マレウス君バースデー時空論(※ツイステ7章ネタバレ考察)
こんにちは。もうあまりに超展開な7章and寮服パソスト食らって色々テンションおかしくなってます筆者です。
あちこちでツイステ世界の考察が行われてるのに便乗するぞー!
※ATTENTION
こちらはツイステッドワンダーランドのメインストーリー最新話である7章チャプター2に関する考察となります。
そのためメインストーリー最新話及び他イベントストーリーのネタバレをガッツリ含みます。ご了承の程よろしくお願いします。
また。今回のnoteは以前7章Chapter2を読了した際に上げたツイートを精査しまとめ直したものとなります。
ざっくり内容だけ知りたいよという方はこちらをお読みください。
疑問提起:マレウス君は本当に今までのループ軸を作ったのだろうか。
まずマレウス様の今回の暴挙と、この台詞の後のタイトル「ツイステッドワンダーランド」を見て思わず
「今までの世界線はプロローグ前だった?」
やら
「ツイステ世界はマレウス様が作った?」やら色々言われている。
実際「ヴィランを物語の主人公に据えた世界」って考えれば一瞬納得してしまいそうになるのだが、正直思ってしまうのだ。
本当にマレウスがループ軸を作ったのか?
そもそも今回のオーバーブロッド何かおかしくなかったか……?
と。
では何故、彼が今までのツイステ世界…少なくともメインストーリーの世界を作ってきて訳ではないないだろうと思うのかの理由を
マレウスのオーバーブロッドが異質すぎる点を絡めつつ話していきたい。
理由その1:そもそも最初のラスボス誰だった?
第一に、そもそも一番最初に監督生が見た戦いの場にいた獣はマレウス様ではない点だ。
監督生目線ではこの獣と戦った後に
「貴方に、私に、彼らに、残された時間は少ない」という学園長の声を聞くのだ。
しかも、プロローグの獣の正体はグリムであると5章から監督生のフラッシュバックにて示唆されており。
彼のブロッドの結晶を本能的に好んで食べるという習性から石を食べつづけたらいずれあのラストへ向かうのは想像に難くない。
マレウス様が最初からツイステ世界をループさせているのなら、ラスボスはマレウス様になると思うのだ。
むしろあのオバブログリム(仮)にまだグリムがなってないことを鑑みると。彼があの巨大な獣となってしまうにはまだ条件が達成されていないのだ。
実際オバブログリムにはオーバーブロッドしグリムが食べたであろうブロッドの結晶の身体的特徴が出ている。彼の翼部分にはどうあがいてもドラゴン、ないし蝙蝠の成分が必須。つまりグリムのあの姿はマレウスかリリアのオーバーブロッドから発生するブロッドなしに成立しないのだ。これは現状との明らかな矛盾である。
理由その2:7章のオーバーブロッドはヴィランの行動をなぞっていない。
次に7章のオーバーブロッドは今までとは違いあからさまに異質な点だ。
何故なら7章マレウスはマレフィセントの動向からかけ離れすぎているのである。
正直登場セリフが眠りの姫のオマージュをしっかりしているため分かりづらくなっているが。
今回マレウスはリリアのお別れパーティーにちゃんと招待状をもらっている上
肝心のパーティー内容も「生誕祭」ではなく「お別れパーティー」完全に中身が違うものなのだ。セリフとマレウス登場シーンのみが同じという完全に頓珍漢な状態なのだ。
更に、今までのオーバーブロッドはちゃんと各寮に対応したヴィランの悪事に準えてきていた。
ハートの女王の首はねからの裁判
スカーが画策したムーの群れ攻撃
アースラの契約
ジャファーによる催眠
イーヴィルクイーンの毒林檎
ハデスによるタルタロス解放
と、理由こそ大元のヴィランと違う可能性があれど、オバブロに至る行動そのものは1章から6章までずっと。念入りにヴィランの悪事を行なってきていたのである。
しかし7章のマレウスの行動は違う。
何故ならマレウスは姫一人を呪いにかけるのではなく。皆を眠りに誘っているのだから。
これはではマレフィセントの呪いではなくオーロラを育てた三妖精が行なったことた。
完全にヴィラン側の行動からすら逸脱している中でのオーバーブロッド。これは今までのオーバーブロッドとあからさまに違う点なのだ。
理由その3:マレウスはオーバーブロッドを作為的に誘導されてない。
第三に、マレウスのオーバーブロッドは第三者が人為的に誘発することも。はたまたオーバーブロッドを予測する事も不可能な点だ。
