マインドフル焼き芋

今日は昨日のミスの後始末に加えて、朝の荷物が多かったので、お昼間の時間はカフェインナップをすることができなかった。

なので、午後の便が終わったあとにカフェインを取りお昼寝をした。

お昼に食べたご飯の影響で血糖値の下降中ということもあるので、そこまでの覚醒感を得ることができない。

やっぱりいい感じに作用し始める時間や、自分の遺伝子タイプによって最適なタイミングが違うのかもしれないな。

夜はしっかりと配達する必要があるので、まず地図見を終わらせてとっとこ、焼き芋を食べようと思う。

これまで、あまり言いたいことを言わないタイプだったが、ここ最近はしっかりと自分の意志や考えを口に出すことができるようになってきた。

言いたい事を言うことが出来るととスッキリするし、話にも進展があるし、嫌われるかと思っていたが逆に好かれることも分かった。

大きな変化を求めると、何も行動を起こさなくなるが、日常の中に小さな変化を求めてギアを小さく変えることで少しずつ成長していくのだろう。

これの積み重ねが大きな変化に変わるという事がここ最近の、学びだ。

ここから話が大きく変わるのだが、始めてご飯を食べるときにマインドフルに、食べてみることに挑戦した。

いつも午後の便の終わりに、焼き芋と牛乳をセットで食べるのだが、その後の積み込みのことや夜の配達のことなどを考えながら食べる傾向があったので、今日は少し意識して目の前の芋に向き合って食べてみることにした。

と言うのも、最高の脳の休息と言う本を読んでいて、この中にベーグルをマインドフルに、食べる瞑想が出てきたので、焼き芋で挑戦してみたのだが、結果から言うと意識の向け方を変えるだけで芋がとても美味しそうに見えてきたり、食事をするという行為に、多くの動作が隠れている事が分かった。

芋をかじるまでの手の動き、迎えに行く口の動き、見えていなくても距離感を間違えることなく口の中の程よいラインまで芋を受け入れて、かじるという一連の流れ。

色んな動作がある中で、意識を小さな動作に向けようと意識しても、勝手に浮かんでくる雑念。

いかに普段の食事中、食べるという行為に集中していないかに気づくことが出来た。

そして、無意識でも多くの動作を出来る人体の働きにもびっくりしたものだ。

距離感を謝れば、喉の奥に芋を入れすぎて、えづいてしまうし、口を開けるタイミングを間違えれば、歯にあたってしまう。

そんな小さなミスを起こさないように自動に動いてくれてるのだと思うと、凄いななんて思うのだが、現代ではこれに加えて動画を見たり、音楽を聞いたりと余計なことを自分で追加してしまっている。

これでは、マルチタスクになってしまって脳が気づかないうちに疲弊してしまうのも、納得できるものだ。

そして、何よりもマインドフルに、食べることで、食材が少し愛おしく感じる点があったのにびっくりだ。

口の中で、皮と実の部分がどのように、分解されていくのかを想像したり、手に持っている芋を初めて見たかのように、眺めていると、色合いや形、触った感触、口の中の食感などと色んな特徴を持っている事に気づく。

これまでただの、焼き芋だったのに少し意識の仕方を変えるだけで、その芋がどのように育てられて、どのように運ばれて、どのように調理されたのか、なんてことに意識が向いている事に気がつく。

そしてこの想像すらもが、雑念であることにも気づくことが出来たので、雑念を受け入れて芋に意識を向け直すという事を、繰り返すのだが、思ってるよりも食べてるときの雑念は多いし、口の動きなどに意識を向けながら食べ続けると、結構な体力を使うことに気がつく。

そしてこれは芋とは関係ないことなのだが、自分が右の奥歯でしか物を噛んでいない事に気がついたので試しに、左で噛んでみたら味の感じ方も食べるペースも変わることに気がついた。

たった一回の、たった一本の芋からこんな多くのことを学ぶことができるなんて思いもしなかったのだ。

マインドフルに、ご飯を食べるということは、これから気が付いたときにはどんどん試していこうと思う。

面白いし、集中力を鍛えるには最適だし、気づきもある。

何より、いつもの1.5倍は美味しく食べれるのが最高だ。

今度試しに、素材の味を活かした料理などをノイズキャンセルした無音の空間でマインドフルに、食べてみたいものである。