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ブロール(旧:ヒスブロ)視点で見る! カルロフ邸殺人事件

※公式の用語変更のため、ヒスブロ(ヒストリック・ブロール)については当記事ではブロールと呼称します。ご了承ください。

みなさんこんにちは。
バーチャルPWの重寝 累花です。

カルロフ邸殺人事件のリリースが近づいてきましたね。
今回からドラフト・ブースターとセット・ブースターが統合され、プレイ・ブースターとして発売されます。
MTGアリーナも例外ではなく、スペシャルゲストカードザ・リストなど、下環境向けのカード群が収録・実装されるようになりました。やったね。
※MTGアリーナでは一部差し替えがあります。

兄弟戦争や機械兵団の進軍のボーナスシートと同様、ブロール的には悪さをするカードが追加されるかもしれない土壌なので要注目ですね。もちろんセット本体も負けてはいません。
ユニークな容疑者、被疑者、犯人が盛りだくさんです。
ではさっそく見ていきましょう。

セット全般の特徴

変装、偽装、証拠収集、事件など様々な新規メカニズムに加え、探偵ものらしく調査がフィーチャーされたり、赤白が大隊っぽい能力(3体以上でアタック)を扱ったりしています。
後半戦らしい、とてもはちゃめちゃなセットですね。
また、今回登場する変装は変異に近いメカニズムです。
タルキール覇王譚の記事でも取り上げましたが、変装以外で裏向きになっていたとしても表面が変装を持つクリーチャーは表返ることができます。
一応覚えておきましょう。

僅かながら抜け道が増えてきて世知辛い

今回登場する伝説のクリーチャー・プレインズウォーカーは27枚です。
これまでに登場したラヴニカのネームドキャラクターたちに加え、新顔も多数登場していますね。
《現実を掘る者イクシドール》はザ・リストから登場です。
こういった意外な追加が今後は見られることになるでしょう。
※プレリリース限定の3枚はMTGアリーナでも入手できる前提で追加してます。マスタリーパスか何かでしょきっと……

ザ・リストは今回からリミテッドにも影響を与えます。
そのためか手がかり(アーティファクト・トークン)を有効活用できるものや、証拠収集と組み合わせやすいカードなどが多く収録されています。
既にMTGアリーナに収録されているカードも多いですが、いくつかブロールにも新しい影響を与えそうなカードもありますね。

みんなだいすきスペルスネアも!

さら美麗フルアートで再録されるスペシャルゲストカードもあります。
イクサランにもありましたがセット・ブースター、コレクター・ブースター限定だったのでMTGアリーナには実装されていませんでした。
ブロールにマナクリプト来ても困るので今回からで良かったかもしれない。

強力なカードもありますが、元のレアリティに関わらずすべて神話レアになっているのでワイルドカード消費的には痛いのが難しいところ。
《湖の水難》など、別バージョンが低レアリティで入手できるカードもあるので最近始めた人は検索の際に気を付けましょう。
もちろんイラストに拘るなら別です。

ブロールだとコーディのオリカかも?

注目の統率者

《命狙いの逃亡者、エトラータ》

新エトラータ。
まさか戦うヒロイン枠になるとはこの累花の目をしても見抜けなかった。

暗殺者が戦闘ダメージを通すたびに相手のライブラリトップを偽装し、さらに4マナで反転可能&非パーマネントでも反転して唱えられるという、油断ならないアドバンテージ獲得能力を持っています。
相手のデッキ依存とはいえ最低でも2/2護法(2)が手に入るため、何の役にも立たないということはまず無いでしょう。

2マナ以下の暗殺者は7種(多相と《金属ミミック》含む)しかいません。
3ターン目にエトラータ着地、即偽装は出来たらラッキー程度です。
余談ですが7種というのは1マナ緑単接死の枚数と一緒なので、《牙持ち、フィン》の最速ムーブと同じくらいの確率ですね。そう聞くと多いかも?
《暗黒の儀式》《闇市の人脈》みたいなのもあるので若干エトラータの方が成立しやすいかもしれません。

また、エトラータはパワー1のため指輪所持者とも相性が良いです。
あの手この手で相手のライブラリトップを誘拐してしまいましょう。

《進化した謎、ヴァニファール》

新ヴァニファール。
戦闘開始時に手札を偽装するか、無色クリーチャーにカウンターをばら撒くことが出来ます。

緑絡みなので3ターン目着地からどんどん手札を偽装し、横並びを増やす戦術を取りやすい統率者です。
ドローして打ち消して、手札で腐ってるカードを偽装して……というだけでも戦えるので、かなり使いやすい部類に入るでしょう。

手札から任意のカードを偽装できるので、《次元切開》などで重いパーマネントを踏み倒すプランも取れます。
4ターン目に《全知》なんか出た日にはたまったものじゃないですね。
進化しすぎです。