まず6章にてイデアが「なんでオーバーブロッドしたんだこの3人」にあたるレオナ、ジャミル、ヴィルに関してはあからさまにストレスを誘発する罠が仕組まれていた可能性が高い。
レオナに関しては、7チームトーナメントでシード権があるはずなのに1回戦で二回当たるというどう考えても異常なトーナメント表等、黒幕が対象をオーバーブロッドへと追い詰めるために仕組んでいるのがあからさまである上
ジャミルに関してはそれこそカリムの寮長指名周りにアジーム家からの寄付金を匂わせる発言によりストレス負荷がかかりやすいよう誘導(しかも2ヶ月遅れのカリムの編入と言う形でジャミルに不自由を意識させるように誘導してる)
ヴィルにはVDCにネージュを参戦させるという形で彼が逃げられない舞台を用意。
(アズールの今年はという発言からして、ヴィルは過去VDCに出ていない。元来登竜門たるVDCに人気モデルの彼が出るのは新人発掘潰しであるからだ。ヴィルのフェアプレー精神を鑑みれば、今年はネージュが出る為、対抗馬として出ざるを得なくなっている可能性がある。)
こうやってみると上記三人のストレス要因は第三者が用意可能ということがお分かり頂けるのではないだろうか。
ちなみに上の何でオバブロしたんだ面子以外も
リドルはちゃんとNRCに入学してから一年厳格なルールがエスカレートしていってた様が1章で描かれており。
アズールは去年も同じ虎の巻を利用した手口を利用している。つまり第三者から見てもある程度オバブロに至る経緯を予想できるようになっていたのだ。
そして極め付けは6章
冥界ダイブでもしない限りオバブロしない体質なイデアをステュークス本部へ誘導している第三者がいるという示唆や本人の発言から
NRC生にオーバーブロッドを誘発しにかかってた第三者、黒幕がいるのでは?と読者にわかる様に提示されていたのだ。
そこにきて全く誘導のカケラのない7章である
何せ、リリアの自主退学の話を皮切りにマレウス様がいいことを思いついただけなのだから。
そして、唯一この場で「自身の退学」という札を使いマレウスのストレス負荷を誘導可能な存在たるリリアはが7章ラストで驚愕と焦りを隠せていない以上。
彼にストレス負荷をかけられる第三者は存在しないのだ。
おまけにリリアの退学が決まったのは一週間前であり、彼がリリアに送るべきものを見つけたのはリリアのお別れパーティ中なのだ。
しかも。思いついた「贈り物」の内容は彼の魔力がとんでもなく高いからこそ可能な賢者の島全てを巻き込んだ常識外れの大魔法。まさに第三者視点からして
「こんなのどうやって予想しろってんだ!」
となる案件なのである。
理由その4:マレウスのオバブロ舞台は用意されていた。
第四に。黒幕(学園長)がマレウスを作為的にオーバーブロッドするよう促す場合、アニメ「眠れる森の美女」の物語をなぞるにうってつけなイベントがメインストーリーでひたすら示唆されつづけていたのだ。それが
「学園対抗マジカルシフト大会」である。
上記のnoteに詳しく書いたので詳しい解説は省くがマジカルシフト学園対抗戦は毎年5月に行われる盛大なお祭りイベントだ。
しかもNRCとRSA。2つの学校が合同開催する大会であり。
おまけにオーロラ姫要素が多分に含まれるシルバーの誕生日である5月開催。
学校を一つの国に準えるなら2国の合わさるお祭りかつオーロラ姫たるシルバーの誕生日
という因果がすごく綺麗に成立するお祭りが存在しているのだ。
その因果の合致具合はまさに6章でイデアの言及したオーバーブロッドに必要な゛因果゛を揃え切るにおあつらえ向きの場所である上
マレウスが「マジカルシフト」でワンマンプレーで誰一人活躍させなかったことは2章で既出。
更にマレウスの寮服パソストから見える他寮長からの恨まれぷりから見るに、学園長が狙ってたろう未来は「マレウスが人間を顧みない大魔法でNRC生を押さえつける→疎まれる→原作のマレフィセントと同様「祝祭(マジカルシフト大会)に招かれない」という因果の果てにオーロラ姫たるシルバーに呪いを授けるのを防ぐシナリオだったのではないかと思うのだ。
こうやって見ていくと、いかに実際の7章が因果から外れているかがよく分かる。
実際このマジカルシフト学園対抗戦。なんと3章からちゃんと5月だと示唆されつづけ
今回7章Chapter2で思い出せと言わんばかりにかなりマジカルシフト大会に言及し直してきている。関係ない方がおかしいのだ。
理由5:マレウスの行動が黒幕の行動と無関係すぎる。
第五に、ツイステの今まで貼ってきた伏線に7章マレウスのオーバーブロッドが全く関与していない点だ。
