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カモに育てられたドラゴンの話【物語】_ど素人漫画家への道③_81日目

子どもの頃のらくがき帳の延長線上から、
漫画家になるまでを
記録していくマガジン、
ど素人漫画家への道へようこそ!🖌🎨🏠

このマガジンでは、
漫画家になるまでの日々で感じる、
あーでもないことや、こーでもないことを
記事にしていき、
リアル少年ジャンプを見ているような、
ハラハラドキドキをお届けしていきます。

引き続き4コマ漫画を描いています。
最後に載せていますので、ぜひご覧ください😁






今日は、ハロウィンだというのに、
昼夜カップラーメンの、ひもじい、
るかです。


はてさて、
今日も物語を書いてみようと思います。


何か創造するのは楽しいですね。


まだまだ慣れていませんが、
トレーニングとして、
思いついたものを書いてみます。

書き切れるかわからんけど、
書けるところまで書いてみよ〜っと!


では、レッツゴー🏃💨



カモに育てられたドラゴンの話

オオカミに育てられた、
人間の子どもは、言葉も話せず、
自分がオオカミだと、
錯覚して育つ。
人間にあったら噛みつこうとする、
なーんて話、
聞いたことありませんか?

オオカミの社会で生きてきた、
子どもは、
自分のことをオオカミだと思い込み、
それになんの疑いを持たずに
生きていくらしいです。


でもたまに、
こんなふうに思う時もあると思うんだ。


なんで自分は、
肉がうまく噛みきれないのか、
なんでみんなより、
匂いを嗅ぎ分けることができないのか。


だけど、それは、
誤差だと思うだろう。

だって、
人生全ての時間、
オオカミと過ごしていたのだから。


今日は、そんなお話です。



ある日、カモの巣から、
1匹のドラゴンが生まれました。

親ガモは、
なんて気高くかわいい子なんでしょう。
とその容姿に何一つ疑問を持たず、
大切に、大切に、時には厳しく、
そのドラゴンを育てました。

ドラゴンは、
スクスクと立派に
育っていきました。


ドラゴンが、少し育った頃に、
弟ガモが3匹生まれました。

かわいいかわいい、
カモたちです。


ドラゴンは、
自分と少し見た目は違ったから、
不思議だったけど、
そんなことは気にせず、

弟ガモのお兄さんとして、
一生懸命、
いろんなことをやってみました。


水が飲める川を教えてあげたり、
餌の場所を教えたり、
お気に入りの場所に連れて行ったり、
しました。


だけど、弟ガモたちは、
言うことをあまり聞きません。


みんなといても
なんだか楽しくありません。

一生懸命頑張ろうとしていた、
ドラゴンでしたが、
うまくいかず、苦しくなり、
1人寂しく、洞窟の中から、
外を眺める日々が続きました。


そんなドラゴンも、
そして、弟ガモたちも、
元気に外を駆け回れるほどに、
成長しました。


毎日、近所のカモたちと
楽しく遊んでいます。


幼少期では弟たちと馴染めなかった、
ドラゴンも今では、
すっかり周りのカモたちと
一緒に楽しく遊んでいます。

かけっこをしたり、
泳ぎ競争をしたり、
相撲をしたり。


ドラゴンは、体も大きかったため、
一際、足が早かったです。
相撲も得意で、
いつもドラゴンがいるチームは勝っていました。
みんなから、「お前すごいな!」と言われ、
いつも自慢げにしていました。

泳ぎは苦手でした。
いつもドベか、ドベから2番目。
こんなに体が大きいのに、
泳ぐのは遅いのです。


そんなドラゴンと弟ガモたちは、
その後も、
スクスク、スクスクと育っていきました。


青年と呼べるほどに
育つ頃には、
ドラゴンはモテモテになりました。

カモの集団の中にいれば、
人気者。

そりゃそうだよね、
ぜんっぜん、周りと違うのだから。


そんな人気者のドラゴンは、
ときたま、どこかの大人カモに、
石を投げられたりしていました。

なんでだろう?
不思議に思いつつも、
まあ、そんなに痛くないし、
いいやと、
心は少し苦しかったけど、
誰にも言うことなく、
ほっておくことにしました。


それから、数年、
ドラゴンも弟ガモたちも
大きくなりました。

大人と呼べるぐらいには、
大きくなりました。


兄弟それぞれの道に進み、
暮らしていきます。


ドラゴンは、村を離れ、
大草原に飛びだしました。

「ここは広くて、風が気持ちい。
なんて、いいところなんだ!」

ドラゴンは、
大草原を駆け回っていて、
あまりにも楽しかったので、

ここで、楽しく生きていこう!

そう決めました。


早速ドラゴンは、
大草原にすみかを置き、
ときたま外の街に出かける、
そんな、
暮らしを始めました。


ある日、街に出ると、
弟ガモや友達のカモに再会しました。

「よっ!久しぶり!」
なんて声をかけて、

ドラゴンは、
大草原でのわくわくした話を、
嬉しそうに話しました。


大草原での毎日は、
最高に楽しかったから、
みんなにも知って欲しかったのです。

だって、
風は気持ちいし、
草木も生い茂っていて、
水も綺麗。

夜は月と星が綺麗です。


そんな話を笑顔いっぱいでみんなに
話していたら、
突然1人のカモが煙たそうに言いました。


「へー、それでなに?自慢?」


ただただ、大草原のおもしろさを
伝えたかったドラゴンは、
びっくりしました。

しかし、
その場のカモたちは、みな、
それに同調するかのように、
黙りこけていました。


なんで。
なんでそんなこと言うの、、、


ドラゴンは、
街を去り、大草原に帰りました。

帰り道の夜空が
あまりにも綺麗だったので、
綺麗な夜空を見るたびに、
ドラゴンは今でも、
その日のことを思い出します。


その日から、
兄弟や友達がいる、
あの街には行くことは、
なくなりました。


そんな孤独なドラゴンですが、
大草原では、
トンビの友達、鷹のお兄さん、
陽気なフラミンゴ、物知りフクロウ、
たくさんの出会いがありました。

みんな、おもしろくて、
ドラゴンの毎日を楽しくしてくれました。


そんな日々が続く中、
ある日ドラゴンは、
1人で「海」
と言うものを見に行きました。


噂で聞いていた、
あの「海」です。


目の前に広がる、
大海原を見て、
ドラゴンは、大草原を見たあの日を
思い出しました。


そして、
その時ドラゴンは、
全てを理解しました。


「あぁそうゆうことなのか。」


ドラゴンは、数日後には、
きっと海に出ているでしょう。


このドラゴンの、
探究心は止まることを
許しません。

その理由はわからないが、
自分が生きる場所を探し続けている。
そんなことも、
一つの理由なのかもしれません。


生まれ育ったカモの村があっても、
おもしろい鳥たちがいる大草原があっても、
大海原に心を奪われたのですから。



彼の目には、
この世界がとてもつもなく、
美しく見えている。

醜く愚かなのは自分だけだと、
思い続けて、
それでもどこかで今も生きている。


はてさて、
このドラゴン、
いつ自分が創造上の生き物だと、
気づくのだろうか。


それは、ある出会いと共に
訪れることを、
まだドラゴン自身も知らない。



おーしまい。



今日の4コマ漫画

たまご、かも、どらごん。

夜中の2時とかに描いてて、
まじ眠すぎた。

久々倒れるように寝ましたわ。


では今日は、
この辺で〜

今日も1日楽しもう👋







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