《地震土竜、アンズラグ》

モグラゴッド。
グルールカラーの統率者は競合相手も多いですが、4マナパワー8は他の追随を許さない圧倒的暴力パワーです。(次点はトラクソスのパワー7)
チャンプブロックもほぼ許さず、除去を掻い潜って殴れる準備を整えてしまえばたちまち相手のライフを摘み取ってしまうでしょう。
要求コストは重いですが、能力起動+破壊不能付与ができると相手の盤面を
ほぼ壊滅させることもできます。

単純にパワーおばけなので、統率者としての採用は勿論のことポルクラノスポジション(早期着地すると強いクソデカ生物)としてメインデッキへの採用も検討できそうです。

注目のカード

《死人に口無し》

黒い全除去ソーサリー。
珍しく全てのクリーチャーを吹き飛ばせます。
証拠収集6で《外科的摘出》のような能力までついてきますが、ブロールでは基本土地と一部のカードを除いて複数枚入れることはできません……創出とかで後から増えることもありますが。
とはいえおまけで墓地を1枚追放+手札を見るのは十分嬉しいので、余裕があれば狙っていきましょう。

《長い別れ》

新しい黒の2マナ除去インスタント。
マナ総量3以下しか割れませんが打ち消されず、PWも対象にできます。
《魅惑の悪漢、マルコム》《遵法長、バラル》など青くて軽いシステム統率者に対して滅法強く、護法も貫通できるので《策謀の予見者、ラフィーン》なども討ち取れます。
激戦区ではありますが2マナ除去の新たな選択肢となるでしょう。

《下生えの偵察者》

アップキープに墓地の土地を1枚戦場に戻すエンチャント。
タップインなのでテンポはやや遅いですが、フェッチランドを戻し続ければ延々マナ加速をすることもできます。
《ギトラグの怪物》など、土地を扱う統率者の多くで採用を検討できるでしょう。

《緊急の検死》

証拠収集が必要ですがアーティファクト、クリーチャー、エンチャント、プレインズウォーカーを1枚ずつ割れるインスタント。
《戦争の犠牲》とは異なり流石に土地は割れませんが、インスタント4マナの動きとしては十分破格です。
証拠収集6~8を用意できればマナファクト+クリーチャーかPWを割れそうなので、除去呪文が十分入っているかある程度切削をするデッキならコストも無理なく賄えるでしょう。

諜報ランド

確定タップインですが基本土地タイプを持ち、ETBで諜報できる2色土地。
2色の組合せ全てが登場します。

フェッチで持ってくることもできるので占術ランドより扱いやすいかもしれません。タップインデュアルランドの中では優先度高く使える方でしょう。

注目のカード:ザ・リスト

《進化の飛躍》

MTGアリーナ限定ザ・リストに収録。
《茨の騎兵》と入れ替えでやってきました。
なんで《死の雲》まで差し替えなんですかデデドンさせてよ

場のクリーチャーを生け贄にして手札を補充するため、除去対応で起動などでなければ損する寄りですがトークンをばら撒くデッキなどでは採用が検討できます。
あとは《タッサの神託者》型の《願いの頂点、イルーナ》なんかは純粋な強化ですね。
最近は《全知》型が優勢だったので見るようになるかもしれません。

《レオニンの遺物囲い》

戦場に出たときにアーティファクトかエンチャント1つを追放し、死亡すると戦場に戻すレオニン。
マナファクトや厄介なエンチャントを軽く処理でき、さらにナイトメア能力なのでスタックしてブリンクや除去をこいつに撃つと永久追放を狙うこともできます。
ダブルシンボルだけ少しネックですが、生物で置物処理をしたいデッキでは程よい選択肢となるでしょう。

注目のカード:スペシャルゲストカード

《亡霊の牢獄》

攻撃クリーチャー1体につき2マナ要求するエンチャント。
いわゆる《プロパガンダ》系のカードですが、MTGアリーナにはこれまで
《赦免のアルコン》《アルガイヴ国家執事、ベイルド》しか類例がなかったので一気に強さがランクアップしました。
攻撃的なデッキに対しては最高クラスの妨害となるでしょう。

《加工》

アーティファクト1枚をサーチします。
以上。

《犠牲》

クリーチャー1体を生け贄に捧げ、墓地のクリーチャー2体をリアニメイトします。
統率者構築デッキでも常連カードなのでそちらで見覚えがある人も多いかもしれません。いつもはアンコモンなのに……
出てくるクリーチャーはタップインですが3マナのアクションとしては破格で、大物を2体釣ることができれば勝利が一気に近づくでしょう。
《年経た枝指》あたりにとってはオリカかも。

《ギャンブル》

こちらもEDHではよく見かけるカード。
好きなカードを1枚探せますが、1枚ランダムディスカードするため目当てのカードを捨ててしまう可能性もあります。まさにギャンブル。
イゼットカラー絡みなど、ある程度手札枚数を確保できるデッキだと的中率も上がるので上手く引き込んでいきましょう。
《悪魔の教示者》が禁止なのでこれもアウトだったらごめんなさい。

おわりに

今回はカルロフ邸殺人事件の注目カード紹介でした。

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