することもあります。
それほどまでに奥が深いのが「人事」の仕事です。

人事の仕事の流行り廃り

わたしが人事の仕事を始めた10年前と比較しても、トレンドは変わってると思います。例えばコロナが流行った時には各企業で在宅勤務が進みましたよね。

最近会社として制度化して整ってきている会社も多いと思います。

残業は昔は土曜日日曜日出勤当たり前。21時から営業の会議とかも普通にやってた時代がありました。(るっこらさんはギリギリこの世代に被ってました)

ワークライフバランス?男は稼いでなんぼ。家の事は妻に任せればいい。

男性で育児休業を取るとかありえない。

こんな時代がありました。更に最近じゃDXも入ってきて、人事もよりシステマチック(言い方古い)になってきてます。

“じんてきしほん“とやらを開示しないといけないらしい

最近は人的資本の開示、というのが流行りです。
人的資本とは、簡単に言うと、これまで感覚で表現していたもの、例えば「従業員のやりがい」や「退職率」など、はたまた女性の管理職比率など、人材に関するものを資本として捉え、それを数値化していこうと言うもの。株主や投資家、またはその会社の面接を受けようとしている人などが、開示された人的資本を見て、評価したりします。

簡単なものであれば、よく企業の採用のHPとかに載ってますよね。

更に分かりやすく言うと、

残業時間が10時間と60時間の会社のどちらで働きたいか?という事。

女性の管理職が30%の会社と、0%の比較でも良いです。後者より前者の方が“良い“会社っぽいですよね。

会社の売り上げや利益といった財務諸表が公開されているのと同様に、会社の「非財務諸表」も公開していこう、というのがトレンドです。

間違いなく、人的資本の開示に対応できない会社は数年後、10数年後にはとてつもない厳しい状況が待っていると思います。

誰だって売り上げ悪くて潰れそうな会社には入りたくないし、働きたくない。

で、その人的資本がどういった課題を示しているかというと、

○近年、企業が直面する人的資本に関する課題の例
✓ デジタルスキルの習得が間に合わず、新たなツールに順応できない主に50代の社員と、若手の社員の間で、コミュニケーションの齟齬と価値観の相違が生じている。

✓ 脱炭素化の進展で、化石燃料を使用する分野に従事する社員が、自分のスキルが陳腐化することに不安を覚えるものの、他のスキルの獲得や、他の部門への異動には踏み出せないでいる。

✓ 長引くリモートワークにより、各部署の目標や、個々人の役割分担について認識を共有しづらくなり、組織全体の管理コストが上がっている。

人的資本経営の実現に向けた検討会 報告書
~ 人材版伊藤レポート2.0~

一つ目はリスキリングというやつですね。2つ目はスキルを可視化するもの、3つ目はやりがいや生産性といったものです。これを「できている」「できていない」で表現する=開示していくのも難しいですね。

ポケモンみたいにその人の努力値、個体値、持ち物、性格が分かればどれだけ楽か。。。

人的資本にはまた今後触れていきたいと思っていますが、まずはるっこらさんの実録人事のお仕事シリーズを紹介していきたいと思います。ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?