皆様気づいているとおもうが、各寮長(一部副寮長)のオーバーブロッドを誘発しているのは十中八九学園長である。というか上のオバブロした生徒の経緯にやたら出てくる学園長以外に誘発が無理筋すぎる。更に、学園長はグリムや監督生にわざわざオバブロ関連事件の解決依頼なんかを持ちかける上
6章ラストにてグリムの体調を露骨に心配しているあたり彼の目的は「ブロッドの結晶をグリムに食べさせること」なのはあからさまだ。
このことから考えられるのは。
内容はまだ把握しきれないが学園長の目的の過程に「グリムにブロッドの結晶を食べさせる」という過程は必須事項なのだ。
そして現状グリムとブロッド周りについて事情を調べ始めてるキャラは6章にて示唆されたイデア他複数人いるが実はマレウスは知っている枠には入ってない。
マレウスもメインストーリーに2章から出ているが彼の交流は基本グリムとではなく監督生なのだ。
この状況が示唆すること。それは今までの0章〜6章までの思惑である「ブロッド石をグリムに食べさせる」という内容にマレウスが全く関与していないということだ。
更に7章Chapter2では学園長が本当に焦っている。見返すと分かりやすいのだが1章から6章までオーバーブロッドの現場やステュークスへの連行等の時一度も冷や汗ひとつかかず落ち着いて行動してい学園長がこの状態。
この状況が、7章のオバブロが0〜6章でずっと巧妙すぎる計略を張り巡らせていた学園長の中ですら計画外だということをまざまざと表している。
ここまできたら。今までのメインストーリーと。マレウスがやろうとしているループは別物だと解釈した方が筋が通ると思うのだ。
理由その6:マレウスの気質
そして第六にマレウス様の気質、性格上の問題である。
エンドレスハロウィンにしろ、寮服にしろ7章にしろ。彼の「他人がどう巻き込まれるか」の想像力に欠けた行いをかましてきたこと。
彼に今まで描かれてきた巧妙なツイステ世界そのものを作る想像力があると考えにくいのだ。
noteにて解説したがツイステ地図は架空の歴史を用意した上で開発前の姿が読み取れるレベルで作られている。しかし、現状のメインストーリーにおける。まだ人という種族に対する認知が曖昧であり茨の谷の外にほとんど出たことがないマレウスが、人の歴史に配慮するだろうか。
実際マレウスが今回自分の茨のドームで覆ったのはツイステ世界全体ではなく賢者の島のみ。
彼が世界を改編ないし生成したらツイステ地図には賢者の島の外が無くなってしまうのではないだろうか。
そして極め付けはこれ。マレウス様は夢の中に何も失わない世界を作ろうとしているのだ。
そんな彼が作った世界に下手すると人が死にかねない「オーバーブロッド」という現象が果たしてあるのか疑問なのだ。
結論:マレウス様゛は゛メインストーリー時空を作っていない。
以上。6つの理由を持って
マレウスがループ世界を作るにせよ、今までのメインストーリーはマレウスが作ったものではないのではないか? と筆者は思うのだが如何だったろうか。
最初、あまりの超常展開とタイトルコールに全部マレウスの仕業??となってしまった方は多いと思われるがふと冷静になって考えてみると(いや流石に無理ないか?)と思っていた方々が納得できる理由が一つでも有れば嬉しく思う。
とはいえやはり7章チャプター2にて最後、続きを失ったタイトルコールが出てきてしまった以上彼が何かしらの世界干渉に近しい行為をしたことは確実だ。でもメイン世界線は恐らく作っていないというのはどういうことなのか。
答えは簡単。マレウスと同等の能力を持った存在がメインストーリーのループ世界を作っているのだ。
ここで思い出してほしい。6章にて明確に「家系由来で遺伝するユニーク魔法がある」という情報が出たことを。
そう。つまりドラコニア家の者であればマレウスと同じユニーク魔法が使える。という話であればマレウス以外が「メインストーリー世界」を作っていたとして、矛盾が発生しないのだ。
そしてドラコニア家のユニーク魔法が世界への干渉であったり。新しい「夢の世界」を生成することができる代物ならば。ハロウィンをはじめとしたメインストーリーと確実に矛盾したイベント世界線の存在にも説明がついてしまうのだ。
結論:マレウスが作った世界線は…
さて、メインストーリーから明らかに逸脱した世界線にあるイベントストーリーが、ツイステには既に沢山ある以上、イベント全てではないか何かしらに7章のマレウスが作った世界線が既に混じっていてもおかしくない。
ではマレウスはどんな世界を作ったのだろうか?
