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でるでる?国内未発売ゼルダ

今回はファミコンが出てから6年後の1989年に海外で発売されたゲーム&ウオッチ版のゼルダの伝説「ZELDA」を語っていきたいと思います。 国内未発売です。(因みにタイトルの「でるでる」はスチャダラパーの「でるでるゼルダの伝説」からの引用ですw)

ディスクシステムの「リンクの冒険」の後に海外で発売されたこのゲーム&ウオッチ版ゼルダの伝説はマルチスクリーンシリーズ最後のタイトルでした。次の年の1990年にはスーパーファミコンが出たと考えるとゲーム&ウオッチは相当息が長かったと感じています。

日本ではPCエンジンやメガドライブが発売し、とっくの昔にゲーム&ウオッチはおもちゃ売り場から消えていた頃、アメリカではまだまだ現役でした。
当時のアメリカのゲームの印象はNESが2年遅れでの発売だったのもあり、最新機種に対してもすぐには飛びつかないイメージでした。
昔からやはり任天堂の信頼は絶大でゲーム&ウオッチも長く愛されていたのだと感じています。

なぜ私が国内未発売の「ZELDA」を持っているのかと言うと、高校時代にアメリカのロサンゼルスに行った際、たまたま寄ったゲームショップにて日本でも見た事が無いゲーム&ウオッチを発見!「これは絶対欲しい!」という気持ちになり家族のお土産よりも優先して速攻で買ったのを覚えています。それだけインパクトが強かった思い出があります。

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肝心のゲーム内容もとても良く出来ていて、
ガノンではなくドラゴンにさらわれたゼルダ姫を救うためにリンクがダンジョンを冒険するという目的はディスク版と一緒。画面はリンクの冒険と近く横から見た構成で、下画面でゴブリンを倒し上画面のマップを見ながら最上階を目指します。ボスであるドラゴンを倒すとトライフォースをゲット出来、8つ集めるとゼルダ姫を救出という流れ。アタックボタン一つで攻撃と後ろ前の防御が出来る仕様になっており前後の敵の攻撃をタイミングで切り替えられるのが楽しいです。
ライフが満タンだとソードがちゃんと飛んで攻撃出来るのもファミコンのゼルダと同じ仕様!ライフを回復するポーションもあり十字キーの下を押せばいつでも回復が出来るのも非常によく考えられていて面白い。

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下ボタン「WATER OF LIFE」でライフ全回復

そして驚いたのが今までのゲーム&ウオッチの「GAME B」のボタンが無く、代わりに「CONTINUE」となっていて、得点は0になってしまうもののトライフォースは継続したまま続きが出来るのはRPG感覚で驚きでした。

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なんとCONTINUEボタンが!

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ドラゴンとの死闘の末最後のトライフォースを手に入れ無事にゼルダ姫を救出!!
この写真を撮る為に時間がめちゃくちゃかかりました…😅

という訳で、今回はすでにゲーム&ウオッチのブームは去り次世代機が待機している状態で結局日本では「でなかった」ゲーム、海外のみ販売された「ZELDA」の紹介でした。

To be continued…

2021年6月14日 ルイレイ

追記.なんと!「ゲーム&ウオッチ ゼルダの伝説」が2021年11月12日に発売します!収録されるのは、初代「ゼルダの伝説」と「リンクの冒険」、ゲームボーイ版「ゼルダの伝説 夢をみる島」価格は5,480円

まさかこれを書いた2日後にE3で発表するとは…w

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