【ポケモンカード】デッキ考察記録Vol.1.0 〜漆黒のエンブレイス〜
①まえがき
こんにちは、ルカです。
先日、レギュレーションマークDのカードがスタンダードレギュレーションで使用不可になり、それと同時に新シリーズ「ポケモンカードゲーム スカーレット・バイオレット」が始まりました。
ということで今回は、拡張パック「スカーレットex」に入っている「サーナイトex」と、「こくばバドレックスVMAX」を組み合わせた、所謂「こくばサーナイト」なるデッキを組んで軽く回してみたので、その考察と解説をしていきたいと思います。
②デッキ構築
まずはデッキ構築を見ていきます。
最初は上の写真のレシピで組み、それを調整した結果、下のレシピとなりました。
・こくばバドレックスVMAX(以後ダイマこくばと表記します) ×4
このデッキのメインアタッカー兼ドローソース兼エネ加速手段。
特性「めいかいのとびら」で手札の超エネルギーをベンチに加速しながら山札を2枚引けるという、いつ見てもイカれている性能を持ちます。
序盤〜中盤は、この特性で場にエネルギーを増やしながら山を引いて手札を整えていきます。
・こくばバドレックスV ×4
ダイマこくばの進化元。このカードもまた優秀で、上の技「シャドーミスト」は1エネで10点与えつつ相手の特殊エネルギーとスタジアムの展開をロックできます。
下の技「アストラルビット」は相手のポケモン2匹にダメカンを5個乗せる効果です。確定数調整やHPの低いポケモンを倒すのにもってこいな技です。
・サーナイトex ×2
このデッキのメインサポーター兼サブアタッカー。
特性「サイコエンブレイス」でダメカンを2個のせてトラッシュの超エネルギー1枚つけるという効果を、自分の番に何回でも使うことができます。この特性により、キルリアのリファインやハイパーボール等のコストでトラッシュに行ったエネルギーを場のポケモンに自由に加速でき、ダイガイストの火力上昇はもちろん、逃げエネの確保も容易にこなせます。
・エルレイド ×1
キルリアの分岐進化先となります。
特性「バディキャッチ」で、自分の番に1回山札からサポートを持ってくることができます。ネオラントVとの選択になりますが、エルレイドの場合、場や手札が整ってきて仕事を終えたキルリアに重ねるだけで毎ターンこの特性が使えるようになり、且つベンチも圧迫しないので、エルレイドの方がスマートだと感じこちらを採用しました。
・キルリア ×3
特性は「とりひき」や「やりくり」と同じ効果を持つ「リファイン」。手札を1枚トラッシュして山札を2枚引くことができる効果です。この特性とダイマこくばのめいかいのとびらで手札を整理していきながら、盤面を完成させていきます。
・ラルトス ×3
色んな種類のラルトスがいますが、今回はテレポートブレイクのラルトスを採用しました。
採用ポイントは
・HPが高い
・技がそこそこ優秀
という点です。
HPは現スタンで使えるラルトスの中で最高の70。
技「テレポートブレイク」は10点与えながら、ベンチと入れ替わることができます。
例えば、後1テレポートブレイクで10点与えながらベンチの「いたずらロック」のクレッフィ(後述します)と入れ替わって、相手のたねの特性をロック!みたいな動きもできます。
かがやくアマージョ ×1
本デッキのかがやくポケモンの枠はアマージョとなりました。特性「エレガントヒール」で自分のポケモン全員のHPを20、つまりサイコエンブレイス1回分のHPを回復することができます。
ガラルフリーザー ×1
特性「れいこくチャージ」で場に出しながら超エネルギーを2枚までつけることができます。
技「サイコレーザー」は自分についているエネを全部切って、120点をどこにでも飛ばすことができます。前ターン倒し損ねベンチと入れ替わった相手のエースをこの技で倒すなど、器用な動きをすることができます。
クレッフィ ×1
先程ちょろっと出てきた、昔あるところで「糞鍵」と呼ばれていたクレッフィさんです。(余談失礼)
特性「いたずらロック」でこのポケモンがバトル場にいる間、相手のたねポケモンの特性を一気に止めることができます。
かがやくゲッコウガの「かくしふだ」を始め、キュワワーの「はなえらび」、ゲノセクトVの「フュージョンシステム」、更にはミライドンexの「タンデムユニット」も止めてしまいます。
このように、たねポケモンの特性を軸に回していくデッキは、このポケモン1匹で大方止まってしまうのです。相手のデッキがそのタイプのデッキだと分かったら、まずクレッフィをバトル場に出すと、スムーズに準備が進むかと思います。
・霧の水晶 ×4
所謂超タイプ版のネットボールです。山から超タイプのたねポケモンか基本超エネルギーを1枚持ってくることができます。コストなしで且つ、状況に応じてポケモンかエネかを選んでサーチしてくることができる優秀なグッズです。
