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「合いの手」のパワーすごい。

今朝、テレビをつけたらチャネルがEテレで、『にほんごであそぼ』が映りました。

ちょうど歌が始まって『あいあいあいのて』という題で「それから、どうした!」と掛け合いながら歌っています。


 それから どうした!(それからどうした)

 あいのて あいのて

 さあさ みんなで どっこいしょー

 せなかチョイとおす あいのてよ〜

 よべばこたえる あいのてよ〜


そうなんですよねー。背中を押してくれたり、力をくれたりするのは
ニュートラルに続きを誘う「それから、どうした」なんですよね。
最近、こんな「返答」あまり聞かないかも。

今、世間で多いのは

 それ どうした?  (ああ、興味ないのね)

 それ どうした?  (ああ、正解をもとめるのね)

 それ どうし?  (ああ、目的と原因が必要なのね)

じゃん。

こうしてみると、日本各地の民謡の合いの手は、みんな「いいねー」とか「うんうん」とか「それでそれで」とか。みんな超受容の超前向き。

こうやって来たんだなぁ。なんか、すごくいいなぁ。

そして、言葉の端々(はしばし)に、微妙なニュアンスとしての「本音」が含まれてしまうことも、それが決定的なメッセージになることにも改めて気がつきました。

「言葉の端々」って別に名詞や動詞のことではなくて、「が」「で」「は」「た」「て」とかの助詞のことなのですね。日本語の最小単位の一文字の助詞たちの力を侮ってはいけない。


ちょっと前に聞いたこんな言葉も浮かんで来て、

あんた、「やればできる」とちゃうで。「やったらできた」やで。


というわけで、

さあ、それからどうした、いってみよーう!



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