【漫画】服を着るならこんなふうに【おすすめ】

～理論～

こんにちは。

今noteで「オススメの漫画5選」みたいなハッシュタグがあるらしいけど、5選むずっっっと思ったのでとりあえず最近の激推し漫画を紹介します。こんにちは。

「服を着るならこんなふうに」

あらすじ
・服がダサいアラサーのお兄ちゃんに妹がファッションのいろはを教えてあげる

以上でございます。

この漫画は「めっちゃ面白い！読んで！」というよりかは、「めっちゃタメになるし読んで！」という感じのおすすめです。でももちろん面白いです。

主人公の祐介はスーツで仕事、休みの日は家でゲーム。私服は適当(ネタTシャツにパーカーばっかり)。久々に昔の同級生たちと会うとなんだか皆がオシャレになってて自分が置いていかれたような気分に……

そんなお兄ちゃんを見かねた妹が、メンズファッションについてのノウハウを少しずつ教えていって、祐介もだんだんオシャレを楽しめるようになっていく…というお話です。

「服を着るなら」の良いところ

①理論だ
理論なんです。メンズファッションは(我が物顔)。

「服を着るなら」はイラストが漫画家の縞野やえさん、企画協力にファッションバイヤー・ブロガーのMBさん、そして担当編集の方の3名で製作している漫画で。

MBさんから展開されるファッションの理論(作中では基本的に妹が説明してくれる)、読むと「なるほど～～」となる(語彙力は無い)。

この漫画メンズファッションの漫画だから当然やけども本当に男性に良い漫画だと思う。
男性というかいわゆる男性脳の人とか理系の人とか。
料理の「少々」「適量」やファッションの「センス」「トレンド」みたいな曖昧な言葉に腹を立てて理詰めしてしまいたい人に向いてると思う。

私は自分で得た知識を人にペラペラと喋るのが好きな人間ですが、そういう人に向いてるとも言える。言語化して理解したい人向け。

②絵が良い
縞野さんの絵も良い。とても親しみやすいキャラクターたちで、表情も豊か。動きもいい。なにより頭身がしっかりしているので服装で印象が変わったことが良く分かる！
本当に試着室から出てきた人を見た時みたいに「お！ええやん！」ってなる。

よく考えたらモノクロの漫画でファッション伝えるのすごい難しいと思うんですよ。でも伝わる！すごい。

私は祐介の妹が結構好き。
ファッションが趣味と言っても派手な子ではなく真面目な大学生で、ファッションに関心があって自分で勉強したら詳しくなったよってタイプの女の子。
ちゃっかりしていて、毎回お兄ちゃんと服を見に出掛けて教えてあげる代わりにお礼としてデザートねだっちゃう所とかが可愛い。

③リアルな人物描写
端的に言うと、

「最初に買ったズボンめっちゃ気に入っちゃってもう１つ買っちゃった」

「もう妹いなくても服を買える！と思って服屋に行って結局店員に乗せられて自分が使えない服めっちゃ買っちゃった」

みたいな…なんと言えばいいのか、こういう「人間あるある」が詰まっている。失敗ばかりではなく。
これは祐介だけではなく他のキャラクターもそうなので、読んでて楽しく共感出来るのではないかな～と思います。

「服を着るなら」をおすすめしたい人

具体的なエピソードを話し出すと一生話すのでまとめます。この漫画をおすすめしたいのは

・服装に自信ないけどユニクロなら勇気振り絞って入れる人
(ユニクロがよく出てくる、具体的な商品名も)

・メンズファッションを言語化して理解したい人

・もう今更ファッションについて人に聞けなくて「興味ないし」と意地張って夜ちょっと泣いちゃう人

・自分で服を買っても他の服と合わせられない、イメージと違うな…と思う人

・彼氏の服がダサいから変えたい彼女
(彼氏に読ませるも良し、彼女が読んで教えるも良し、２人で仲良く読むのも良し。喧嘩しないように)

・なんか面白そう！と思ったそこの人(性別問わず)。

…などですかね。
私はこの作品を知ってからずっと気になっていて(なぜなら自分の服がダサいから)、読んだらめっちゃ面白いやんけ！！となりました。
メンズファッションの話ですが、女性にタメになる所も多々あり！十分楽しめます。

大判コミックの売り場に置いてあることが多いと思います。１冊税込みで1,000円ぐらいするので少し手を出しにくいと思うかもしれませんが、教科書と思えばそんなもんです。教科書ですこれは。

そして今10巻まで出てるかな？
実はここまで黙っていたんですが、私まだ3巻までしか読んでません。すみません。
4巻は今手元にあります。これから読みます。

怒らないでください。逆に考えれば3巻までしか読んでないのにこの推しよう。これから色んな展開、色んな状況でのファッションについての話が読めると思うとワクワクします。

今は外出がなかなか出来ない時期ですが、外出できるようになった時にみんなが思いきり好きな服を楽しめますように。

(良いこと言ったな)

それでは私は4巻を読むので失礼します。