推しが引退するから考えた、Vtuberの中身について。

※酔った状態で書いています。
 ただのはけ口です。

推しの一人が引退する。きっと聞かないだろうと思っていたVtuberの歌ってみたを初めて聞いた人だった。んで、聞き続けている人だった。

私自身としてはVtuberは明確に中身が居る存在だと認識しているが、同時に個であるという面倒な考え方をしている。よく話題になる前世とかについてはそれを必死になって否定する事は無いが積極的に見る事は無かった。
私の好きなVは好きなVであって、中の人はいるんだけど、そこにある別の人格が表に出る事は求めていなかった。

推しが引退する。その人は唯一無二の声と世界観を持っていた。その人がデビューした理由は音楽で食べていけるようになりたいからだと言っていたのは知っていた。別の名義(前世)を持っているのも知っていたけどわざわざその名前を調べる事はしなかった。だから結構売れてきているのは知らなかった。

推しのオリジナル曲が好きだった。カバー中心でオリジナルは2曲しかなかったけどその世界観が最高に好きだった。初めて再生リストを丸々自分のマイリストにコピーした。カバーもオリジナルもたくさん聞いた。その声で何度も泣いた。でもあるときから投稿が急に少なくなった。

ある日twitterで引退予定のtweetを見た。寝耳に水だった。配信頻度が減っている事も投稿頻度が減っている事もわかっていたけど別にストーカーでもないし、そんなこともあるかなって思ってた。youtubeチャンネルも消すと書いてあって、自分がたくさん聞いたその人のオリジナルもカバーも全部消えてしまうみたいだった。

理由は某所でのみ話すという事だったけど、確信として多分個人としてのアーティスト活動が軌道に乗ったんだろうなと思った。たくさん音楽を聴いてきたけど特別だと思う声だったから売れないわけないと思ってた。だからまあ、きっとまたどこかで出会えるだろうって漠然と思って納得してた。悲しいけど仕方ない。

何日かしてそのVの曲を聞いた。全然納得できてなかった自分に気づいた。理由があるのはわかるけど何で私の好きなあの人が居なくなるんだろうと思ってしまった。

調べる事はなかったその人の前世を調べた。前世の名義で上がっているたくさんの曲を見た。開いたらたくさん聞いたことのある声で知らない曲を歌っているその人がいて、どういう感情を持てばいいのかわからなかった。コメント欄には「こんな素敵な声初めて聴きました!」ってコメントがたくさんあった。

Vには中身がいる。その体のままずっと生き続ける人もいれば、そうじゃない人もいる。それは個人の自由だし、視聴者はそれに従うしかない。ガタガタ言う方がかっこ悪いって思う。ましてや引退した後に後も追えない人達がたくさん居る中で追える相手がいるのは幸福だと思う。

でもメリー、貴方が居なくなるのはやっぱり悲しい。それが貴方の幸せなのはわかってるけど悲しいと思うのぐらいは許してほしい。どういう話し合いがあったのかはわからない。この結果が本意なのかもわからない。明日からは私の好きな声で歌う別の貴方を好きになれると思うけど、今日は居なくなる貴方を思って泣いてしまうのを許してほしい。お願いします。


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