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雨が降ると思い出す、意味が分からない思い出

なんとなーくFacebookを眺めていたら、半年ぐらい前の記事が流れてきました。『平気で人の傘を持っていく人 「自己中」「普通の神経なら考えられない」』(https://news.careerconnection.jp/?p=55878

本当にウッカリで『取り違え』をしてしまう可能性はゼロではありませんが、世の中には近い不能な価値観の持ち主がいるようです。

私が思い出すのは、数年前のお伊勢参りで出くわした謎の人との十数秒間です。

冬のはじめ、珍しく天気予報が外れ、急に冷たい雨に降られたことがありました。折角の旅行だし、雨にも負けずガシガシ歩こうと、売店でビニール傘を買いました。税込みで500円也。

その時は、私、夫、友人が男女各1名。大人4人です。雨が降り出してすぐに購入したので、すんなり傘をゲット。いざ、再出発と歩き出したところ、知らない男性が唐突に声をかけてきました。(その人達の会話からアラ還の4人組とすぐにわかったので、以降、オジサンと書いておきます。)

オジサン:「その傘、見覚えあるんだけどー」
あたし :「?」
オジサン:「そーのーかーさー。見たことあるんやけど!」←ダミ声関西弁あたし :(あ、これって、自分の傘だって言って強奪する気だな。せっかくのお伊勢参り、面倒くさいのに絡まれたくないなぁ…。)
オジサン:「かーさー」←まんぷく(朝ドラ)の桐谷さん的な胡散臭さw
あたし :(以前にもそんなことがあったわね。あの時は持っていかれたけど、私は学習したわ!今こそ特殊能力を発動よ!!)
     「(不安げに)あ、あぁ、傘?」
オジサン:「そう、傘。こーれ。」
あたし :「(まっすぐ目を見て)あそこの売店で買えますよ!まだ5本はあったけど。急がないと売り切れますよ!!(ニッコリ)」
…と教えてさしあげました。

必殺技『AKY(敢えて・空気・読まぬ)』を発動し、無駄な衝突を回避するのだ(笑)見ず知らずの関西弁オジサンと喧嘩するのはリソースの浪費だぞ、と。

強奪に失敗したオジサンは、連れのオバサンたちにドヤされながら、売店の前を通り過ぎていきました。バイバーイ

これまで、何度か似たような経験がありますが、物品強奪案件に関しては、相手は必ずオジサンからお爺さんの年齢層だったなぁ。なんでだろう?と思いつつ、橘玲さんの著書「言ってはいけない―残酷すぎる真実―」を思い出し、ニヤニヤしてしまうのでした。

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