忠臣蔵 外伝 『元禄兄弟』
時は江戸、
新六は、父母と兄の四人で暮らすも、その生活は苦しく、
幼き頃、里子に出された。
だが、養父母との折り合いが悪く、喧嘩を重ねては実家へ連れ戻された。
そのため、幾度も里親が変わった。
新六は、生まれながらにして、三日後が予知できる不思議な力を持っていた。
人前では使うなと、父から止められていたので、新六はそれを守った。
成長した新六は、能力を存分に使い、殿様の重臣にまで出世を成し遂げた。
ある時、敵の攻略を予言した新六は、見事に敵を討ち取り、主君より城を与えら