ここで7章に立ち返る。マレウスはリリアとの別れを惜しんで「夢の世界」を作ろうとしていることに加え、
マレウスの祝福を授けた時のこの言葉。
加えてハロウィン等から見える彼のパーティー好きな性格に加え極め付けはコレ。
そう「三回目」というメタい言葉。
ここまで来れば答えは出たも同然だろう。彼が作ったのは「バースデー時空」だったのではないだろうか??
なるほど「死」を憂いた彼が作る世界が「歪んだ誕生の祝福」に満ち溢れるのはとても符号として綺麗だと感じるのだ。
マレウス様…衣装センスすごく良いですしね。
理由その7:バースデー時空は一番歪んだ時空である
さて、ツイステにはあからさまなメインストーリー時空以外のものが存在するがその中でも一番歪みが激しいのがバースデー時空だ。
そもそもNRCは600人の生徒がいる。私達の知る22人のキャラクターだけであればいざ知らず、皆の誕生日のたびに豪勢なパーティーをするということは無理がある。
そもそも1章にてハーツラビュルの「なんでもない日」は誕生日ではない日に行われてる。となるとそれこそハーツラビュルはパーティーだらけの毎日となってしまう。
更にあの豪勢な料理や飾り付けを毎回やるとなると莫大な資金がかかる。
いつも資金繰りが大変そうでオンボロ寮の生活費どすからギリギリな学園長があのような豪勢な誕生日を生徒一人ずつ祝うことが出来ないのは明白であるし。
何よりサマーホリデー(恐らく7月から8月)やウィンターホリデー(年末年始)があり学校に人がいない時にもバースデーパーティーが執り行われているのだ。
しかも毎年毎年衣装を変えてパーティーをおこないつづけて早3年。これはあからさまな異常なのだ。まさにマレウス君が7章の際に生み出してそうな歪んだ世界として成立しているのではないだろうか?
まとめ
・マレウスは今までのメインストーリー時空は作っていない。
・マレウスのオバブロは今までを考えると異質
・マレウスのオバブロは、メインストーリーの黒幕が計略に組み込めてない想定外案件。
・世界改変はドラコニア家のユニーク魔法であるためマレウスがメインストーリーを作らなくてもおかしくない。
・マレウスの今回作った夢の世界は誕生日時空である。
以上である。
これがあたってたら私はマレウス君のことを
「誕生日職人マレピッピ」って呼んでやるからな!!
(どっかのオルタ化職人みたいなノリ)
ちなみに。ツイステ君の周年記念もマレウス君のバースデー時空だと思います。
ツイステ君三周年おめでとうーーー!!
ってかこれからのバースデー衣装どう見ればいいのだろうか…分からない…分からないんだよ…
補足:7章リリアの動向。
リリアのお別れパーティーにて彼がわざわざ半年前のマジカルシフト大会の事件の話を話に出して「手打ち」という落とし所に持ちこむ話をしているあたり。シナリオが読み手に「マジカルシフト大会」再意識させにかかっているのは露骨だったりする。
まぁ彼は学園長のシナリオ通りマレウス及びディアソムニア寮が孤立するのを回避するべく動いてますがね。学園長が止めないあたり何らかの手段でグリムに渡すブロッドの結晶はリリアのオーバーブロッドかなんかで用意できる算段だったんじゃないかな…
つまり。今回の7章の事件は既定路線に入る前に。リリアのお別れパーティーとマレウスがオーバーブロッドしてしまうというイベントによって強制的なちゃぶ台返しに至ったのではないか?
ちゃぶ台返し…まるでマレウス様のマジフトプレーのようだ
今回は以上です。
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