最近見た映画の感想(2021年前半)

元々会社の近くに暮らしてたんですが、何年か前に引っ越して通勤時間が延びたり。

リモートワークになって横で流し見する事が増えたり。

映画を見る量が結構あったんで見たことを忘れないためにも感想を書きます。映画館じゃなくてアマプラで見た奴ね。ネタバレは控えめ。

アマプラの視聴履歴って見つけにくい上になんか見たはずの奴消えてて厄介…。


ダイバージェント(三部作)

ハリウッド版なろう小説ってレビュー書いてあって笑ってしまった。正直三部作にするほどのストーリーのボリュームは無くって、別に1作に全部詰め込めたんじゃない?って感じの内容だった。

なろう系という言葉が指す通り主人公が特別な存在だ!って事が嫌ってほど強調された内容で周りちょっとバカ過ぎない?って場面も多いんだけど、最低限楽しむ為には「生まれつきこんな世界だったら考え方も偏ってしまうんだろうな」って思えば多少理解できると思う。でもやっぱりバカが多い。良くも悪くもハリウッドっぽい内容。CGとかは綺麗だし見ごたえは多少あるかな。


ジュラシックワールド(二部作)

子供の頃ジュラシックパーク初代はメッチャたくさん見たんだけど、それ以降見てなかったので見てみた。やっぱりデカイ恐竜がガシガシ動くのは迫力もロマンもあるのですごく楽しい、迫力もあるので映画館とか4DXで見たら楽しかったのかなと思う。

正当続編って感じなのかな?旧作のテイストは残しつつ、新しい物に適応しつつって感じでパニック物としての完成度は高いと思う。旧作の悪い部分(脚本の都合上キャラの動きが悪い方向に向き過ぎて冷める)というのはしっかり引き継いでいるのでそれは許容していくしかないのかなって感じはある。


トゥモローウォー

CMいっぱいやっててCMの作りも良くて面白そうだったので見てみたけど、CGはすごかった。うん。CGは。あと状況的な絶望感の演出とかその辺はすごかった。ハリウッドっぽいってばっかり書いてる気がするけど、ハリウッドっぽい映画でした。

前述の2作と比較しても目に見えてヤバいぐらい登場人物の頭が悪い。未来の戦争に現代から適性のある人を派兵して使い潰していくって根本設定に無理がありすぎだし、現実感が無さ過ぎて笑ってしまう。もっと打てる手段たくさんあるよね?っていう感じが頭にこびり付いて離れなくてちょっと楽しみ切れなかった。


パージ:大統領令

書く前にタイトル調べなおして気づいたんだけどこれ5部作?の3作目なんだね。普通に単独の映画として楽しんでたわ。殺しを含めた犯罪が許可されるっていう世界観なんだけど、まあホントに暴力描写に振り切ったって感じの作品となってた。

一個いい点としてキャラの立ち方が振り切ってる。(人数が多いから活躍は十分じゃないかなって感じはするけど)序盤に出てくる万引き少女がパージ始まったらメチャメチャ狂気じみたクソガキ化したりして、人間の残虐性という物をよく表現してるなーって感じ。


第九地区

上映当初メッチャ気になってて、結局見ないまま終わってた作品。思ってたのとだいぶ違ってビックリした。意図的な物かもしれないけど、主人公が割とゲスで共感出来ず、それに対してエイリアン側が割と(まあコイツもヤバいポイントはあったけど)まともというか共感出来るタイプという面白いキャラクターだった。

後半の流れとか最後とかちょっと消化不良感がある気もしたけど、一応続編があって撮影中という事らしいので、期待。


AI崩壊

AIって書いてあったから見てみた。まあ邦画っぽい作品という感じで、結局AIはフレーバーというか舞台装置に過ぎなくって感動的なストーリーを演出するための道具という感じ。あと若干だけどミステリー要素あり。

途中出てくる技術的描写等は完全に俺でもわかる低レベルな奴なので、AIについて期待して作品を見るのは止めた方がいいと思う。それ以外の部分は凡作という感じ。


コンテイジョン

前から気になってた上にコロナ時代を予見してたと噂されてたので見てみたけど、確かに現状を驚くぐらい正確に予想してる。感染初期の混乱とか知識あるふりしたアホが誤った情報ガンガン広めて社会混乱を広げるとか。

リアリティ以外として作品自体の出来もすごい良くて群像劇が好きな俺には楽しめた。パニック物の名作だと思うんだけど、コロナ以降の世界では違った見方になってしまうのはちょっと残念かなって気もする。


感染列島

ウィルスパニック物の邦画版…なんだけどこっちはさほどリアリティは高くない。というかこれもやっぱりコロナ後で印象が変わってしまう映画なのかな?ウィルスパニックが起こってるのに全然世界に危機感が不足してて、それによって登場人物が感染とか院内感染発生とか、そりゃそうでしょ!!!って言いたくなるポイントがとても多かった。

まあこれも邦画あるあるで長い上に最後は感動オチに持っていくのでそういうのあんまり好きじゃない僕はちょっと…って作品で

突入せよ! あさま山荘事件

昔から結構赤軍の話とか結構好きで、まあ思想自体は100%真逆なんだけど暇なときにみんなwikipedia見て重大事件の記事とか読んだりするよね?それで良く読んでたから背景や内容は頭に入った上での視聴。元祖シンゴジラと呼んでも良いぐらいお手本のような日本の政治がグダる光景を描く群像劇。

特筆すべきはこの映画の原作者=この映画の主人公(役所広司)という点でよっぽど当時苦労したんだろうなあという恨み節がメッチャすごいグダりっぷり。ちょっと長ったるい感じはするけど元々興味がある自分は楽しめた。警察側視点だけなので、事前知識ないとちょっと楽しめない内容なのかな?って気もする。

運び屋

老クリントイーストウッドが人生ってこういうのだよねって作ったような作品だと思った。ストーリーは劇的じゃなくて静かに推移していく。とにかくクリントイーストウッドの演技が凄くてこの人の存在で映画が成立していると感じた。

普段こういうテイストの映画ってあんまりみないんだけど絶妙な読後感が素敵な作品だった。一人の人生を一部追体験したような濃厚な感覚に陥る。隙が無い作品で感想が難しすぎる。


ニンジャバットマン

バットマンって名前つけてやりたい放題しただけ。バットマンとして見るなら歴史に残るクソ映画かなと思うけど、関係ない単独作品として見るならまあ普通の作品かなという感じ。


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