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初めてのOD(オーバードース)

※自分語り、自傷行為についての話しがあるので注意してください。

タイトルの通り、私が初めてODをしたのは小学生高学年の頃でした。まだOD、オーバードース、過剰摂取などの言葉は知らなかったです。ですが薬は毒になる、と言う言葉は知っていました。

その日は何故か大泣きしていて、「神様助けてください」と何時間も祈っていましたが助けてくれない事を理解した途端、無感情になって家に常備している薬箱を開け市販の鎮痛剤を二箱用意して錠剤を一気に水道水で流し込みました。

「神様助けてください」と願っていたのは、性格を直してほしかったからです。

学校生活では私の性格、身なりが悪く人間関係が拗れていました。どんな風に性格が悪かったかと言うと一方的に自分の話したいことを話す、嘘をついて皆の気を惹こうとする、暴言を吐く、すぐに頭に血が上る、勉強に集中しない、不潔。これを性格として括るのか何か障害があるのか、家庭環境の悪さが関係しているのかは専門家ではないので私には分かりません。

ですが当時は神様に祈ってまでも直したかった。

鎮痛剤を一気に流し込んだ後、最初はふわふわと雲の上を歩いている様な浮遊感があり楽しくて笑っていました。自分の部屋に戻りしばらくすると胃がキリキリと痛み始め、嘔吐感、身体のだるさ、目眩が始まりました。顔色を確かめる為に鏡を覗くと肌の色、白目の部分が黄色に変化していました。

母にバレたら怒られると思ったので布団に横になり次の日まで寝たふりをしていました。意識を飛ばしては苦しくて起きる、それを繰り返していたので寝た気はしませんでした。次の日になると顔色もマシになり体調も普通とまではいかないものの戻り遅れて学校へ行きました。

こうしてブログに書いていて思う事は、大変恐ろしい事をしてしまったなと。あの時もしかしたら私は死んでいたかもしれません。

最近テレビでOD(オーバードース)の特集を見ました。それを見ていて私はODをする気持ちは良く分かります。ですが駄目だという事も理解しております。救急搬送されると医療従事者の方や警察官、通報してくれた一般の方、家族に大迷惑がかかります。私も迷惑をかけてしまった事がありますが、今は反省をして後悔もしています。

OD(オーバードース)が悪い事だ、迷惑な事だと私が理解出来たのは20歳を越えてからです。それまではODを繰り返していましたが、怒ってくれる人、泣いてくれる人、子供に言い聞かせる様に駄目な行為だと教えてくれる人がいたお陰で理解して、依存から抜け出せました。

今日書いた事は否定でも肯定でもありません。ただ自分の体験を書くことで誰かの助け、良い意味での勉強になれれば良いなと思います。

※私自身OD(オーバードース)を推奨しているわけではありません。

#自傷行為 #OD #体験談 #過剰摂取 #オーバードース


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