・ネストボール、ハイパーボール、レベルボール
今回は
ネスト×4
ハイパー、レベル×2ずつ
という配分で採用しました。
最初はネスト4 ハイパー4の配分だったのですが、このデッキは進化ポケモンを多く要求するのでハイパーのみだと毎回手札2枚切る必要があり手札が枯渇しがちだったので、キルリアを気軽にサーチできるレベルボールを後から採用しました。また、後述しますが今回は「冒険家の発見」を採用しそこでダイマこくばをサーチできるのでハイパー2枚でも十分回ります。
・ふしぎなアメ ×1
たねポケモンを1進化を飛ばして2進化ポケモンに進化させられるカードです。最初は2枚採用していましたが、キルリアを軸の一環としてデッキを回して行く以上、ゲーム中使っても精々1枚だったので結果1枚採用で留めました。
・ともだちてちょう ×1
トラッシュにあるサポートを2枚選んで山札に戻すことができる強いカードです。トラッシュにある使いたいサポートをこれで戻して、エルレイドの特性で持ってくるみたいなコンボもできます。
・ロストスイーパー ×1
自分の手札を1枚ロストゾーンに送った後、お互いの場のポケモンのどうぐとスタジアムの中から1枚選びロストゾーンに送ることができます。
手札にある使わなそうなカードをロストに置くことで、相手のポケモンについているどうぐや相手が展開したスタジアムを手軽にロストおくりすることができます。
・森の封印石 ×2
このどうぐつけているポケモンVに特性「スターアルケミー」というVSTARパワーを付与します。
「スターアルケミー」は山札から好きなカードを1枚サーチできる強力な効果を持っています。
必要なパーツが足りない時に山からすぐに持って来れる上、頂への雪道でも止まらない優秀なカードです。
・博士の研究 ×3
ポケカ随一の最強ドローサポートです。回してみて、3枚が1番バランスが良いと感じたので3枚採用しました。
・ボスの指令 ×2
相手のベンチポケモンを強制的に引き摺り出すカードです。特に語ることはありません。
・セレナ ×1
ドローサポートと、ポケモンV専用ボスの指令の効果の2つを持ち、状況によって使い分けられる優秀なカードです。
ボスの指令と違い、序盤に引いてきても手札事故の要因になりにくいのが特徴です。
・冒険家の発見 ×1
山札からポケモンV3枚までサーチできるカードです。
このデッキでは、こくばバドレックスラインのサーチに用います。
(このカードの効果初めて見た時、フーパEXのバンデットリングが浮かんだのは俺だけじゃないはず)
・モミ
場の進化ポケモン全員のHPを全回復する代わりに、ついているエネを全てトラッシュするカードです。デメリット効果はサーナイトの特性でカバーできるのでこのデッキとのシナジーは抜群です。
・貪欲な壺 ミモザ ×1
トラッシュのポケモンを5枚まで選び山に戻しで切った後、3枚ドローできるサポートです。
他は特にいうことはないかな笑
(学校最強大会の
ヤダ ヤバ うっそー!
最後の1匹 なんですけどー!
ってセリフ割と好き)
・シンオウ神殿 ×1
お互いの場にある特殊エネルギーの効果を「無色エネルギー1個分」に書き換えるスタジアムです。バトルスタイル系のデッキ(環境に多いデッキだといちげき型ルギアやフュージョン型ミュウなど)や、ダブルターボエネルギーを多く採用するデッキによく刺さります。
・未開の祭壇 ×1
山のトップを確認したり、そのままそのカードをトラッシュすることができます。
ドローソースで引いてくるカードの確認、山圧縮、サイコエンブレイスで加速するエネルギーの確保等、このシンプルな効果で色んなことができるスタジアムです。
・基本超エネルギー ×12
ダイガイストのダメージや、他のカードとのバランスをみた結果、12枚採用に落ち着きました。
③立ち回り
次にこのデッキの立ち回りを解説していきます。
・序盤
序盤はまず、場に「キルリア」と「こくばバドレックスVMAX(以後ダイマこくばと表記します)」を2体ずつ立てることを目標に回していきます。
特にキルリアを中心に立てていきましょう。
想定ターン数は2〜3ターン。この間に、キルリア2体、こくばは最悪1体でもいいので立てておきたいところです。
キルリア2、こくば1でもドローソースは3体確保したことになりますので、リファインとめいかいのとびらでダイマこくば2体乃至ハイパーボールはそこそこの確率で引けるかと思います。
また、相手のデッキがロスト軸、フュージョン軸、ミライドン軸などのたねの特性で回していくデッキと判った時は、即座にクレッフィを前に出すようにしましょう。(初手7枚でクレッフィを引いた場合は基本バトル場に出しましょう)
・中盤
中盤では、「リファイン」と「めいかいのとびら」を使って山を掘り進め、
・手札の整理
・場のエネルギー供給
・サーナイトexを立てる
これらに取り掛かっていきます。
