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台湾の空気感がすてきな漫画「緑の歌 - 収集群風 -」



私は漫画を読むのが好きで、いつもはTSUTAYAのレンタルコミックで借りてきて読んでいます。
そんな私が手元に置いて何回も読み直すお気に入りの素敵な漫画を今日は紹介したいと思います。

緑の歌 - 収集群風 -

台湾出身の漫画家 高 妍 さんの作品です。

小説を読んだような読後感

台湾が舞台ですが、主人公は、ジャパニーズカルチャーが好きで、細野晴臣の音楽、村上春樹の小説が好きな女の子。

大学に進学して台北に暮らしています。

細かい絵の描写、細かな心の揺れ動きが丁寧に描かれていて、まるで小説を読んでいるような気持ちに。

ページをめくる手をゆっくりさせて、ずっとこの世界観にひたっていたいと思わせます。

日本のカルチャーがふんだんに登場

作品の中に登場する印象的な曲は、はっぴいえんど風をあつめて。

村上春樹の小説 海辺のカフカ の名前がついた台北に実在していたブックカフェ。
東京新宿にあるレコードショップ disk UNION など。

本や音楽が好きな私にとっては、作品の中で東京を旅する主人公と同じ気持ちで読んでいてワクワクしました。

台湾に行った時の思い出やフィーリングがよみがえる

私は台湾が大好きで、出産する前は旦那さんと、子供が産まれた後は家族で何度か旅行で行きました。
その時の台北の街並みや素敵なアートショップ、本屋さんの思い出がこの漫画を読んでいるとよみがえります。

そしてなぜかとても落ち着きます。

台北の海辺的卡夫卡は閉店😢

作品に登場するブックカフェは、コロナ禍が落ち着いたらぜひ訪れたい!と思っていましたが、なんと閉店してしまっていました。

残念と思っていたところ、ふと見つけたこちらの漫画雑誌になんと、同じブックカフェが登場する読み切り作品が!

再見卡夫卡 バイバイ・カフカ 読み切り

作品を読んで、ブックカフェに行けた気持ちになりました。

不思議なシンクロ


物事はシンクロするものです。
昨日の記事で書きました「続ける思考」の本。
本の中に、この漫画が読みたくて、、、と書いてあった時には思わずおおっ!と声が!

こういう不思議なシンクロが起こることってありませんか?
繋がってるなあと思いました。

高 妍 さんは村上春樹さんの作品の挿絵も描いている

挿絵が気になって読みました。
父との関係を書いたこの作品。
高 妍 さんの挿し絵と文章が一体となり、なんというか懐かしさを感じました。

台湾の漫画作品 他にも読みたい

緑の歌 - 収集群風 - をきっかけに、他にも台湾の漫画家の方の作品を読んでみたいと興味を持ちました。

漫画って本当にいろんな作品があって、新しい出会いが尽きないです。



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