2024年8月10日 旧暦七夕の日、仏前で般若心経を唱えてみる
2024年8月10日は旧暦七夕
帰郷してだいたい十日が経ちました。
今日は旧暦の七夕らしいです。
8月にはお盆があり、
原爆や終戦に想いを馳せる日もある…ということで、
「供養」に意識が向く時期なのかもしれませんが、
今年の1月から、
1945年を生きていた辻政信さんの御霊を発端に、
『般若心経』を唱えるということを
「できるようになったほうがいい」
と感じることがしばしばありました。
6月某日、
私に強烈な影響を与えたひとが
ご先祖さまの一員に加わったこと、
7月13日、思いがけず得た図書に
般若心経についての講義録があり、
「般若心経」関連の所蔵が増えたこと
7月末に
淡路島から、再び故郷に戻る流れになったこと、
今日に至るまでに起こった諸々から、
「般若心経を、意味を理解した上で唱え、
先祖に手向ける」
ことをしてみようと思い立ちました。
上記の経緯で、8月10日の午前中、
横田南嶺師の『はじめての人におくる般若心経』を読み、
その勢いで、
二十年来、入室することができなかった仏間に行き、
仏壇の前で般若心経を唱えました。
正直なところ、
読んで頭に残っていたのは
「自我に固執する見解を打ち破って、世界を空なりと観ぜよ。」
「皆それぞれが違う世界に住んでいる」
という言葉だけでした。
私は祖母に対して、
長い間「自我に固執する見解」によって
憎しみの目を向けていた…と思うのですが、
ここしばらくの旅で、
自分の未消化の愛着問題を直視する機会にも恵まれていたので、
「ああ、この辺は私の問題だな」と納得できて、
祖母という存在に、未だかつてなく穏やかな目を向けられている
と感じています。
私は「私の世界」を見ていただけなんだと思うと、
「ご先祖さま」としての祖母に思いを馳ること
に対して、抵抗が薄らいでいるようでした。
この日と「供養」との関わり
私は、旧暦七夕にご先祖供養との
つながりがあることを知らなかったのですが、
沖縄では、旧暦7月7日が
旧盆イベントのはじまりになるのだそうです。
沖縄では、祖母霊が孫娘の守護を担当するという習わしも
あるらしいので、
こういう情報が入ってきたこと自体にも、
何か意味があるのかな、と感じてもいます。
仏前でのお唱えが終わって時計を見ると、
ちょうど10:10…。
10月10日といえば、昭和19年に那覇大空襲があった日です。
昨年、ここしばらくお世話になっている友人に誘っていただいて、
沖縄に入港したのが10月10日。
その翌日、久高島で友人からそのことを聞いて覚えていました。
だからなんだって言われると、
なんも言えませんが。
私が8月にしたいのは、
自分のルーツを知ること
自分自身にある未消化の無念を癒すこと
先祖に思いを馳せること
です。
故郷に再び戻る流れになったことについても、
これらに着手することを促されているからではないか
感じています。
どこか頭がぼんやりしている時間も、しばしばありますが、
なるべく多くのことを得られるよう、
この期間に感謝し、必要な行動を選択していきます。
2024年8月10日 拝
知る・学ぶ・会いにいく・対話する・実際を観る・体感する すべての経験を買うためのお金がほしい。 私のフィルターを通した世界を表現することで還元します。