まずは、リファインで山を掘りつつ手札の整理、めいかいのとびらで山を掘りつつ場にエネルギー供給していきます。
これらの作業の中で、キルリアの1体をサーナイトexに進化させましょう。
また、リファインやハイパーボールを使う際のコストを超エネルギーにしておくと、サーナイトexのサイコエンブレイスで一気に加速してダイガイストのダメージを上げたり、前を逃がしたい時用のエネルギーに活用したりできるので、2〜3枚トラッシュに超エネルギーがある状態を作っておくといいかと思います。
・中盤〜終盤
ダイマこくばの「ダイガイスト」を中心に、いよいよ「攻め」に入っていきます。
ダイガイストは、自分の場の超エネルギーの数×30ダメージ上がっていく、所謂青天井火力の技になります。
このデッキの場合、最大火力は脅威の370。VMAXポケモンもワンパン圏内に入れることができます。
・攻めの順序
序盤は、今のダイガイストの打点を計算しつつ、サイドプランを立てていきましょう。
すでに280〜310点ほど出るのであれば、相手のポケモンVSTAR、ポケモンVMAX(一部)、ポケモンex(1,2進化)等から倒していきます。
そこまでの打点はまだ出ないよ!という場合は、相手のたねのポケモンVやexから倒していきます。
その後、自分の残りサイドを確認しながらサイドプランを調整していきます。
・攻めでよくあった流れ
自分が回してよくあった流れとして、
ダイマこくばで攻撃
↓
相手の攻撃を耐える。
↓
逃げて2体目のダイマこくば
又はサーナイトexで攻撃。
↓
2体目のポケモンが相手の攻撃を耐える
↓
モミで2体とも全回復。
↓
サイコエンブレイスを中心にエネルギーを加速。
もう一度攻めに取り掛かる。
このような流れがよくありました。
④デッキに入りうるカード達
次に、今回採用を見送りましたが、回していく中でデッキに入る余地のあるかなと感じたカードを一部紹介します。
・ザシアンV(超)
超タイプの方のザシアンVです。番が終わる代わりに、山札から超エネルギーを加速することができる特性を持ちます。
・ネオラントV
手札からベンチに出した時、山からサポートを1枚サーチできる「ルミナスサイン」という特性を持ちます。サポートサーチ枠としてエルレイドとの選択になるかと思います。
・かがやくゲッコウガ
手札のエネルギーカードを1枚トラッシュし、山札を2枚引くことができる「かくしふだ」といつ強力な特性を持ちます。トラッシュしたエネルギーはサーナイトexの特性で加速できるのでシナジー効果抜群です。
・かがやくムゲンダイナ
手札からベンチに出した時、VMAXポケモンを2体直でベンチに出すことができる特性を持ちます。ダイマこくばを直でベンチに出せるのでスピードを求めたい方にはぴったりかと思います。
・ソーナンス
いちげきのバトルスタイルを持つソーナンスです。上の技「ミラーペイン」が強力で、自分のバトルポケモン1匹にのっているダメカン分相手のバトルポケモンにダメージを与えることができます。
・ポケモン入れ替え、あなぬけのヒモ
所謂入れ替え札です。他いうことなし。
・こだわりベルト
相手のポケモンVに対する打点が30上がる持ち物です。場にエネルギーが少なめな時、こくばにつけて打点を上げたり、サーナイトexにつけてミラクルフォースのダメージを220にして、相手のたねのポケモンVをワンパンするみたいな動きが多いかと思います。(ベルトを入れて回してみた感じは後者が多かった)
・葉隠れポンチョ
ベンチのポケモンVMAXとVSTARをサポートから守ることができるどうぐです。こくばを相手のボスの指令やセレナで引き摺りださせないようにすることができます。
・セイボリー
山札を3枚引きながら、相手のベンチを圧迫できる強力なサポートです。
・ツツジ
相手のサイドが3枚以下の時にしか使えない代わりに、お互い手札を山に戻して自分は6枚、相手は2枚引く、終盤1発逆転を狙える強力なサポートです。最初は採用していましたが、あまり使う回数が多くなかったため調整カード入りにしました。
・いにしえの墓地
超タイプ以外のポケモンにエネルギーを手張りする時に、エネルギーをつけたポケモンにダメカンを2個のせることができるカードです。超タイプ以外のデッキに当たった時はガン刺さりですが、今の環境ミュウVMAXやサーナイトex系のデッキが多く、それらのデッキに当たると腐り気味なため、今回は調整カード入りにしました。
⑤あとがき
ここまで記事を読んでくれてありがとうございました。こうやってポケモンカードの記事を書くのは初めてだったので、色々抜けてそうで不安で仕方ありません笑
実はもう一つ、新弾のポケモンを入れたデッキを組んだので、もしかしたら記事を出すかもです。
その時はまたよろしくお願いします。
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